Stripped/Christina Aguilera

まずこのアルバムに対する不満を挙げておく。
インタールードを加えても、全20曲78分というのは、ポップアルバムにしてはあまりに長すぎる。
曲数が多いせいで印象がかぶるものがいくつかあり、特にラスト3曲はバラードが続いて冗長気味。
メイク&ファッションも濃すぎ。
PVと合わせて考えると、あまりの変化にびっくりしてしまう。
悪くとれば、はっきりいって下品。
それでも、このアルバムは良いアルバムだ。
それは単に内容が優れているというだけではない。
少女が大人へと脱皮したい、そして脱皮していこうとする、
リアルで熱い鼓動がひしひしと伝わってくるからである。

まず制作陣&ゲストの充実に驚かされる今作。
メインプロデューサーに、P!nkを手がけて大成功したLindaPerryと、
Dr.Dreらとの仕事で知られるScottStorchを据え、
大物プロデューサー グレン・バラードに、AliciaKeys(!)がまる一曲てがけ、
盟友Lil'Kim、そしてRedmanがフィーチャリング参加・・・と恐ろしく豪華。
そしてそれを率いるのはクリスティーナ・アギレラ自身である。
自らもソングライティングに参加したせいか、その歌声は前作に増してエモーショナル。
時にスピーカーが割れんばかりの力強いボーカルは、
彼女の「歌いたい、伝えたい」という気持ちが溢れんばかり。
そう、ヴィジュアルやサウンドに気をとられがちだが、
このアルバム最大のトピックはなんといってもアギレラの歌だ。
若い才能、アーティストとしての情熱、そしてひとりの人間としてのメッセージは、
苦難を乗り越えてきたからこそ、つよく輝く。
全体的に黒く重い雰囲気のアルバムではあるが、自由を手にし、生きと生きとした彼女の姿が、
リスナーの心に希望の光を差し込むのである。

ここで、クリスティーナ・アギレラとブリトニー・スピアーズの関係に話を移したい。
この2人がトップアイドルとして、ポップシーンを支えてきたのはご存知のとおり。
常にライバルとして比較されてきた彼女たちだが、
実は、アギレラは複雑な感情を抱いていたのではないかと思う。(ここからはすべて仮説)
「本当はアイドルなんてやりたくなかった」という、不器用で真面目なアギレラにとって、
華やかに、スキャンダラスにアイドルをこなしていく器用なブリトニーは、
ある種のうらやましさやくやしさの対象であっただろう。
同時に、歌唱力でははるかに勝っているはずの自分が、
ブリトニーと同列に扱われる事も許し難かったに違いない。
要するに、劣等感と優越感、まさに”ジレンマ”状態だった訳だ。
相手を越えるには、その歌唱力の差を更にみせつける、ボーカルアルバムを発表するしかない。
そしてそれ自体は、そう難しい作業ではない筈だった。
ところが、ブリトニーが3rdアルバムでR&B色を強く打ち出したことから、話は俄然変わってくる。
大胆にクラブ要素を取り入れたこの作品で、彼女が起用したのは、
今をときめくネプチューンズをはじめ、ロドニー・ジャーキンスらブラック系人気プロデューサー。
失礼な言い方をすれば、ブリトニーがティーンポップだけを歌っていれば、
最終的な勝利はアギレラにあったのだ。
しかしブリトニーが新しい可能性を示してみせたことで、アギレラ側も積極的に動かざるを得なくなる。
二番煎じになる訳にはいかないので、同じプロデューサーは絶対使えない。
かといって相手に対応し得るレベルでなければならない。ではどうするか。
そこで、ロックワイルダーやScottStorchという画期的な人選に至るのである。
おそらくブリトニーも、4thアルバムでまた強力な助っ人をみつけてくるだろう。
そしてそれに対抗して、アギレラがまた動きを見せる。
見よ、これこそ理想的なライバル関係であり、その華麗なバトルはあまりにスリリングだ。
結果としてお互いがお互いを高めあう。まさにファンが待ち望んでいた光景である。
ブリトニーとアギレラ、この歴史的なライバル関係は、今新たな幕を開けた。
願わくはこの先もずっと、この素晴らしき競演で私たちを楽しませて欲しいものである。

このアルバムは確かに、感情論で支持されている節もあると思う。
勢いで作った雑さが感じられるのも事実だ。
次回作からは、きっと同じような攻め方は通用しない。
しかし、アギレラがそんなヤワな女でないことは、もう充分に証明されただろう。
"Wanna get dirrty. It's about time for my arrival" 
(ダーティに振舞いたいの さあ私の到着よ)
自身が歌うとおり、新生クリスティーナ・アギレラの快進撃は始まったばかりなのだ。


2.Can't Hold Us Down
盟友Lil'Kimをフィーチャーした、HIPHOPライクなトラック。
耳に残りやすいフックが特徴。
内容は「女をバカにする男達に疑問を投げかける」というもので、
タイトルのUsとはもちろん女性達のこと。

4.Fighter
この曲はどの人も好きって言いますね〜!
ボーカルが最高に力強いです。
そしてPV(笑) まじありえねー その有り得なさに乾杯!
どんどん壊れてって欲しいです。

9.Impossible
例のAliciaKeysが手がけた曲で、雰囲気が良く出てます。
都会的でセンスのいい歌。

10.Underappreciated
サビのメロディが好き〜☆ サウンドが面白い。
これもおしゃれでいい感じ。
バラードバラードした曲より、こういうミッドチューンの方が個人的には好きです。

11.Beautiful
このアルバムが発売されてすぐ、ファンは「Dirrty」派と「Beautiful」派にわかれたんですけど、
私、この曲はイマイチ良さがわからなくて、断然Dirrty派!!と思ってました。
最近ようやく「あ、いい曲かも」と思うようになったけど、今でもな〜んか微妙。
なんでだろうと思ってたら、多分LindaPerryっぽすぎてダメなのかなと。
どうしてもP!nkとかぶるんですよね。勿体無いです。
「Don't bring me down today」ってフレーズは好き。

13.Cruz
まさに航海してるような雰囲気の曲。
アルバムの中で、13〜16の流れが一番好き。

14.Soar
希望が溢れる感じでとても気にいってます。
こういう曲は特に1stではなかったから、どんどん歌って欲しいなー。
割と地味目だけど(?)良い曲。
はっきり言ってこれがラストの曲でも良かった。

15.Get Mine,Get Yours
ラテンスパイスたっぷりな、セクシーな歌!
歌詞もアダルトな感じ(笑) 夜っぽくて好き好き。

16.Dirrty
アルバムの中で一番好きー!!
発売前、オフィシャルで試聴できたんですけど、結構ずっと聴いてた。
あのパンチにはマジ吹っ飛ばされます。
ウォークマンで聴いてたら街中で腰振りそうになってやばい(笑)
ブリッジの部分が特にかっこいい〜
Mステのパフォーマンスも興奮しました。生歌であのダンスかよ! みたいな。
因みにうちの兄は、この曲のよさが全くわからないそうです(笑)
こういうHOPHOPっぽいトラックは好き嫌いが分かれるんかね。
このアルバム好きって言う人でも、「Dirrtyは嫌」って言ってる人がいてちょっとびっくり。
PVは確かに下品だけどね。
Redmanをフィーチャーとかまじ有り得ない。奴が田中邦衛にそっくりすぎるのも有り得ない(笑)







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