John Shanks
昔からSheryl CrowやSteevie Nicksといった女性ロックアーティストと相性のいいプロデューサーだが
01年にMichelle Branchのデビュー作を手掛けたことで評判を呼ぶ。
それが元でポップ・アイドルのプロデュースに活躍しはじめ、今やThe Matrixに代わって当代1の売れっ子に。
このへんの関係図は、スーパーアイドルHilary Duffの1stと2ndアルバムの人選を比べると明らか。
精力的な仕事ぶりが評価され、今年のグラミー賞にもノミネートされている。
ざくざくと歯切れの良いギターを重用し、風通しの良い音が特徴。ドライブっぽいです。
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Autobiography/Ashlee Simpson
セレブファミリー、リアリティTV、John Shanksのキーワードで、チャートを制した巨大アイドル。
まさに時代の申し子的活躍で、人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」での口パク騒動さえも、それに拍車をかけるよう。
自身もセレブへの階段を、今まさに駆け上がっていく途中。
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Hilary Duff/Hilary Duff
デビューアルバムからわずか1年で、ロック色を増した意欲的なセカンドアルバムをリリース。
主演映画も次々と公開され、日本へのツアー来日も果たした。
更に自身の映画のサントラに収録した姉Haylie Duffとのデュエットも話題を呼び、姫は今年も大忙しだ。
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Speak/Lindsay Lohan
そんなHilaryの最大のライヴァル、Lindsay Lohanもアーティストとしての活動を本格スタート!
とはいえこれまでも数々のサントラに曲提供しており、デビューへの準備はばっちり。
Good girlなイメージの強いHilaryに対し、Bad girl的スタンスで売るLindsay、
曲は流行のティーンロックだが、外見同様グラマラスな歌声が魅力。
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Butch Walker
元はMarvelous3というバンドのフロントマン。解散後、ソロ活動と並行してプロデュース業を始める。
アーティストの持ち味を壊さないプロデュースが得意で、中でも日本人好みの陰のあるポップスは十八番。
SR71やAmerican Hi-Fi、Simple Planといった青春系バンドを次々とヒットさせ、
2004年、Avril Lavigneに起用されたことで遂にプロデューサーとして大ブレイク。
これで今後女性アーティストとの仕事も忙しくなることは必至。
そんな彼の素顔は、35歳のイケメンロック野郎!!
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Under My Skin/Avril Lavigne
当然のように売れているAvrilのセカンド。 日本の年間チャートでは軒並み1位を獲得し、その人気を見せ付けた。
ゴス路線には賛否両論だが、実力派SSW Chantal Kreviazkとの邂逅により生まれた、
アルバム後半を支えるミッド・ナンバーは粒揃いの出来。
歌唱力も前作より格段に深みを増し、まだまだ成長が楽しみなアーティストだ。
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Gold Medal/The Donnas
華やかな外見を見てポップ・バンドと思い込むのは早とちり!
彼女らはインディー時代から一貫してハード・ロックを演奏し続けるスーパー・ギャル・バンドなのだ。
アグレッシヴな雰囲気には相変わらず痺れるが、新たに加わったほのかな艶っぷりがまた!
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Max Martin
Max Martinと言えば、90年代にBSBやBritney Spearsを次々大ヒットさせたスーパープロデューサー。
起承転結のはっきりした曲構成と、フックのきいたメロディセンスでアイドル黄金時代を作り出した。
そんな彼もアイドルトレンドの変化によって、ここ数年はすっかり鳴りを潜めていたが
今年、地元スウェーデン出身のAna Johnssonのプロデュースによって表舞台にカムバック。
早速Kelly Clarksonの最新シングルを手掛けたりと、これからまた旋風を巻き起こしてくれそうな予感。
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The Way I Am/Ana Johnsson
モンスター映画「スパイダーマン2」にシングル「We Are」がフィーチャーされた大型新人。
アルバム全体は意外とポップな内容ながらも、一本筋の通った体育会気質は音以上にロック!
この健全なロックアティチュードは、むしろ同性が惚れてしまう格好良さだ。
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Breakaway/Kelly Clarkson
アメリカンアイドル初代優勝者。バラードが売りだった彼女も時流にのってポップロック戦線へ新規参入。
Avril Lavigneが曲提供した泣きの勝負曲「Breakaway」が先行して大ヒット、
続く超ポップな「Since U Been Gone」も弾けた歌唱が気持ちよい。やっぱこの歌唱力は確か。
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<<番外編>>Gwen Stefani
プロデュースというものが、対象をいかに”らしく”演出するか ということであれば、
今年のベスト・セルフ・プロデューサーは間違いなくGwen Stefaniであろう。
個性的なファッションで知られ、自身のブランドまで運営する彼女が、
自分の音楽の好み、それに伴うヴィジュアル、更にはベストな人選までを理解できない訳がない。
Andre3000、Dr.Dre、Nellee Hooper、Dallas Austin、Neptunes、Linda Perry、Eve、Jam&Lewisといった凄まじい面子を
適材適所で配置した、Gwenの、その感覚こそが凄まじい!!
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Love,Angel,Music,Baby/Gwen Stefani
No Doubtのボーカルでありファッション・アイコンGwen Stefaniが遂にソロ・デビュー!
旬のプロデューサー、ゲストを一同に会させた挙句、それらを惜しげもなく自分好みにフル活用させた
Gwenだからこそ許される、豪華で可愛くてハッピーなアルバム!!
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