サイキッシュ日記過去ログ 2010年



●12月29日 Teenage Dream

毎年、28日くらいにサクッと帰省する私ですが、今年はなんやかんやと仕事が伸び
結局30日に帰省することになりそう。
自由席の席取りに今から戦々恐々ですが、広島の皆さま、ぜひ声かけてね。
といっても今年はカレンダーの都合上、あんまり長く休めないんだけど。

8月にも書きましたが、ケイティ・ペリーの「Teenage Dream」が素晴らしいわ。
アルバムも良かったけど、この曲単体が、今年のベストソング。

長谷川町蔵氏がSPA!の記事で
「16歳のとき本名のケイティ・ハドソンで一旦デビューしながら全く芽が出ず、長い間下積み生活を経験している。
 ケイティ・ペリーとは、暗黒の十代を過ごしていた当時の彼女が悶々と夢見た“なりたかった自分”なのかもしれない」
と指摘していて、それを踏まえて聴くとさらに沁みるんですわ。
10代じゃなく、20代、30代こそ聴くべき曲だと思う。冴えない10代を過ごした大人たちにこそ。
Let's go all the way tonight(今夜、どこまでも行こう)
No regrets, just love(後悔なんてな い、ただ愛してる)
We can dance until we die(死ぬまで踊り続けましょう)
You and I We'll be young forever(私たちは永遠に若い)

最近、仕事で付き合いのある人たちと、仲良いグループができつつあって
メインは30代前半の男の人たちなんだけど、一緒にくだらなく飲んでるのが最高に楽しい。
年上だけど彼らは外部の人なんで、割と対等でいられるというか
お互いの仕事ぶりを信頼してて、その上でプライベートも仲良くできるのが気持ちよくて。
こないだも忘年会の二次会と称して、歌舞伎町の場末感たっぷりの中華料理屋に行ったんだけど
私たち以外客がいなくて、円卓を4人で囲んで、瓶ビールをちびちびやりながらとりとめもなく喋って笑って
世界の誰からも関心を払われてない、自由な空気が最高に楽しかった。
ひとり車で来てた人がいたので(彼はジュース飲んでた)、店じまい後はみんなで車に乗って
音楽聴いて、また喋って、ドライブがてら送ってもらって。
学生時代、そういう楽しみ方ができなかった(もしくはチャンスを自分から放棄してた)私にとって
まさに“大人になってからの青春”みたいなものを今、体験できてる気がする。
もしこの日記読んでる10代で、人生に悶々としてる子がいたら
「全然大丈夫! 大人って最高だぜ!」って言ってあげたい。少なくとも私にとっては
大人になってからのほうが、世界はずっと自由だ。


●12月25日 運転手はサンタクロース

皆さま、メリークリスマス。
24日は給料日の金曜日で天気もよくて・・・と、世のカップルたちにとっては最高の日程だったかと思いますが
私は会社で牛丼を食べながら、黙々と深夜まで仕事していました。
「でも、うちの会社の人は残ってるよね?」とか思ってたのに
みんな中抜けして彼氏とごはんしてきたり、子どもの待つ家庭に早々に引き揚げて言ったりして
気がついたら、あれ、女子で残ってるの私だけじゃね!?な展開に。
地元のバーで飲もうかなあとも思ったのですが、結局会社を出たのが午前2時過ぎ。
もう、家でおとなしくファミチキでも食おう・・・と思ってタクシーに乗ったら
実は、そのタクシーが大当たりでした。

初老で白髪、ラジオのパーソナリティーみたいな魅惑ボイスの、感じのいい運転手さん。
最初は他愛もない世間話をしていたんだけど、話していくうちに会話の端々に教養の片鱗が見え隠れして。
子どもの頃は渋谷・桜ケ丘に住んでいて、官制の模範小学校に通っていたりだとか
ずっと出版広告関係の仕事をしていて、サンフランシスコに長いこと住んでたりだとか
娘はカリフォルニア大学を出て、今は向こうで仕事をしているだとか
流暢な英語を交えながらのユーモラス&ジェントルな語り口は、本当にラジオを聞いているみたい。
自然とこっちの口調もお嬢さん風になるというかね。
クリスマスイブに残業なんて、と自分を憐れんでいたけど、
この運転手さんに出会えたならかえって良かったな、なんて思うほど。
下車するとき、「よかったら名刺をいただけませんか」と訊いてみたんだけど
「今タクシーはアルバイトでやっていて、週に1度くらいの出勤なので、逆にお客さんに迷惑になりますから」
だから誰にも名刺はお渡してないんですよ、と謝られました。
「でも、よくあのあたりを走っていますから、きっとまたお会いできます。
 そのときはもっと楽しいお話ができると思いますよ、お嬢さん」
チャーミングに微笑まれ、最後に「Merry Christmas!」と。

なんだかとても満ち足りた気持ちでファミリーマートに立ち寄り、
チキンやケーキを買って、足取り軽くマンションに帰ったら
郵便受けに、待ち望んでいた嬉しい知らせが届いていた。
たぶん、あの運転手さんこそ、サンタクロースだったんだな。
真夜中にひとりでいる24の独身女にだって、神は等しく祝福を降らせるのだと
クリスマスの聖性をちょっと信じました。
夜のいちばん長い日が過ぎ、これからまた少しずつでも光は増えていく。


●12月16日 今年のベストグラビア

世の中には「クレジットを見る人間」「見ない人間」の二つに分かれると思います。
狂ったようにノンノを読んでいた中学生の頃、最初はモデルの名前を覚えるためにクレジットに目を通すようになり
いつからかスタイリストやヘアメイクの名前も確認するようになり。
それが高じて、いっときは特集見るだけでスタイリストの名前とかわかるようになっていた。

その習慣が身に着いたのか、CD買ったら作詞曲、プロデューサーetcをチェックするし
映画のエンドロールは知ってる名前なんてなくてもずーっと見てるし(洋画で日本人の名前をみつけると嬉しい)
本を買ったら最初に奥付を確認するような人間に育ってしまったわけです。
ただ唯一、カメラマンだけは興味がわかなくて、「写真なんて誰が撮っても同じじゃね?」とか思ってました。
ごめん、ここまで長い前振りね。
だが去年からようやく「写真って面白いなー」と思うようになり、今年は自覚的にグラビアを見てきました。
というわけで、「今年のベストグラビア(週刊誌編)」をご紹介。
カッコ内はカメラマンの名前です。

・週刊文春「原色美女図鑑」綾瀬はるか(アンディ・チャオ)
雪山で露出多いドレスといういでたちで、CMとは違うセクシーな一面にハッとした。
アンディ・チャオは文春で定期的に撮ってるけど、綾瀬がダントツよかったな。

・週刊文春「原色美女図鑑」忽那汐里(丸谷嘉長)
以前日記でも褒めましたが、本物の森ガール!がそこにいた。

・週刊プレイボーイ表紙グラビア 柏木由紀(渡辺達生)
普段柏木なんてまったく興味ないんだけど、表紙の表情が穏やかさとエロさを兼ね備えていて。
チューブトップ型の水着姿を俯瞰で撮ってるから露出度高くて、地味なキャラを逆手に取ったインパクトがあった。

・SPA!「エッジな人々」後藤真希(齋藤清貴)
NYかと見紛う青空&高層ビル群を背景に、ショートヘアにボーイッシュなファッション、
いつになくアンニュイな表情で映画のワンシーンのよう。見たことないゴマキだった。

・FRIDAY表紙グラビア 松井珠里奈&松井玲奈(細居幸次郎)
W松井のフレッシュな魅力が活かされていて好感。AKBが失ったものがある。
可愛い女の子ふたりが親密にしてる図は「マシェリ」の高橋マリ子&黒澤優を思い出したよ。

次点で、週プレの逢沢りな表紙グラビア(川島小鳥)ですかね。
カメラマンの特徴とかわかってくると、写真見るのがすごい楽しい。
最近週刊誌ばっかり読んでる・・・


●12月9日 ジュリアン・アサンジ

やばいわジュリアン・アサンジにハマった。
名前に聞き覚えのない方もいらっしゃるでしょうが、
内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者であり、インターポールに指名手配されていた男。
先週号の「TIME」の表紙を飾っています。

いいビジュアル!

