M!ssundaztood/P!nk

個人的には、今最も”ROCK”なポップ・アーティストは他でもなくP!nkだと思う。
女の子がギター弾いて歌うのがもてはやされがちな風潮だけど、
使ってる楽器とかファッションとかの次元じゃなくて。
すっかりティーンの姉御的存在になった感のある彼女。
P!nkはもうとにかく、かっこいい! その一言に尽きる。
奔放なキャラクターにキュートなルックス(黒モヒカンの時も!)、パンクなファッション、
ハスキーなボーカルに群を抜く歌の上手さ。
思わず「姉貴!」と慕いたくなります。
しかしなんといっても、このアルバムの、このクオリティの高さ。
聴けば、P!nkの人気が決してアイドル的なものだけじゃないことがわかっていただけるだろう。

このアルバムの魅力の理由、
それはまず個性とキャッチーさ(=万人受け)が上手くMIXされた完全なポップアルバムであること。
大ヒットした「GetThePartyStarted」のような、ノリノリで今っぽいクラブナンバーから、
「MyVietnam」のような、ごくパーソナルな心情を歌った曲まで。
P!nkの中のメジャーとマイナーが無理なく共存している。
歌詞についてもそうで、弾けた派茶目茶なものから日記のような内省的なテーマまで、
P!nkの嘘のない気持ちが体感できるようになっている。
次に、まさに旬のサウンドであること。
例えば、私はChristinaAguirelaの「Stripped」も大好きなのだけれど、
あのアルバムが、P!nkの「M!ssundaztood」に影響されてるところは少なくないと思う。
それどころか、「M!ssundaztood」を手がけたLindaPerryやScottStorchらは、
いまや最も売れっ子のプロデューサーとなっている。
このアルバムが現在のポップ・シーンに与えた影響は大きいし、
後のクラッシックとして名を残すことは間違いない。

そして何より、メッセージ性。
P!nkの主張がびんびんに伝わってくる気がする。
シングルになった曲もそれぞれいいのだけど、このアルバムは全体を通して聴いてこそ、
真の価値が見えてくるように思う。
全14曲、聴き終えると、心にP!nkの思いの”たまり”ができているような。
ポジティブ、力強さ、反骨心、そして真実をみつめる姿勢。
こういうのを本当にROCKというんじゃないだろうか。

騒げて、元気が出て、共感できて、感動さえ与えられる。
P!nkという一人の女性のリアル。
心・技・体の全てが揃った、近年のポップスでも屈指の完成度を誇る作品。


1.M!ssundaztood
outroのような雰囲気もする個性的な曲。
ラストの「WOO!」には驚きました(笑)

2.Don't Let Me Get Me
一番最初に好きになったP!nkの曲がこれ。
「GetThePartyStarted」しか聴いたことなかったから、こういう爽快ポップも歌うんだ、と新鮮だった。
歌詞にはBritneyの名前も!

3.Just Like A Pill
これが聴きたくてアルバム買ったの!!
大好き。PVもかっこいい!
これを含め、DallasAustinプロデュースの曲はアルバムの中でも特にお気に入りなのが多い。

4.Get The Party Started
いわずと知れた大ヒット曲で、様々な賞を受賞。
単純にしびれる。
ハスキーなボーカルが最高。

5.Respect
ちょっとHIPHOPっぽいリズムのノリノリの歌。
サビでは歌にあわせて、つい拳を振り上げている自分が・・・(笑)
かなりテンションが上がります。

8.Misery
なんとエアロスミスのスティーブン・タイラーをフィーチャーしてる。
スティーブンの歌唱はもちろんだが、それに負けないパワーを放つP!nkは!!
圧巻の組み合わせ。

10.Dear Diary
日記に自分の秘密を打ち明ける、といった趣旨のナンバー。
こういうP!nkは可愛いですねえ〜
抑えた歌い方が印象的。

14.My Vietnam
ベトナム帰還兵を親に持つ世代のリアルな心情が綴られる名曲。
悲しいギターの響きとP!nkの真っ直ぐなボーカルが訴えてくる。
サビの
”This is my Vietnam I'm at war
Life keeps on dropping bombs And I keep score ”
って歌詞が大好き。
もしかしたらアルバムの中で一番好きかも。
何度も何度も繰り返して聴きたくなる。






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