タイムショックレポ.
タイムショックレポ完全版 第1部・出場権獲得までの道のり(1〜5)
タイムショックレポ1:タイムショックへの道
○本編に進む前に・・・○
タイムショック参戦レポにおける主な登場人物
サイコ:一応リーダー。実力は浮き沈みが激しい、くせに目立ちたがり。
だちゃん:堅実な働きのチームのマドンナ。謙虚で可愛いぜチクショウ!
ろみちゃん:クールで知的なチームのブレーン。なのにおやぢギャグ連発。
まおりちゃん:東京に引っ越した3人の共通の友達。
だちゃんのママ:引率してくれたしっかり者のお母様。
草やん(草柳氏):担当してくださったテレ朝のスタッフさん。
たけやん(武田氏):同じくお世話になったスタッフさん。
※注意※
このレポは一部脚色・フィクションを含んでいます。まるっきり信用しないように!!
本番当日のことをお話する前に。
そこに至るまでも長い道のりがあった訳で。
まずどうして応募することになったかというと。
話は3月にさかのぼります。
まだタイムショック21が、通常番組(?)として放送されてた頃、こんな告知がありました。
「高校生大会開催!!」
前からクイズやりたいな〜とは思ってましたが、
これはまさに、チャンスもないままに日々を過ごしてきたサイコの目の前にぶらさげられたニンジン!(意味不)
友人マッキーにそそのかされて、「じゃあマッキーと私とまおりちゃん、だちゃん、ろみちゃんの5人で」
という感じで気楽〜に応募したら、3日後ぐらいに電話がかかってきてすげー驚いたのでした。
なんか、えーっって感じのまま、予選を受けたんですけど、
期末テスト&修学旅行が重なって勉強できず(ということにしておく)落ちました。
ていうか聞いて驚いて! 私その時4点しか取れなかったの(笑)
その高校生大会のオンエアを見たときは、「超高レベル!! 出なくて良かった〜っ」なんて言ってました。
そんなこんなで日々は過ぎ、忘れかけていた7月初め。
りんりんりん。
我が家に一本の電話が・・・
それがサイコはもちろん、ろみちゃん&だちゃんの運命さえ変えることになる!
「もしもし、テレビ朝日タイムショックの者ですが。」
「はい・・・?」
「夏にまた高校生大会があるので、出場チームを探してるんですけど、いかがですか。」
えーー!!?
タイムショックレポ2:電話予選
「だちゃんだちゃんー!!」
大急ぎで電話するサイコ。
サイコ:「ちょっと聞いてよ! 実はさっき・・・云々・・・・」
だちゃん:「えー、マジでー!?」
サイコ:「どうする!? 今回は3人1組らしいんだけど!」
だちゃん:「じゃあ、今回はろみちゃんと私とサイコかな・・」
4月の時点で、親友まおり嬢は東京に転校。
5人はみんな仲良しだけど、4人は特に、まおりちゃんを中心に輪ができてたの。
という訳で、ここに、新チーム結成!!ですよ。
マッキーも快く応援してくれました。
そしたらまた電話予選するってことで。今回もテスト後に(死)
サイコ:「さすがに4問はやばい・・・」
さー運命の日がやってきましたよ。
7月14日、日曜日。
うちに集まって電話を待つ。
実は前回の予選の時は30分ぐらい遅れてかかってきたんで、
今回もそうだろうと高をくくっていたら・・・!
5分前にかかってきちゃったよ!!
心の準備できてないっ!
「は、はい もしもしっ」
「こんにちは、テレビ朝日の武田と申します」
あわわわわ。
「じゃあ今から質問をした後、電話でクイズをするということで」
トップバッターはじゃんけんに負けた可哀想なだちゃん(笑)
しーかーし、武田さんの巧みな話術のおかげか? 和やかに進んでいく質問ターイム。
でもってクイズ!
見守る私たち。
だちゃんの口からは「ルーマニア!」とかなんとか(憶えてない)問題が予想も出来ない単語が次々に。
12問終了!
「え・・・結構良かった、ですか?」
なんと!だちゃんはかなり良い結果を残したらしい。
2番手サイコ、また4問とか、とっちゃったら、どうしよう!!
ドキドキはよそに、一応リーダーなので質問がながーい。
面白いのでちょっと調子に乗ってみたり。
とか言ってたら「クイズいきます」
1問目!