ぶっちゃけ私も「TIME」を機に彼を意識し始めたのですが、名前フェチとしては
まずこのジュリアン・アサンジって響きからしてツボったわけだよ。
英語表記はJulian Assangeだから、アサンジュとも読むみたいだけど、どっちにしろかっこいい。
さらに彼のバイオグラフィーを読んでいくと
“芸術家の親のもと、各地を転々としながら反体制的な教育を受けて育つ。
 幼い頃からハッカーとして頭角を現し、名門メルボルン大学では物理学、数学のほか
 独学で数学、科学、哲学、神経科学を学ぶ。
 現在はジャーナリスト、インターネット活動家として世界各地を流浪しながら
 多くの国家から「機密文書を漏洩するテロリスト」として追われている。”
この、絵に描いたようなインテリヒールっぷり! 私のなかの中2が刺激された。
飄々としていて、人を食っていて、ニヒルで、醒めていて、芸術家と同時に怜悧な科学者で
掴みどころのない悪意と、内に秘めた熱量を感じさせる孤高の男・・・
あっという間に私の脳内では楽しい妄想が繰り広がっていきました。
こんだけ機密情報をハックしながら、自分自身の情報は謎に包まれてるの。
しかもねみんな、よく見て!

ARATAに似てるんですよ・・・! そりゃ文系SJ(処女系女子)のハートは鷲掴みだわ。
あと写真を見ていると、笑顔とクールな顔のギャップが激しいのもいい。

人ったらしみたいな懐っこい笑顔を見せたかと思えば、この流し目・・・!
名前、外見、来歴、行動すべてがインターネット時代のダークヒーローにふさわしい。

でも何に一番萌えるかって、英当局に逮捕された容疑が「性犯罪」っていうね。
これ、逮捕理由としてはかなり苦しい内容なんですが
世界を股にかけた情報犯罪で名を馳せる男が、チンケな罪状で捕まるってのに痺れる。
フランス革命の過激左派で、「シャツの窃盗罪」で捕 まってギロチンに送られたエベールを彷彿とさせるわ。


●12月5日 伝統都市論

前回の日記で、宇多田の結婚について「こんな境地にいたったなら・・・」と書いたけど
今日テレビでやってた紀里谷和明の監督第2作目「GOEMON」を見てたら
やっぱり前言撤回、宇多田ははやめに別れて正解!という気分になった。
邪気眼とか言っちゃうような、頭がイカれてる時期の中2男子しか喜ばないよこんなの!という作品でし。
いや私、「CASSHERN」は結構好きなんですけどね・・・評価はしてないけど。
しかしキリキリ映画で一番面白いのはエンドクレジットである説。
プロデュース・紀里谷和明 
原案・紀里谷和明 
脚本・紀里谷和明 
撮影監督・紀里谷和明 
編集・紀里谷和明 
監督・紀里谷和明
めくってもめくってもキリキリの名前しか出てこないという怒涛のクレジット攻撃。正気の沙汰とは思えない。
たとえそれが事実であるとしても、普通の人なら一度にまとめるとかするよな。

今日はマッチーさんと一緒に東大・本郷キャンパスに行ってきました。
都市史研究会シンポジウム「伝統都市論」に参加するためです。
今年、会の集大成的なシリーズ「伝統都市」が刊行されたということで、それをテーマにしたシンポジウム。
たまたま案内をみつけて、めっちゃ興味のある分野!!と思って、よろこび勇んで出かけてきたのですが・・・
結論から言うと、「大学のつまらん授業ってこんな感じだった!」と思いだしたわ。
いや取り扱っているトピックは本当に好きなんだけれども
もっと講義っぽいことをするのかと思いきや、本を読んでないと全然ついていけない討論会だったのよねえ。
土曜のほうが求めていた内容のようで残念。
レジュメを見ながらぼけーっと過ごしてました。久しぶりに学生の気分に戻れた、という意味では新鮮だったけど。

でもせっかくだから本の宣伝しとくわ。
リンク
全4巻、1冊5040円。
高っ!と思ったけど、この手の研究書にしたら標準的か、むしろ安いくらいなんだよねえ。
「都市図屏風とイデア」「社会主義の都市イデア」「近代中国の租界」「運河都市」「明治初年の遊郭社会」など
載ってる内容にはめちゃくちゃ面白そうなの(文章が読みやすいかはわからんが)
大学時代にもっとこういう授業取っとけばよかった、ってわかりやすく後悔してみるけど
でも当時取ってたって絶対サボってただろうし、社会人になってからこそわかることもあるよね。


●11月29日 生きていく強さ

仕事がどん詰まりで〆切りに間に合わなさそうまじヤバい
な状況なので、日記はランキングと音楽リンク貼り付けで茶を濁すことにする。
そもそも、無理して日記書くなって話なんだけれども。おそらく今週は他に更新のタイミングがなさそうなので。

カニエ・ウエストのショートムービー「Runaway」がなかなかいい。
カニエがはじめてメガホンを取った35分ほどの映画。
新アルバム「My Dark Twisted Fantasy」の曲もたくさん使われています。
地球に落ちてきたフェニックスの化身とカニ エのひとときの恋。
原案・監督はカニエ自らが担当し、脚本はハイプ・ウィリアムス。
さらに衣装はフィリップ・リムなど、カニエ人脈をフルに活かした作品でした。
個人的に一番お気に入りなのは、中盤の食事会でバレリーナたちが踊るシーン。
タイトルトラックでもある「Runaway」をカニエ自ら弾きながら、黒いチュチュのバレリーナたちが踊るの。

Charlotte Martinの新アルバム、2月1日発売!
Charlotte Martin Myspace
タイトルは「Dancing On Needles」。

宇多田のベスト盤発売ということで、好きな宇多田の曲トップ5を紹介する。

5位「You Make Me Want To Be A Man」
Utada名義。ダークサイド・オブ・宇多田。
世紀末を思わせる陰鬱で狂気を孕んだ曲だけど、ゾクゾクくるスリルがたまらん。

4位「This Is Love」
宇宙を舞台にしたカップヌードルのCMにぴったりな、宇宙的な浮遊感を持つ曲。
「なにか言いたいけど 次の瞬間もう朝なの」ってフレーズがすごく好き。

3位「誰かの願いが叶うころ」
この世の真理を言い当てた歌詞に身動きが取れなくなる。
叶わないものですら、彼女は静かな悟りの視線でみつめてしまう。

2位「光」
ほとんど1位と同率なんですが・・・自分なりに深い恋愛を経験してから、目覚めるようにこの曲の良さがわかった。
19歳で電撃結婚と騒がれたけど、この歌の境地に至ったならそれも仕方ないなと思う。
どこかせつないトーンで覆われつつ、その中に貫かれる強い意志に惹かれる。

1位「DISTANCE」
なんで18歳でこんな曲が作れるんだ。
人と人の、どれだけ近づいても埋められない距離への不安や哀しみを一周させて、
それでも一緒にいたいと顔をあげる力強さ。これが生きていく強さじゃなくてなんなのだろう。
高1の学園祭が始まるアナウンスのときに流れた思い出の曲でもあって
この曲を聴くといつも、5月の陽光がよみがえる。


●11月21日 2010年のガール・アイコンたち

最近の私のガール・アイコンは水原希子、満島ひかり、ニコル(KARA)で決まりだな。
ニコルについてはずっと言ってるけど。
希子ちゃんはNYLONとかで見てていいなーって思ってたんだけど
リニューアル後のマキア表紙、そして今日の「情熱大陸」がトドメだったわ。
雑誌とプライベートでは全然服の趣味が違う、ってモデルも多いなか
ヴィンテージ風なブラウス&ワンピースの着こなしが最高に素敵で似合っていた。
もちろんモデルだから、誌面で着こなせていれば、普段どんな服が好きかなんてどうでもいいことだけど
彼女を見てると、「アイコンになるべき女の子」って感じがすごくする。
満島ひかりは、とにかくショートヘアが似合ってて可愛い!
ボーイッシュなんだけどガーリィ。ふとした瞬間がクォーターっぽくて惹かれる。
発売中の「LIBERTINES」のロングインタビューも面白かった。
たまたまミッチー出演作「プライド」に出てたから、2009年頭から注目して見てたけど
本当にどんどん勢いを増して、話題を集めていく過程がスリリングだった。
スタイリングを担当してる安野ともこさんのセンスも好きです。

上げてみたらみんな濃いめの髪色で、ショート〜ボブだな。
自分がなれるわけではもちろんないけど、真似しやす い人をついつい参考にしてしまう。
逆に「見てるだけでときめく憧れの存在」的ガール・アイコンでいうと孫暐(ソンイ)。
「Pop Sister」のモデルで中国人なんだけど、大陸体型のヴァンピーな美女でオシャレも個性的!
半年前くらい赤毛にしてた時期が特に好きだった。誰にも真似できない感じで。
意外と「Pop Sister」いいんですよ。手が届きやすい価格帯だし、自由なオシャレを楽しんでいる感があって。
最近はだいたい「Pop Sister」「ELLE girl」「GISELe」「JILLE」「FUDGE」あ たりを読んでる。
外国っぽい雰囲気でありつつ、モードよりはガーリィだったりプレッピーぽいのが好みです。

