While You Can/Lucy Woodward

女性シンガーソングライター、特にソングライティング力だけじゃなく、ルックスも売りの
アイドル的魅力を備え持つアーティストが人気の昨今。
LucyWoodwardもまた、その系譜の一人に数えられることは間違いないのだけど
その他大勢のカワイコちゃんたちと異なるポイントは、”枯れ具合”。
御年25歳。この手のシンガーにしてはかなり遅めのデビューだが、
その分熟練したボーカルや、しっかりとした意識に裏打ちされる詞曲で堪能させてくれる。
特に、母親がオペラ歌手で、自身も元々ソウル・シンガーを目指していたいというだけあり、
その熱のこもったボーカルは、ガール・ロック界において異彩を放つ。
「Trust Me」や「Is This Hollywood」での熱唱は脳天直撃。やられます。
サウンドも、かっ飛ばす軽快なアメリカン・ロックが主で、
個人的にはもっとじっくり聴かせるバラードがあった方が良かったとは思うけど
Lucyのハスキーな歌声が実にマッチしている。
”ぼろぼろのジーンズとギター抱えて、ひろい一本道路を歩いてく風景が似合いそうな感じの・・・”
(Byスコールちゃん)という王道的イメージがぴったり。ドライブ向き。
あとやはり大人の女性なので、詞においても責任感の有るポジティブさが好感です。
実は、買った当初は全体的に似かよりすぎかなあと思って、あまり聴いてなかったんだけど
爆音でBGM気分で流すとこりゃ最高です。いつのまにか自分も熱唱(笑)
「Dumb Girls」のPVも凝っててかわいい。エンハンストで見れます。
因みにLucyはStacie Orricoのヒット曲「More To Life」の作者。
そういった面からも、Lucyの魅力を再確認できましょう。


JOE BUDDEN/Joe Budden

自分にとって、洋楽を聴くまでは、HipHopはかなりどうでもいいジャンルだった。
まずファッションとかカルチャーが許せなくて。ダボダボのパンツとか
特に、日本人が下手に真似してもかっこよくないっつうの! という。
それがこうしてアルバムまで買うようになったのだから、
月日、いや、あえて慣れと呼びたい、慣れというものは恐ろしい。
ジョー・バドゥン(バッデンではなくバドゥンの模様)はデフ・ジャムの新星。
デフ・ジャムといえばLL Cool JやDMX、Ja Rule等数多くのスター・ラッパーを輩出してきたが
つまりこのジョー・バドゥンも、そんな将来を嘱望されている存在であろう。
このアルバム、プロデュースやゲストが相当豪華で(あまり詳しくないのでよくわからないが)
映画「ワイルド・スピード2」のサントラからの第1弾シングルにもなった
ヒット曲「PumpItUp」はJay-Zらを手掛けるジャスト・ブレイズが担当。
このヒット・メイカーは、バスタ・ライムスが参加した「Fire」等も制作している。
その「PumpItUp」や「#1」はテンポ良く畳み掛けるノリノリのアップ。
逆に後半の「CalmDown」や「10 Mins」はダークな雰囲気漂う渋めのラップ。
個人的にお気に入りなのは、バリー・ホワイトの曲をサンプリングし
Lil'Moをゲストに招いたロマンティックな「SheWannaKnow」。
NY出身のバドゥンのラップはクールだ。男くさいが暑苦しいのとは違う。
ニヒルでタイト。シャウトやフェイクにも華がある。
更に彼の声は、ネパールあたりの民族楽器のような響きを携えており
(意味不明かもしれないけど聴けばわかる。多分)
そのへんの個性にもどんどん期待したいところ。
HipHopでここまではまった作品は初めてだったりします。
バドゥンはフィーチャリング仕事にも精を出してるし、
US、UKはもちろん、日本でも彼の知名度があがるのが楽しみでしょうがないYO!!



Fallen/Evanescence

CDショップをうろついていても、つい素通りしてました。
店内に流れる美しい女性ボーカルのバラードに惹かれて
店員さんにアーティスト名を尋ねるまでは。
・・・ていうかこんな超ゴシなジャケット見て誰が試聴しようとか思うかよ。
すみません。エヴァネッセンスを語るときは、何故か失礼な発言をしてしまう。
それだけトピックの多いバンドでもあるということか。
多くのポップファンにへヴィーロックへの橋渡しをしたであろう、
2003年の大ヒットシングル「BringMeToLife」。
映画デアデビルのサントラに収録され、CM他でも全面的に使用されたこの曲は
結果全米チャートを急上昇し、同時に無名だったバンド、エヴァネッセンスと
彼らのデビューアルバム「Fallen」にも、全世界的な注目が集まることとなる。
当初は女版リンキンパーク(聞き飽きた!)とか言われていたものの、
ラップをフィーチャーしたのは「BringMeToLife」のみで
他は全て、へヴィーでミステリアスで重厚なトラックを背景に
紅一点ボーカル、エイミー・リーがその歌を響かせまくる。
これがもう、超が100回つくほどの大熱唱。どこまでも伸びる声。
非常に安定した歌唱でぶれることなく、真正面からぶつかってくる。
まじ聴いててこっちが息絶え絶え。
正直なところ、熱唱系が苦手な自分にはこれはキツい。
歌が上手いのはわかるし聴き惚れる個所も多々有るが、
全体的にパンパンになりすぎてるというか・・・なんというか
真面目過ぎ。ボーカルに遊び心があった方がもっと魅力的になるはず。
そのエイミーが作詞も担当しているが、意外にポジティブなメッセージもあったりして
女の子にも広く支持されてるのは、そこらへんの理由もあるのかも。
個人的には「BringMeToLife」「MyImmortal」「MyLastBreath」など好きですね。
しかし最近音楽的リーダーのベンが勝手に脱退しちゃって、
これからどうするんだろうか、むしろベンとエイミーはできてたのか?
ああまた失礼な発言を(笑)





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