「元アイドル、石川秀美の夫は?」
・・・は?
誰だよそいつ。
両方だれ。
つー訳で一発目から落としました(死)
しかも「濃い口醤油と薄口醤油はどっちが塩分が高いか?」という質問、
濃い口って答えなら最初から問題になる訳ありません!
なのにひっかかりました(爆) もー家庭科苦手すぎ・・・
なんとか終えてろみちゃんにバトンタッチ。
超不吉な予感v
ろみちゃんがやってる間も、「やばいかも・・・」と焦る。
最後にまた私が電話に。
「どうでした・・・!?」
「いやー、皆さん結構高成績ですよー」
そ、その言葉を信じるよ武田さぁぁん!!
結果は次の週の終わり頃わかるということで・・・
ところがまた意外な展開がサイコ達を待ち受けていた!!
タイムショックレポ3:「ごーかくです!」
次の日。月曜日。
学校で、昨日の予選を3人で反芻しつつ。
「どうかなー」「微妙・・・」「土曜って遠いよね」などと話し合う。
帰宅。
そしたらおかんが、クイズ本買ってきてるし!!
サイコ:「まだ決まったわけじゃないじゃんっ」
母:「でも結構イイ線いったんでしょ?」
サイコ:「そりゃーまあそうだけどさあ・・・」
内心、サイコは本当に判断つきかねておりました。
合格か不合格か。
確かに武田さんの口調だと割と良さげだった。
でもそんな、うちらの次に予選を受けたチームもたくさんいるだろうし。
前回のこともあるし。
今回は点数教えてもらってないからなあ。
悶々としながら、そう、その時、私は「世界まるみえ!」を見ていたのだよ!!
りんりんりん
母が電話に出る、母の表情が変わった、その一瞬を私は見逃さなかった!
テ、テレ・・・
おかんが興奮しながら電話をサイコに差し出す。
テレ朝か!!!
えーどうしようどうしよう。
これってやっぱ受かったってことなの!!?
自分の部屋に駆け込みつつ。
だって土曜に言うって言ってたのに!
すげえフライングだよ!
<再現>(興奮の為一部記憶消失)
「はい、代わりましたっ サイコです。」
「えー、言いますよ、 ごーかくです!!!」
「ほんとーですかーっ!?」
「本当、です!!」
もう細かいことは憶えてませーん。
とにかく「やったー」とか、嬉しがってた気がする。
細かいお話を聞き。
「また連絡します」ということで。
すぐさまだちゃんとろみちゃんに連絡。
ここで2人の反応の比較をどうぞ。
だちゃん:「ええー、うそっ どうしよう、どうしよう〜!!」(猛烈に困惑するだちゃん)
ろみちゃん:「まっ じでぇぇぇ〜〜〜!!?」(”ま”にアクセント。語尾がかなり上がる)
なんかもう本当にえええーって感じでしたけど。
確かに想像はしてみてたけど、実際言われたら、凄いっすよ。
狂喜乱舞!!って感じでした。
この時電話をくれたのは草柳さんだったようですね。(多分)
その時はもう全然気付かなかったし、第一武田さんと草柳さんとの区別がついてなかった。
同一人物かと・・(笑)
凄い楽しい言い方だったので印象鮮烈でしたけど。 「あ、面白い人だ・・」と思った(笑)
因みに武田さんの場合。(情報フロム愛光)
「発表します、・・・・(10秒ためる)・・・合格です!!」
テレ朝のスタッフは面白い人だらけ(笑)
タイムショックレポ4:先生、あのね・・・
次の日。
興奮を未だ抑えきれないサイコ・だちゃん・ろみちゃんの3人。
「と、とりあえず先生に報告しないと!!」
前日の草柳さんからの電話で「学校側にはちゃんと許可とって下さい」と言われていました。
「厳しい学校らしいけど、大丈夫ですか?」とも。
まあ多分そこまでは・・・
と考えていたうちらは甘かった!!
まず、学年主任のOKとっちゃおうということで。
現国担当のI賀氏のところへおそるおそる参上。
「せ、先生・・・」
「ん?」
「あのー、タイムショックというテレビ番組の予選に受かって、東京に行けることになったんですけど、許可ってもらえますかね・・?」
「えー何、クイズ??」
さらりと返すダンディI賀氏。
ごっくん・・・
唾を飲み込む女生徒3人。
「あー別にいいよー。高校生クイズとかにも一応許可出してるし」
やったーっ!!!