ここに書くのちょっと恥ずかしいんですが、実は5月くらいから、別の場所で小説書いてます。
小説なんて高校の卒業文集以来なんで、ちゃんと形になるのだろうかと思いつつ手探りで書いてたんですが
2作品完結して、もらった評価を見るに、少なくとも文章面は最低限のレベルはクリアしているようで。
興味ある方はコソッと訊いていただければコソッと教えます。
両作とも、テーマは「恋愛じゃないけど親密な感情」・・・みたいな感じかな。で、ちょいとミステリー風味。


●11月20日 P!nk&Nelly Furtado

kinoさんのブログ「So What」の企画のパクリですが、
私の大好きなアーティスト、P!nkとNelly Furtadoが、近いタイミングでベスト盤を出すということで
MY BESTをそれぞれ5位からコメント付きで発表してみます。

Nelly編


5位「Island Of Wonder」
2ndアルバム収録。カエターノ・ヴェローゾをフィーチャーした異国情緒あふれる不思議な曲。
バリバリのポップソングを歌うかたわら、こういう曲を作れるのが凄いと思うわ。

4位「No Hay Igual」
踊らずにはおれんラテンナンバー。前も貼ったけど

アドレナリン大量放出確実のライブVer!

3位「Maneater」
ファイヤー!って感じの攻めのアップ・チューン。セクシーで大好き!

2位「Say It Right」
こうい う泣きのメロディに弱いんですわ・・・ティンバランド印の打ち込み音と、ハンドクラップの絡みが印象的。
ビルの屋上で風に吹かれる、ドレスアップしたネリーは最高に綺麗。

1位「Try」
数あるミュージック・ビデオの中でもトップクラスに好きな一本。
古いヨーロッパ映画を見ているような、映像美とせつない物語に胸が震える。
切実な歌声で訴えかけられる「And all I can do is try」というフレーズに何度励まされたことか。

P!nk編


5位「Trouble」
パワフルなコーラスのあとのブリッジ(「If you see me coming〜♪」)のメロディラインがお気に入り。
アコースティックVerも雰囲気変わっていいんだよね。

4位「Please Don't Leave Me」
綺麗な曲調なのに、どこかせつないミッドチューン。ハスキーな歌声とよく合ってます。

3位「So What」
とにかくアガる! 気づいたら鼻歌で口ずさんでいる。
この精神を忘れずに生きていきたい。

2位 「Just Like A Pill」
2002年、洋楽を聴き始めたばかりのときに見たVMAでのパフォーマンスに度肝を抜かれた。
小さい身体でロックに歌い倒す姿がかっこよすぎて、何度も繰り返し見ました。

1位「Who Knew」 
こういう曲が!大好きなの!
静かでリリカルに始まり、サビで感情が爆発するせつないナンバー。
歌詞にも胸をギュッと掴まれて、何度も読み返した。
亡くなった友達に送る、悲しいけどまっすぐで強い歌。


●11月13日 テロリストのパラソル

サイトのトップでもお知らせしていますが、移転前に使っていたHPサービスの
infoseek iswebがサービスを終了してしまったため、古い記事は画像のリンクが切れてしまっています。
具体的に言うと、2005年夏以前の記事ですね。
ぽちぽち貼り替え作業をしていこうとは思いますが、全部直せるのはいつになるやら・・・
それに伴って、リンクも整理しました。
この数年間のあいだにデッドリンクになってしまったサイトもたくさんあって。
でも縁を切りたくない人がいっぱいいるー! KiD先生 、まだ見てたらぜひ声かけてくださいね!!

さて、いきなりですが、自分の中で藤原伊織祭りが開催中。
乱歩賞と直木賞を同時受賞した代表作「テロリストのパラソル」を読んだのがきっかけで
今「ダックスフントのワープ」を読んで、「ひまわりの祝祭」の途中まできたところ。
「テロリスト〜」は、落ちぶれたアル中の40男を主人公に、新宿中央公園で起きた爆破事件の謎を追う
抒情的で、せつなく乾いた痛みを伴うハードボイルド。
ミステリとしての筋はやや粗めで、ご都合主義な箇 所もあるけど、
とにかく文章の上手さに目を見張った。ウィットに富んでいて、教養深くて、スピード感があって。
村上春樹meetsハードボイルド&アクションという感じ。
意味深なタイトルは終盤で回収されるのですが、その元となった情景は
やるせない物語から浮いているほど幸福なシーンで、それが余計にせつなくて言葉を失った。
アウトラインだけ見れば、テロやボクシングや学生運動など、一見マッチョなキーワードが並ぶけど
どちらかというと、作者の書きたかった核は、青春の喪失、過ち、贖罪といったテーマなのだと思います。
というか、真のハードボイルドって、同時に絶対的な抒情性を持ってるよね。
どう死ぬか、という美学は諦念に似たはかない美しさがある。
さらに、私の好きな「おっさん×少女」の構図もあるわけで、ハマらずにはいられなかった。

あと主人公と敵役との宿命的な関係は、マンガ版「オールド・ボーイ」を彷彿とさせた。
魂の芯の部分は同じかもしれないのに、まったく正反対の形で生まれ育ってしまったふたりの男。
「武士道シックスティーン」の監督が、
「美しい誰かを誰かがみつめる図を撮れば、それだけでラブストーリーになる」
というようなことを言ってたんだけど、この男ふたりにも当てはまると思う。
無意識の男を、もう一方の男が嫉妬と愛と憎しみを持ってみつめる構図は、もはや恋にも似ている。


●11月9日 KAGEROU

最近行った、フレンチのランチを2連発。

キノシタ(代々木・参宮橋)
最近、休みの日に食事に行くのは代々木周辺が好きです。街が混んでないし、公園が多いから緑も多い気がして。
前菜、メイン、デザート、カフェがつく、1900円のランチコースをオーダー。
ガッツリ系の味付けが得意という前評判通り、クリームソースを使った前菜が濃厚で美味しかったです。
量自体は普通かな。多すぎず少なすぎず。
食後のカフェが、コーヒー、紅茶に加え、さらにコーン茶などが揃っていた。
平日はメニューが選べるコースになるそうなので、今度は平日に行ってみたい。
夜も4000円からコースがあるようで、良心的な価格帯のお店かと。

キャーヴ・ド・ポール・ボキューズ(広尾)
有名なフレンチの巨匠ですな。仕事関係で行ったので、値段を気にせず食べられてしあわせだった。
こちらは2860円のコースを。
「鴨のテリーヌのパヴェ ピスタチオ風味」が美味しかったー 
その場で切り分けてくれるのですが、ウェイターさんに
「だいたい5mmくらいですかね。1cmくらい食べられるお客様もいらっしゃいますが」
と言われ、「い、1cmで・・・!」と回答してしまったよ。本当はもっと多くてもよかったよ。
野イチゴ酒をシャンパンで割った食前酒、白のグラスワイン(ミュスカ)も美味でした。
あと内装がゴージャスで美しいのも素敵だった。店名どおり、ワインカーブをイメージした隠れ家的な雰囲気。
ただ初見だと店に辿りつきにくいのが難点かな。聖心インターナショナルの手前にあるカフェの地下1階です。

ところで、先週多くの方が釘付けになったであろうニュース、そう、水嶋ヒロのポプラ社大賞受賞の一件。
目が点になったよね。俳優引退からせめて半年くらい置くべきでは・・・と思いましたが
でも同時に特別賞を受賞した浜口倫太郎さんという方のブログが面白すぎたので、許せる気がしてきた。
「作家・りんたろうの教えて!透明先生」
ガッツポーズのくだりで爆笑した。

同じタイミングで絢香も復帰の兆しを見せていますが、ふたりのオフィシャルサイトを見て愕然とした。
変なキャラクターが浮いとるんですが、この前時代感はいったい・・・。
ふたりとも研音時代は飾られてたけど、本当はこういうのが好きなのね、という意味では納得がいったけど。


●10月31日 私の合法的なドラッグ

ヒャッハー!
と思わず私が叫びたくなるのは、たいがいNARSのコスメを購入したとき。
しばらく色モノコスメを買ってなかったんですが、久々に買ったんですよ、これを!

