Lay It Down/Jennifer Knapp
JenniferKnapp。このアーティストを知る日本人はどれくらいいるのだろうか。
彼女は今、アメリカでメジャーレーベルから3枚のアルバムをリリースしており、
デビューアルバム「Kansas」のみ、日本盤も発売された。
向こうでのカテゴリはクリスチャン・ロック。
敬虔なクリスチャンらしく、歌詞に登場する「You」は、どうもイエスを指すらしい。
なーんて書くと一体どんなマニアックな歌手だよ!と思われそうですが
音楽的には、これがもうSherylCrowやJewelあたりを連想させる素晴らしいフィメール・ロック!!
クリスチャンがどうとか、聴いた感じではまったくわからないし、
サウンドはロックにカントリーとフォークをミックスした感じで、とても聴きやすい。
ちょっと低めのハスキーなボーカルがアコースティックギターによくマッチしてます。
時々Avrilの声にも似たところ有。
力強い「A Little More」や「You Answer Me」(この2曲が個人的にはベスト)や
キャッチーな「Lay It Down」、穏やかな「Peace」など
いい曲が揃ってます、というかアルバムの雰囲気自体が好き。
私はこのアルバム、TSUTAYAのセールで500円で買ったんですが(爆)
その数倍の価値を充分感じます!
大きいCDショップやネットでは比較的手に入るので、気になる方は是非どうぞ。
しっかしJenniferって名前多いなあ(笑)
Into Your Head/BBMAK
BBMAK、3年ぶり待望の2ndアルバムが遂に到着!
いっつも思うけど、1stと2ndの間って長く開けるべきじゃないよね。せめて2年半ぐらいかなー。
「今何やってるんだ!?」とめっちゃ心配になるので。
ただBBMAKの場合は、そのブランクが良い方向に働いたようです。
ジャケットを見ても、随分大人っぽくなったなーという印象。
そして内容の方でも、素晴らしい飛躍を見せてくれた。
大きなトピックは、ギターが全面的にフィーチャーされてロック色が強まったこと。
どの曲もレベルが高く、さすが、ロブ・カヴァロやガイ・チェンバースといった
大物プロデューサーの起用があくまで嫌味なく成功しています。
そしてなにより特筆すべきは3人の歌声!!
まさに三位一体と呼びたい(違)、抜群のチームワーク!
前回ではただただ爽やかな感じだったけど、今回はぐんと男っぽくなって、
爽やかだけどもたくましく、そして凛々しいハーモニーを聴かせてくれます。
1stが湖なら2ndは清流とでも表現したいような。
この歌声はほんとに、ボーカル・グループ(ボーイズグループとは呼びたくない)
の中でもトップクラスでしょう。
しかも英語の発音が非常にきれいで、「Run Away」なんて私でもすべて聴き取れます。
全曲おすすめ。2曲目とかビートルズっぽくて新鮮だし。
ここまで成長してくれるとはほんと嬉しい限りです。
Wallpaper For The Soul/Tahiti80
このアルバム聴いた時、後頭部を殴られたようなショックを受けました。
というのは「SAVAGE GARDEN」でやったネタですが(笑)いやいやほんとにそうだったの!
セカンド・インパクトってやつね。
このアルバムが出たとき、私はTahiti80のことは全く知らなくて、
1stが大ヒットしたって話ももちろん知らなかったんですけど。
何が凄いかって、もう、本物のポップだったから。
ポップと言ってもいわゆる王道、とかではなくて・・・なんて言ったらいいのかわからないけど
「世の中にこんな気持ちのいい音楽があったんだ!!」って感じです。
トレンドの音を使ってるわけでもなく、別に派手な事してるわけじゃないのに
もうポップを越えたポップ。完璧。
まず最初に先行シングル「Soul Deep」を聴いてめちゃはまって、
それまで私はアルバム一枚買うのにも、結構計画して買うタイプだったんですけど、
「Soul Deep」聴きたさに、他はどうでもいい!って気持ちでがばっと買いました。
そしたら全部よくて期待以上で、え〜って感じでしたよ。
グサヴィエのボーカルもお気に入りです! 優しくて。
歌詞もストレートに良いものが多いと思います。
しかしやっぱりTahiti80の音楽性そのものがね、実に素晴らしい。
これはもうまさに色の洪水!万華鏡のよう!!
高らかに鳴り響くファンファーレとストリングス。
でも決してやかましい感じではないです。そこはさすがにフランスのバンドだなあと。
洗練されてておしゃれでみずみずしくて、でも親しみがもてて懐かしい感じという。
本当にいい気分になれるアルバム。ジャケットも最高にセンスいいです。
初夏とか秋とか絶対聴きたい。
もちろん通年OK!
間違いなく2002年の名盤。
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