I賀氏激ラヴゥ☆☆
踊りながら喜ぶ3人。
その時、ダンディな現国教師(推定50代後半)はこう言った。
「じゃあ校外活動届出すようにー」
スキップしながら教室に帰る私たち。
「ところで、校外活動届って何?」
「さあ」
「担任に言えばもらえるのかも・・・」
ああ!! ここに第2の関門が待ち受けていようとは、誰が想像できただろうか!!
「ええー、テレビ、本当なの!?」
これが担任(ドラえもん系女体育教師)の第1声でした。
いやあああん!!!
うちの学校ってば保守的・排他的教師の宝庫だったんじゃないですか!
I賀氏は例外だっつーの!!
必死の努力も虚しく、風紀のT先生のところまで行くことに・・!(この時はろみちゃんと2人)
T先生:「タイムショックって、クイズ以外になにかさせられたりするんじゃないの?」
サイコ:「まさか!! クイズだけですよー ねえろみちゃんっ」
ろみちゃん:「そうですよ先生! まさかー」
この瞬間、2人の脳裏にはトルネードスピンの残像がくっきりと浮かび上がった!
テレパシーで通じた二人は確かにこう考えていた。
もし、トルネードスピンで全国に醜態さらしたら退学・・・!?
頭の中でそんな悪夢を振り払いつつ。
T先生:「でもねー、プライバシーとかの問題がねぇ・・・」
担任:「色々ありますしねぇ・・」
窮地に立たされたサイコ達!
3人は、無事、タイムショックに出場することができるのかっ!!?
タイムショックレポ5:救いの天使が現れた!!
あーわーわーわーわ。
もうこれは絶体絶命ってやつですよ。
ここまで混戦するとはさすがに思ってませんでした。
やっぱり先生は、先生なので、生徒の安全を第一に考えてくださってるんですけど。
話が合わないことこの上なし。
だって
T先生:「名前と顔が一致しないように、テレビ局でしてもらえないの・・?」
ろみちゃん:「いやー、それは、どうですかね〜?」
(と笑いつつ、口の端が引きつってるのを私は見た)
サイコ:「最初の方で落ちたら、学校名さえでないかも・・?」
T先生:「あらー、じゃあ、どうなの。あなたたちの力って。」
ろみちゃん:「まさか上まではいけませんよぅー!! 絶対すぐ落ちますぅ」
サイコ:「そうですそうです、絶対すぐ落ちちゃいますから!!」
虚しい。虚しすぎる。
なんでうちらは「落ちるから出して下さい」って言ってるのよ??(笑)
とそこに、
一人の男が現れた・・・!!!
「あ、教頭先生!!」
なんと教頭先生までおでましに!
どうしようどうしようっ
T先生:「かくかくしかじか・・・」
教頭先生:「うんうん・・・」
山ちゃんこと教頭先生のビブラートのかかった、私の大好きな声は、職員室前の廊下に、低く響き渡っておりました。
ていうか、教頭・T先生・担任がそろっていらっしゃったものだから、生徒はもちろん若手歴史教師もぎょっとして、通り過ぎていったり。
教頭先生:「なるほど・・・」
ごっくん。
「いいじゃあないですか、出ても〜」
え!?
顔を見合わせるサイコとろみちゃん。
教頭先生:「この人たち、問題はないんでしょう?」
T先生:「ええ、風紀はちゃんと守ってます」
(ああ、校則守るって素晴らしいことだったんだ!!!)
教頭先生:「いいでしょう〜 大丈夫でしょう〜」
T先生:「そうですねー まあ、それなら・・・」
ああああんーっ
私は本当に、山ちゃんのでっぷりしたお腹に飛びつきたかったです!
ご、後光がまぶしい・・・
山ちゃんはまさに救いの天使!
禿げ頭に光が反射してるのが、天使の輪に見えました(失礼)
という訳で、なんとか参加許可をいただいたのでした。
山ちゃんますますラブv 前から一番好きな先生だったけど!
60前のおじさまだけどーぅ。
誰がなんと言おうとおじさまラブは不滅です!
第2部 草やんと私たち
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