限定パレットの「ONLY YOU」。アイカラー4色とチーク2色のセット。
複合パレットって、パッと見豪華でも意外と使わなかったりするので、普段は食指が動かないんですが
今回はNARSチークで一番人気の「4013 Orgasm」が入っているのに惹かれました。
アイカラーもさすがNARSという感じのクセある色みで、単色では手を出しづらいけど、こういう形ならいいよね。
アイカラーは上から順に、Alhambra(パーリーなベージュ)、Mekong(赤ラメ入りコーヒーブラウン)、
Eurydice(青ラメ入り偏光プラム)、Pandora(真黒)。
相変わらずネーミングと色のヒット具合がたまらんわ。
Eurydiceは、ギリシャ神話に出てくるニンフ・エウリュディケーのことです。
ボーテドコーセーも撤退した今、私を裏切らないでくれるのはやはりNARSしかいません。
11月はホリデイ・コレクションでマルティプルのミニサイズ3本セットが出るらしい。ほ、欲しい・・・
アバンギャルドで毒っ気のある麗しき化粧品こそ、私をアゲる合法的なドラッグ。

ところで今日、同世代の友人たちと話していたんだが。
少女マンガって、主人公(ヒロイン)・ヒーロー・ライバル男という組み合わせが定型だと思うんですが
みんな普通にヒーローが好きなんだってね。私、ずっとライバル男に感情移入してた。
たいていヒー ローは活発な人気者or強引な俺様で、ライバル男は陰があったり秀才だけど華がなかったり。
わかりやすく言うと、私の好みはこんな感じでした。

『赤ずきんチャチャ』→しいねちゃん
『ママレードボーイ』→土屋蛍
『BASARA』→浅葱
『目隠しの国』→並木さん

我ながらわかりやす過ぎる!
蛍くんにいたっては2番手ですらないしな。
唯一、好きな男キャラが主人公と結ばれたのは『ピーチガール』のカイリくらいだろうか・・・
でも連載中、周りはとーじ派が多くて肩身の狭い思いをしたものだった。

しかしチャチャなんて8歳の頃に見ていたアニメで、いかに私の趣味が一貫しているかということがわかる。
マジで、物心ついた頃から何ひとつ変わっていない。ブレたことがない!
ちなみに彼氏もこの系譜です。どんだけ射程範囲が狭いんじゃ。


●10月30日 わたしを離さないで

更新の間隔がだいぶ空いてすみません。
急激に寒くなったと思ったら、台風まで来やがって、ただひたすらやる気をそがれる週だった。
ハロウィンだというのに仕事しなければならない。思いきりゴスメイクとかしたい。

東京国際映画祭で『わたしを離さないで』を鑑賞。
キャリー・マリガン主演、共演はキーラ・ナイトレイとアンドリュー・ガーフィールド(次のスパイダーマン役)。
あえて前知識をあまり入れずに見たのだが、見終わって結構どよーんと来たわ。
主人公たちは、とある“避けられない宿命”を背負っているのですが
静謐で淡々と丁寧な描写が、その悲痛さを高めている映画だった。
ブルーグレーの雲が覆うスコットランドの風景は、美しくてさみしい。
原題がなぜ、たとえば「Don't Leave Me Alone」とかではなくて、「Never Let Me Go」でなければいけないのか
その意味をしばらく考え込んでしまった。
学校の外に、手術室に、死に私を向かわせないで、という切実さ。
キャリー・マリガンは、童顔なのにハスキーボイスというのが強いな。
あえて人物の顔を見せないこのポスターがすごくいい。

『SP 野望篇』も見た。
ドラマは見てなかったんだけど、それなりに楽しめた。
しかしあえて恋愛要素を避けているらしく、一応ヒロインの真木よう子にも特に見せ場はなし。
そのぶん、注目せざるを得ないのが岡 田君と堤真一の関係。
思い通りにならない岡田君を、眉間にしわを寄せてみつめ続ける堤真一・・・製作者はわかってるよな、これ。
しかし私が一番印象に残ったキャストは波岡一喜だったりする。
人を小馬鹿にした態度を取る子供っぽいキャリア官僚役なんだが、脇に波岡がいると何故か安心してしまう。
同じことが大倉孝二や新井浩史にも言える。皆、2000年代前半に邦画で活躍し始めた男優。
私が邦画を見始めた時期とかぶっているので、なんか親近感がある。
大倉孝二は「ピンポン」のアクマ役が印象的だったし、新井浩史の「青い春」の演技なんてトラウマレベル。
決してイケメンではなく、むしろチンピラ顔なのだが、年を取るとこういう男たちにグッとくる瞬間が増える。

ここまで書いて「青い春」のwikipediaを見返してたら、メインキャストがみんなその後売れてて凄いな。
主役の松田龍平はもちろん、高岡蒼甫に塚本高史に瑛太。
さらにスピンオフのOVA版も、玉木宏、佐藤隆太、森山未来って・・・どーなんてんだ、これ。


●10月16日 dholic

みんな昨日のMステ見た? KARAが最高に可愛かった。
私は仕事もせずに会社のプラズマテレビの目の前に陣取って見ました。
ルックスが一番整っているのはハラ(板野友美似)だけど、ジヨンは動くと若々しさが溢れてて可愛いなー
タモさんの前で踊ってみせたのは、私の一押しニコルです。
会社の人に「確かにみんなすげー可愛いね。まあ整形だろうけど」って言われたけどいいもん!
こないだカラオケで日本語版「ミスター」とダンスを人前で披露してみたんだが
まだまだ改善の余地ありな ので精進する。12月までには完璧にするわ。

どんだけ韓流漬け・・・って感じですが、最近この通販サイトにハマっております。
http://www.dholic.co.jp/
韓国系のショップみたいで、モデルはみんな韓国人の女の子たち。
ちょいモード寄りの、凝ったデザインのお洋服がお手頃価格!
逆に「ゆるふわ」みたいなアイテムはあんまりない。
すでに2回買い物したんですが、どのアイテムも満足です。特に靴が可愛いのが多い。
どうも、dholicという一つのブランドではなく、韓国のいろんなブランドのものをセレクトしてるみたい。
http://www.dholic.co.jp/Nshopping/StyleBook.asp?sex=F
コーディネート一覧も見てて楽しい。
特に好きなのは、このコーデこのコーデかな。
ただ、帽子や靴などはなぜか返品・交換不可 なので、そこだけ気をつけたほうがよさそう。

あと秋の夜長にはミステリー!ってことで、キャロル・オコンネルの『愛おしい骨』を読了。
本格推理というより、主人公が20年ぶりに帰郷した町の、古い失踪事件や人間関係の謎を追っていくという筋。
大きな謎を解きながら、主人公を含めた登場人物全員の抱えている罪や後悔がほどかれていくのがいい。
映画化するならティム・バートンにお願いしたい。

音楽では、最近Hurtsの『Hapiness』がヘビロテです。
耽美系しっとりエレクト ロで、ゴスな浮遊感がたまらない。
特にサードシングルの「Stay」が素晴らしすぎる。
Snow Patrolの「Run」とかが好きな人には確実にオススメできる別れのバラード。

ビデオも幻想的で超凝ってる。
サマソニで見逃したのがやはり悔やまれるわ。


●10月9日 浜崎あゆみ論〜異形のロックンロール〜(4)

ここまで気迫、ロックと言ってきましたが、それを具体的に表しているものがあります。
それが、喉をわざと潰すような歌唱法。
デビュー当時は高く細い声だった彼女ですが、いつからかドスの効いた独特の歌い方をするように。
今日のライブでもとにかく叫び、叫び、聴いていて明らかに「喉に悪いだろ!」って思うんだけど、やめない。
その無理やり感、引き裂かれるような響きで絶望の歌を聴かされると、なんとも言えない背徳的な悦びを感じるの。
ダークサイドへ堕ちていく共犯者になってしまうというか。
今や金銭的にも物質的にも“アガリ”の域に達してしまった彼女は
下手するとファンから「不幸そうに歌ってるけど、もうあんた満ち足りてるじゃん」と思われる可能性もあるわけです。
それを繋ぎとめるのがあの歌い方なのだと、やっとわかった。
物質的に満たされているのなら、身体を犠牲にする。
難聴騒ぎ(どこまで事実かどうかはさておき)も含め、己を犠牲にすることで、哀切さを維持し続ける。
それを続けることで本格的に身体がダメになっても、それでも気力だけで歌い続けると思わせる異様な迫力。
さらに言えば、もし身体の9割がサイボーグになったとしても、浜崎あゆみはAyuでい続けるだろう。
Ayuというアイコンは、物欲と狂気とカワイイと哀傷をすべて取り込みながら肥大化していくバベルの塔。
もしくはそれらすべてで作り上げられたエヴァンゲリオンで、浜崎あゆみはそのパイロット。
歌が特別上手いわけでも、踊れるわけでもない。
だからこそ、究極的には精神力のみでシンクロし、痛みすら取り込みながら操縦し続ける。
それが浜崎あゆみの本質なのではないかと、そんなふうに感じさせられたライブでした。

あと、背が低くてそれほどダンスできるわけでもないのをカバーするために
十数人ものダンサーを連れ歩く演出(別名・財前先生の総回診)など
いろいろ発見があって面白かった。

でも、こっからが一番言いたいことなの。
アンコールの最後にTM Networkのカバー「SEVEN DAYS WAR」を歌ったんですよ。
それが、そこまでの入り混じった陰も陽も演出も演技も、何もかも洗い流してしまうような名唱だった。
他人の歌詞だから、あゆ独特の翳りはなくて、清々しくてやわらかで。

 Seven days war 闘うよ
 ただ素直に生きるために

一番歌いたかったのはこれだったんじゃないかなあ。
ライブで唯一素っぽい姿が見えた瞬間で、ちょっと感動してしまった。
本当に不思議な人だ。


●10月9日 浜崎あゆみ論〜異形のロックンロール〜(3)

前半は怒りと哀しみの表現に圧倒されっぱなしでしたが、後半のキャバレー風セットは可愛かった。
バニーガールに扮したあゆが、大きなカクテルグラスの中で踊ってみたり。
ここで歌った「STEP you」がようやく知っている曲だった。
本編ラストはレザージャケットにチェックのスカート、ポニーテールという80's風のファッション。
「SURREAL」→「evolution」→また「SURREAL」の流れに、私の中学生時代が戻ってきたわ。
やっぱりあゆ本人にとっても、「SURREAL」は大事な曲なのだろう。

アンコールではくだけた感じでMCしてたけど、落差が激しい分、本編の鬼気迫る感じが際立ったライブだったわ。
終わってみれば、松田聖子と中島みゆき「夜会」を足して2で割ったような印象。
輝かしい巨大エンターテイメントである部分と、前衛演劇のような内省的な部分と。
普通はこのふたつは両立しないのに、成立させてしまっているという驚異。
近未来っぽいコスチュームを着たダンサーたちはカイリー・ミノーグ、
花道全体を覆う箱はLADY GAGA、カクテルグラスのダンスはディタ・フォン・ティースと
正直なところ、元ネタは大体わかった。
でも客層を見て感じたのは、それがオリジナルである必要などないということ。
過剰に演出されたその世界観は、華やかだけどどこかチープで単純で
まさに県道沿いのパチンコ屋、言ってしまえば「ヤンキーが思いつくハリウッド」のよう。
継ぎはぎのファンタジー。洗練とは真反対の世界。
でもそれでいい。
そして「パクリがどうした! これがAyuだ」と言わんばかりの有無を言わさぬ気迫。
あそこまでステージ上でなりきってしまうのは、もはや正気の沙汰ではないと思う。
会場全体の感情をひとりその身に背負って、ドスのきいた歌声を上げ続けるあゆ。
「元気玉」とは、数多くの人から集めたエネルギーを巨大な力に変えるドラゴンボールの技ですが
あゆの場合、雪だるま 式に集まっていく負の感情の上で、ひたすら走り続けているような感じ。
狂気を乗りこなす狂気。やっぱり“異形の者”であるにはグループじゃだめだ、ソロだ。
グループってどうしても親しみやすさが溢れ出てしまうから、狂気には向かいにくいんだよな。
あゆの真反対にいるのが嵐だと思いました。アイドルという巨大産業の頂点にいながらフォークな嵐に対し
たったひとりで何かと戦い続ける浜崎あゆみは、どこまでもロックだった。
(そしてそれは、本当は戦う必要などないものなのかもしれない)


●10月9日 浜崎あゆみ論〜異形のロックンロール〜(2)

今回のライブは、アルバム『Rock'n Roll Circus』ツアーのスペシャル版。
タイトルどおりサーカスがテーマとなってました。
冒頭ピエロのパフォーマンスから始まり、転換や衣装替えのたびに宙づりや太鼓のステージが挿入され
まさにひとつのサーカス、豪華絢爛なエンターテイメントショウといった趣き。
盛り上げに盛り上げてから、花道の真ん中にある箱?からあゆが登場すると、女性ファンの悲鳴が・・・
私は「こんだけじらしてから登場するって、並大抵の神経じゃできんな」と驚いたのですが
さらに驚くべきは、約2時間の本編において、MCが一切なかったこと。
そして一瞬たりとも素の表情を見せることがなかったこと。
よく「ステージの上では別人になる」なんて表現がありますが、
あゆの場合は取り憑かれているというか、もはや鬼気迫るものすらありました。
初盤からロックめの曲をガンガンに歌うのですが、
「私が女王! この世のすべての哀傷を背負った女!!」くらいの勢いなわけですよ。
ちなみに外見は超可愛い。相当化粧してるとしてもさすがの可愛さだった。

衣装変えして、今度は愛らしい白いドレスになりますが、歌いながらいきなり寸劇みたいなのが展開される。
あゆを含めた4人の男女の写真に黒いシミが落ちていき、引き裂かれすれ違う4人、
最終的に女Aはナイフで胸を刺して自殺、間に合わなかった男Bは毒を飲んで自殺、
それをみつけて駆け寄ろうとするあゆと、引きとめる男C・・・
まんま、「ロミオとジュリエット」!!
中学生の創作ダンスみたいな筋書きにまたもや驚いたのですが、
はじまってまだ5曲目くらいなのに、涙まで流しながら情感こめて歌うあゆの気迫勝ちで
周りの客を見てみたら・・・泣いとるやんけ!
ちょっと衝撃的すぎたよ。

正直なところ、前半まで知っている曲がひとつもなかったんだけど
それはそれで気にならずに楽しめたというか、「浜崎あゆみ」という世界観がすごすぎて。
曲ごとに衣装や歌い方は変わっても、泣いていても笑っていても、とにかく有無を言わさぬ気迫がある。
あと、すごいカネをかけてるんだけど、上述のロミジュリ風寸劇しかり、どこかチープなんだよね。
いかにもCGな花畑にキラキラ光る蝶の映像とか、RPGっぽい宮殿の映像とか、ネオンっぽい映像とか
そう、パチンコだわ。もしくはホストクラブの無駄にギラギラした感じを彷彿とさせました。


●10月9日 浜崎あゆみ論〜異形のロックンロール〜

今日誘われて浜崎あゆみのライブ「Rock'n Roll Circus Seven Days Special」@代々木体育館に行って来たんですが
ちょっといろいろ語りたくなりすぎて困った。うまく言葉にできるかな・・・
あゆのライブは初参戦ですが、いろんな意味で勉強&刺激になった。

あゆがブレイクし始めた中学生当時、クラスのギャルたちがこぞって歌っていたので
「リア充たちめ!」(当時そんな言葉はないが)と思いながら距離をとって見ていましたが
3枚目のアルバム「Duty」(豹Ayu)に衝撃を受けたんですよ。主に歌詞に。
特に「SURREAL」が好きでね。悲愴感と開放感の両方を背負って振り切るように突っ走る、
あれはAyuミュージックの真骨頂だと思う。

  いらないモノならその同情心 
 まるで役にも立たないね
 大事なものならそこに必ず
 痛み伴うはずだよね
 
 誰にも言えない誰かに言いたい
  あの人が誰より大事って

あゆの歌詞の特徴はそのネガティブさだと思いますが、それは強さと弱さが表裏一体になった独特のもの。
西野カナに代表されるような、“泣きうた”系の「会いたくても会いに行けない弱さ」ではなく
「会いたくても会うことを選ばない」こと、「好きな人の幸せのために痛みを引きうけて立つ」ことの強さと弱さ。
幸せになることを最初から放棄しているような・・・。
これはもはや任侠。
彼女が夜の世界の人やヤンキー層から絶大な支持を得ているのは、そういう価値観が根底にあると思います。
栄華を極めつくしても、圧倒的に何かを渇望し続けている。

とはいえ、この5年くらいは音楽的にも特に面白みはなく、「絶望商売」にもある程度慣れてしまい
ビジュアル的にもインダストリアル化が進みすぎたため、共感や憧れの対象ではありませんでした。
時代性を語るアイコンではすでになくなっていたし。
世間的にも「どうしたいんだよお前」って雰囲気が充満してると思うんだけど
ただ私はその、自ら生身の人間らしさを捨てて“異形の者”という道を選んで
戦車のように前進し続ける、その姿勢に非常に興味があるわけです。
アーティスト、ミュージシャンである以前に、アイドル(偶像)でい続けるというか。
そのテンション、モチベーションの原動力は何なのか知りたいし
30過ぎて、世間的な旬は過ぎても、多くのファンに影響力を持ち続けられる手法とは何なのだ ろうと。

で、そんな長年の謎が、今日のライブにてなんとなくわかった気がするんですよ(長い前フリですまん)


●10月3日 堤義明映画プロジェクト

韓国旅行記が好評のようで嬉しゅうございました。
旅行記は長くなればなるほどフェードアウトする確率が高いので、あれぐらいがちょうどいいのかも。
宣言通り、あれからKARAの「ミスター」を毎日10回ぐらい踊っていたら、1週間で体重が2〜3キロ落ちた。
たまたま、夜に炭水化物食べてなかった時期と被ったから、だと思うけどね。

しかしこの土日は、久々に両日とも完全に仕事。
諸事情で新宿、新大久保、秋葉原、築地、浅草・・・と、東京観光のようなコースを歩き回った。
天気が いいからよかったけど、そのぶん人出も多かった。特に土日のアキバは独特の空気にあてられるな。
あと、疲れてもゆっくり休める飲食店がない(オタの街なのでファストフードが基本)のが
私にとっては秋葉原の弱点だったんだけど、今回よいお店を発見。
まんだらけの裏手のほうにある、「PLACE」という純喫茶なのですが
まさに“昔からある町の喫茶店”って感じで超落ち着く良店。思わず二日通った。
席同士の間隔が広いし、古いけど清潔だし、何よりメシが美味い!
スパゲティ(パスタ とは呼ばない)だけで10種類以上、ピラフやハンバーグなどの喫茶メシが充実。量も◎!
ドリンクも、コーヒー以外に生ジュースやフロート系などいろいろ揃ってます。
マスターがブラウン管のテレビでゴルフ番組見ててさあ・・・無音やクラシックより実は落ちつける不思議。
あなたが外回りの営業マンなら、仕事をサボって通いたい店だ。

話は突然変わるが、もし誰かの伝記映画を一本撮れるなら、私は堤義明を撮ると決めている。
バブル日本の象徴、孤高の独裁経営者・堤義明の人生をミュージカル形式で撮る! 
若い人は知らないかもしれませんが、西武鉄道やプリンスホテルグループの元オーナーです。
って私もリアルタイムの繁栄ぶりは目にしてないけど、いっときは世界一の大富豪と呼ばれ
IOCサマランチ会長をはじめ、日本・世界の著名人、アスリートたちとの交流も深かった男。
登場人物の華やかさ、歴史的トピックはもちろん、複雑な生い立ちも要素としてはばっちり。
コクドと西武鉄道、アイスホッケーチームをふたつも持っていたというエピソードだけでも、
そのカネのかけ方、偏った情熱、やっぱり狂人ですよ。
インサイダー有罪判決以後は、ずっと沈黙を貫いているというのもいいよね。

クライマックスはもちろん長野 オリンピックです。
主演は堤真一でいいや。名字一緒だし、JAC出身だからアクション、ダンスできるだろ(適当)


●9月26日 韓国女4人旅〜ギラギラソウル〜(6)

家飲みの買い出しは、ホテルから歩いて15分くらいのソウル駅横にあるロッテ・マートへ。
イトーヨーカドーみたいな大型スーパーで、たいていのものは揃ってます。
みんなでっかいカートにバンバン商品を入れていて、アメリカみたいだった。
またしてもナツちゃんが静かにいろんなものを大人買いしていた。5〜6kgはあったような・・・
自分用には、りばオススメのMarket Oというブランドの「リアルブラウニー」を買ったのですが
本当にさっくりやわらかいブラウニーで美味! 200円くらいだったかと。

スーパー内にあるサンチュ生育器(!)。さすがコリア・・・

行きは雨があがっていたので徒歩だったんですが、スーパーを出る頃暴風雨は最高潮に。
タクシーを捕まえようにも、駅前なのが災いしてタクシー寄せが複雑&ぼったくろうとする運転手が!
「バビエン(ホテルの名)?1万ウォンでどう?」と言われた瞬間「ノー!!!」と叫んでいた。
大雨に大荷物で女だけ、というこっちの足元を見やがったよね。
そんな荒んだ状況のなか、笑いを提供してくれたのがりば。

秘技・首掛けトートバッグ。
他の3人は割と背が高めなのですが、りばは154cmという身長でこの格好、「なんのキャラクターだよ!」という感じ。
しかもトートには「MY OTHER BAG IS CHANEL」と書いてあるのです。
この姿では説得力ねーだろ・・・
そういえばこのバッグでシャネルに入ったり、欧米人と喋ったりしてたりば姉さん。旅のユーモアクイーンだったよ。

ぶじにお部屋に帰って、スーパーで買ったトッポギなどをつまみながらまったりビール。
シートマスクの交換大会も繰り広げられる。
女子同士らしい猥談もできたりして楽しかった♪ SEX AND THE SEOUL CITY。
結局1時過ぎにお開きにして、おやすみなさい。
そうそう、深夜の音楽番組で女子5人組が出てて、KARAかなと思って見てたんだけど
曲になったら歌詞に「4minute」という言葉が出てきたので、4minuteだということが判明。
確かに全体的にムチムチしてると思ったんですよ・・・精進して研究します。

3日目は11時半発の飛行機に乗って韓国を後にし、旅を終えました。
実は唐辛子の辛さが苦手なので、そればっかりになるのを心配してたんだけど、
ちゃんとプランを立てて店を選んでたので全然平気だった! 楽しかった。
また弾丸で、この4人で行きたい♡


●9月24日 韓国女4人旅〜ギラギラソウル〜(5)

この日の夜は、りば絶賛の鶏水炊き、タッカンマリ!
dootaから歩いて10分くらいの距離。焼き魚横町と呼ばれる一角にあり、そのへんで焼かれてる魚もうまそう。
サムゲタンも鶏一羽を煮込んだ料理ですが、タッカンマリはまた違う鍋料理なんです。
鶏一羽にじゃがいも、ネギ、そしてトッポギだけのシンプルな鍋で
好みに合わせて唐辛子ペーストやしょうゆ、酢をあわせたタレにつけていただく。


店員さんが、ざくざくと鋏を入れていくー!
「血が飛ぶ可能性あり」と言われていたので、ヒヨった私は立って写真を撮るパフォーマンスで誤魔化してみた。
さっぱりじんわり味が冷えた身体に心地 よくて、Maxビール(韓国産)も麦の甘みが美味しい!
ごろんと入っていた鶏2匹でしたが、結局はこうなる↓

食った食った〜

雨にやられていたし、せっかくレジデンスに泊まっているので、この後は部屋飲みを決行することに。
いったんタクシーに乗って宿に戻ります。
割と日本に好感を持ってくれている運転手さんだったらしく、言葉がわからないながらも車内が盛り上がる。
そのうち「ペクチェ、コグリョー、シーラ」と言いながらジェスチャーして、
「だから僕は日本が好きだよ!」みたいな顔をしてみせるんだけど
・・・もしや、白村江の戦いあたりの話してる?
彼は百済らへん出身の人らしく、当時百済と日本(倭国)は交流が深かったので、その話じゃないかとエスパー。
でもぶっちゃけ、1400年前の話されてもピンとくる日本人は少ないと思うぜ!

この旅では、各人が「○○係」を受け持ってたんだけど、交渉事はHrkさんの仕事。
英会話ができるのはもちろんのこと、英語が通じない相手とのコミュニケーション能力にも長けている彼女。
私は外国人に対しては意外と(?)チキンで、自分から体当たりで会話していくタイプじゃないので
超フランクにコミュニケーションをとるHrkさんを見てると尊敬してしまったわ。
「カッカジュセヨ〜!(まけて〜!)」とケラケラ笑う姿に、運転手デレデレ。
Hrk・・・パねーわ・・・(思わず呼び捨て)

ちなみに各人の係は
りば→案内係。プラン立てや情報は任せて♪
ナツ→出納係。お財布管理ばっちり☆
サイコ→いきもの係。部屋の電気消したりとかゴミ袋設置したりとか・・・
やべえ何にもしてないな。一応、記録係兼任で率先して写真も撮ってたんだよ!


●9月23日 韓国女4人旅〜ギラギラソウル〜(4)

メガネのあとはすぐ近くのロッテ免税店へ移動し、再び買い物祭りへ!
といっても私はMACでアイシャドウを買ったのみで、割と大人しくしてました。
CHANELのネックレスがちょっと欲しかったんだけど、今季のはあんまり好みじゃなくて残念。
かわりに姉さんたちのショッパホリックぶりを間近で堪能。
女同士で買い物してると、興奮が二乗倍になっていく感じ、なんなんだろうね。

本当はこの日はミョンドンストリートでぶらぶら街歩きするはずだったんですが
生憎の大雨で、体力・気力ともに削がれていたので、ロティボーイで休憩することに。
ここも、りば&Hrk大絶賛のお店。

ミスドみたいなチェーンのカフェで、マレーシアなどでも展開しているらしい。
甘じょっぱいバターの風味が豊かなメロンパンっぽい食べ物で、外側のカリカリと中のバターのコンビが絶妙!
「パねーっす!うめーっす!」とぎゃあぎゃあ騒ぎながら速攻で食し、2個目を追加オーダーしちゃいました。
東京にもできないかなあ・・・

その後は東大門のdootaというショッピングビルへ移動。
日本で言うとパルコみたいな感じだけど、もっと大きくて安いのが特徴。
有名ブランドをパクってるアイテムが多いんだけど、あまりにも潔いので逆に笑えてくる。
pippi風のバレエシューズ、CだかGだかわかんないシャネルマーク、謎の「MOSCHITO」ブランドなどなど・・・
しかもワンピの試着をお願いしたところ、案内された試着室には掃除道具が入っていた。
( ゚д゚)ポカーン  ほんと唖然としたよ!
肝心のワンピですが、すっごく可愛いんだけどシルエットがタイトすぎた。
店員さんに「ちょっと下半身がキツいよ〜」と訴える(日本語&ジェスチャー)も
「韓国ではHライン(パワーショルダーにウエストマーク)が流行ってんの! Aラインはアウトよ」と言われる始末。
確かに韓国の女の子たちは、結構ボディコンシャスなファッションだったなあ。
一番多いのが白のブラウスを黒のタイトスカートにインして、ブーティをはいてるようなスタイル。
まさに少女時代やKARAみたいな感じです。
あと独特のスキンベージュみたいな色も流行ってました。
結局ワンピの代わりに、タキシードジャケットを約7000円で購入。
遊びの効いたデザインなので、安く買えてよかったです。
さらに、いきなり「サイコ?」と声をかけられ、振り返ったら大学の友だちだったというミラクルもあった。


●9月22日 韓国女4人旅〜ギラギラソウル〜(3)

ドラゴンヒルスパでは、「クヌギ炭窯」や「松の木火汗蒸幕」といったスチームサウナ?を体験。
小さな戸をくぐってサウナに入るんですが、中は高い天井の不思議な空間で
ここで数時間瞑想することができたら、生き仏になれそうな感じ。
最初に入ったサウナがマジで熱くて、りばがぴょんぴょん飛び跳ねながら「あっつ!あっつ!」と叫んでいた。
焼けた鉄の靴をはかされた、白雪姫の継母のような動きでした。

男女共用の休憩所みたいな広いスペースでは、家族連れやカップルがザコ寝してて、ちょっとすごい光景だった。
時刻は深夜1時くらいなのに、10代くらいのカップルがくっついて爆睡していてたり。
ラストは大浴場で汗を流して終了。リアル裸の付き合いです。

ドラゴンヒルスパのTシャツ&半パンをはいてパチリ。どこぞのフットサルチームのよう。
左からナツ、りば(ピースのほう)、サイコ、Hrk。
実は上と下で12歳差あるんだぜ・・・我ながら結構面白いチームだと思うよ。

2日目は、朝からサムゲタン!
土俗村というサムゲタンの有名店で、確かにちょいと値段も高め(でもひとり1500円以下)

黒と白 があって、鶏の色だけかと思いきや、味も違う!
鶏がまるごと一羽入っているうえ、もち米や朝鮮人参、ナツメが入っていてかなりのボリューム。
朝昼兼用のつもりだったんだけど、それでも全部は食べられず。
ただしナツちゃんだけは涼しい顔で8割方完食・・・どんだけサムゲタン好きやねん。

続いて向かったのはミョンドン(繁華街)の地下街にあるハーバードメガネというメガネ屋さん。
安くて可愛いメガネがすぐ作れるというこの店、私の中ではこの旅一番の目的といっても過言ではありません。
今使ってるのが結構カッチリ系で、初対面の人に「30歳ですか?」とか言われてしまうので
遊び心があって若く見えるメガネを探していたんです!!
http://www.k-plaza.com/fashion_shop/f_shop_107.html
一番安いフレームは1万ウォン(約700円!)から。
店員さんは日本語ばっちりなので、全然困ることなくお買いものできました。
結局、豹柄のアラレちゃん風メガネを作ってもらったんだけど、度を入れてもらったにもかかわらず
クーポン使用で約3000円! 安すぎる!!
12時前に手続きして、17時にはできあがっているというのも素晴らしい。
次に韓国に行っても、絶対また行くだろう。


●9月21日 韓国女4人旅〜ギラギラソウル〜(2)

腹もいっぱいになった我々は、コスメハンティングにGO!
韓国はプチプリコスメの宝庫で、例えるならBODY SHOPくらいの価格帯で
スキンケア〜メイクアップのラインが揃っている自然派コスメショップが乱立しています。
しかも何故かイメージキャラクターが男。
Nature RepublicはRain、The Face Shopはヨン様、It's Skinは2PMという具合。
日本人の感覚でいうと、美肌の女性芸能人のほうが購買意欲をそそられると思うんだけど・・・
イニスフリーは少女時代のユナがモデルだったかな。

一軒目はNature Republic。1枚ずつ袋に入っているシートマスクは、
いろんなフルーツ、ハーブなど種類がたくさんあって選ぶのが楽しい!
10枚入りで2万ウォン=約1500円くらい。
んで、韓国に行ったことのあるHrkさんとlibertine(以下りば)さんいわく、
とにかくたくさんサンプルをくれるのが韓国流。
「イゴサンプルジュセヨ(このサンプルください)」のフレーズを練習して、いざレジへ!
・・・と思いきや、店長のお兄さんが、何も言わなくてもバッサバッサとサンプルを投入してくれる。
特に10万ウォン分くらい買ったナツちゃんに対しては、これでもか!というほどのサンプル祭り。まるで掴みどり。
レジに群がって「すごいー!お兄さんさすがー!韓国サイコー!」と喜び組と化す我々。
困った顔をしながらも、カタコトの日本語を話しながら気前よくサンプルを投入してくれるお兄さんは
33歳という年齢に似合わぬ童顔で、性格もスウィートだった。韓国の人ってほんと肌綺麗だ。

はじめからこんな祭り状態だったものだから、女たちの欲望はスパーク。
2軒目のTHE FACE SHOP、3軒目のイニスフリーでも、とにかく気になったものは買い尽くす!
特にHrkさんとりばの勢いはすさまじく、むしろ最年少の私が一番落ち着いていた気がする・・・
(ナツちゃんは静かに超大人買いをするタイプ)
これはね多分、個人の性格の問題ではなく、年代、世代の違いだと私は得心した。
なんつーかギャル世代。アラサー強えわ・・・みなぎるエネルギーが全然違う。
よく4人で、自分たちをSATCに例えるとしたら、
「ナツちゃんはミランダ、サイコはシャーロット 、Hrkさんとりばはキャリーかサマンサ」
って話してたんだけど、改めて絶対そうだな〜って実感しましたわ。

超大荷物になった我々は、いったんホテルに戻り、今度はスパへ向かいます。
スパといっても健康ランドのようなものなので、メイクも落としてノーブラ! この旅、ゆるすぎる〜


●9月21日 韓国女4人旅〜ギラギラソウル〜(1)

2泊3日の韓国旅行より帰宅しました。
すぐに日記書こうと思ってたんだけど、KARAのYoutubeを見まくってたら深夜に・・・
本当に可愛すぎて死ぬ! 全員可愛いけどニコルになりたい。今すぐなりたい。
この秋は「ミスター」の振り付けをマスターすることをここに宣誓するわ。

本題。
6月に韓国出張が流れた日記で「サムギョプサルのリベンジは近いうちにおこなう」と言ってはみたものの
自分でもこんなにはやく果されるとは思っていませんでした。
会話中の思いつきから始まり、あれよあれよという間に決まった韓国旅行。
私は直前まで仕事が入るか微妙だったのと、libertineさんに旅行プランを丸投げしていたので
スーツケースをひきずって羽田に着いても、「ほんとに今から韓国行くのかしら」という感じ。
しかし「絶対に荷物パンパンになるから、デカいスーツケースで!」とお達しがあったので
夏なら4〜5泊できるタイプのスーツケースの片側だけ荷物を詰めて行ったんだけど
姉さんたち3人が、ヨーロッパ旅行サイズくらいのでっかいリモワでたまげたわ。
「サイコちゃん、それじゃ小さいよ!」と叱咤される始末。2泊3日なのにいったい何が起きるというのか・・・
結論から言うと、女子の欲望は果てしなくギラついてることを実感した旅でした。

土曜の昼に出発して、月曜の昼に帰って来るという弾丸ツアーでしたが
練りに練られたプラン&厳選ショッピング情報で隙なしの旅程。
金浦 空港からタクシーで30分ほどのホテルは、外国人専用レジデンスの「バビエン1」。
通常のホテルではなく、長期滞在向けっぽいマンションスタイル。
ゆったりした間取りで、トイレとお風呂も2つずつあって便利。

ちなみに現地の金銭感覚は、平均で化粧品や洋服は日本の0.6倍、食事は0.4〜0.5倍くらいかな。
タクシーは初乗り200円! あまりにもお得なのでほとんどタクシー使ってました。
日本に比べると全体的にお得感が。

夜は江南地区へ。東京で言うと代官山とか中目黒みたいなオシャレエリアらしい。
確かに洋服も結構モード寄りのものも多くて、安くて可愛かった。
んで、この日食べた焼き肉がちょーーーーーーー美味かった!!!!

店の一押しがフルーツに漬けこまれた薄い肉で、焼きしゃぶみたいな感じ。
サーロインとかもあったけど、この肉だけで事足りる!ってくらい美味かった。
腹いっぱい食べてビールも飲んで、ひとり2000円弱・・・安すぎる。


●9月18日 『ネット世論』という幻想

いまさらですが民主党代表選。
私は「小沢出馬なんてありえねーだろ!」って思ってた人間だったので
その予想が覆された時点で、今回はどうなるかわからんなと思って静観しとりました。
ただ自分がサポーターだったら「3か月で首相変わるってどうよ」という理由で
菅に入れたと思います。まったくファンじゃないんだけど。
あー、でも政治ウォッチャーとしては、小沢首相っていう図も見てみたかったけど。
ただネット(特にTwitter)での小沢支持者の過剰なまでの盛り上がり(そして菅 陣営へのディス)は
目に余るものがあったので、現実的な結果が出てまあよかったなという感じ。
ここでのよかったな、は菅が大勝したことを指すのではなく
「ネット内の世論と現実の世論は違うものだ」ってことが改めて明らかになったこと、です。
これについては下記ブログに共感。
池田信夫「『ネット世論』という幻想」
たまにはのびーがイイこと言う。

内閣改造については特にコメントなし。
岡田克也は外相に執着があったようですが、この1年であまりにも人相が悪くなりやつれていたので
いったん党内に戻るのもいいのでは・・・どっちにしろ茨の道だけど。
岡田は民主党で唯一期待できる政治家なので元気でいてほしいよ。
中川昭一が亡くなってからもう1年も経つんだよ。

しかしあれですね、高校1年くらいからずっと自民党をウォッチし続けてきたけど
ひとたび権力から離れると、面白いくらいつまらなくなるんだわ(ノブテル幹事長なんて超しょうもない人事だし)
“ギラギラ感”が急速になくなる感じ。
もちろん政治の本分は政局ではないので、野党としてきちんと仕事してくれればいいんだけど
政治ってもっとも合法的で規模のデカい権力闘争なんだなって思い知るよ。

で、いきなりですが連休を使って今日から韓国に行ってまいります。
同行者はナツちゃん、Hrkさん、りばさん☆
ぶっちゃけみんなに任せっぱなしで、ほとんど把握してないんだけど
食と美を思いきり楽しんでまいります。

どうでもいいが韓流ガールズグループ、私は少女時代よりKARA派だったりする。
(といいつつ少女時代も好き。あの衣装は反則!)
KARA「Lupin」

「Mister」も好きだけど、ビデオの美しさでいったらこっち!
最近髪を切ったんですが、結構短めのショートボブにしたら
心なしかニコル風になって嬉しい。


●9月11日 昼間の酒

先々週、先週と仕事が忙しかったのが落ち着いてきました。
拷問のような暑さが(一時的にだったが)取り除かれたこともあり、ようやく人間性を取り戻し始めています。
金曜は東京に来ていたマッチーさんをお招きして、自宅ランチ。
荒廃しきっていた部屋を超特急で掃除し、溢れかえった本・マンガを隅に寄せ、花を飾った。
炊飯器でできるパエリアの素をはじめて使ってみた。すでに具は入ってるけど
さらにシーフードミックスとパプリカを追加して炊いたら、具だくさんでウマー。
あとは玉ねぎのスープと梅肉ドレッシングのサラダ。
食後はマッチーさんが買ってきてくれたケーキを食す。メロンのゼリーとリンゴのケーキが美味かった!

で、今日は高校時代の友だちが出張で上京していたので、やはりランチへ。
パスタが食べたいというオーダーに応え、予約してみたのは代々木のLa Libera
前菜盛り合わせ、スープ、サラダ、選べるパスタのBコースが1350円。
暑かったのでスプマンテで乾杯しました。まいうー!
前菜盛り合わせはガラスの四角いプレートに4種類並べてあって、見た目も楽しい。
パスタは私がサバのシチリア風(オイル系)、友だちが豚バラとインゲンのクリーム。
結局白ワインのデキャンタ(インツォリア ヴィニエティ ザブ)に加え
食後のドルチェと紅茶も頼んだので、超満腹になってほろ酔い帰宅。
でも家に帰ってもまだ15時・・・しあわせ!
ランチをがっつり食べると、その日一日しあわせな気分がキープされるのがいいね。
ちなみに「今から汗かくから」という勝手な理由 をつけて、昼間の酒は飲酒にカウントしてません、私。

しかし9年前の今日、呆然とテレビの向こうでビルが崩壊するのを見ていたことを思うと
月日が流れるのは当にはやいな。
たとえば「酒鬼薔薇世代」と呼ばれる28歳前後の人たちが、社会的背景として
阪神大震災や地下鉄サリン事件を引き合いに出されるけど
私の世代で一番大きかったのは911だと自分では思ってる。
正確に言えば、911〜イラク戦争かな。
「あ、戦争ってほんとに起こるんだ」って思ったんだよね。ものすごく怖かった。
9月末に予定されていた修学旅行は沖縄から京阪神に急遽変更になった(米軍基地の関係で)
当時は幽霊新聞部員だった私が、はじめて自分から企画出しして
全校アンケート調査をして号外を出したりした。
あのときより私はずっと大人になったけど、世界を平和にする術はいまだにわからない。


●9月6日 さらにおっさん×少女

前回の日記、散々気持ち悪がられて遠巻きから石を投げられるかと思いきや
最近書いたものの中では、一番反響がありました。
まあ華月ちゃんには「変態」て言われたが・・・
でも久しぶりに「変態」と呼ばれて何故かちょっと嬉しかったんだぜ。
彼女が教えてくれたんですが、ちょうど「ワラノート」(2ちゃんねるのまとめサイト)で
同じようなトピックが議論になっていたそうです。
リンク
コメントの中の↓とか
“これから女になる少女ともうそろ男を終わろうとするおっさんで、
 時間の流れがすれ違ってるのが萌えるんだ。
 異性意識を大なり小なり抱えながら、なんか存在として強く想ってみたりするのがいいんだ。”
もうまさにそのとおり!
人生のたった一時期だけすれ違って、その後は別の人生を歩んで行くんだけど
それは一時期だからこそ永遠に輝くんだよ!
たとえば、あたいの理想のシチュエーションはね(聞かれてないけど言う)

・両親の愛に飢えているお嬢様が、何でも屋にわざと自分を誘拐するよう頼みに来る
・腕は立つが人間関係がてんでダメな何でも屋。一度は断るが、お嬢様に弱みを握られて(例:金)しぶしぶ引き受ける
・期間限定の変な共同生活がスタート
・「やれやれ、誘拐ってより子守だな」ってため息つく感じのやりとり
・でもそのうち、オッサンの欠けてる部分(例:実の娘を幼くして死なせてしまい、それが原因で嫁も離れた)
 と、少女の欠けてる部分(例:実は自分は母親の不倫相手の娘で、肩身の狭い思いをしている)がリンクし合う
・そろそろ狂言誘拐を終わらせる時が・・・ところが、何故か本当の事件に巻き込まれてしまう!
 (例:お嬢様の実家に取り入ろうとしている黒幕が、狂言誘拐を利用して別のたくらみを企てていた)
・少女をかばってオッサン四面楚歌、いよいよ死を覚悟したところで、少女の機転で助かる
・すべての事件が明るみに。心配した両親が駆け付ける。ようやく両親の愛を実感する少女。
・「俺のことは忘れろよ」と去っていくオッサンに、うしろから少女が飛び蹴りを喰らわせた、と思いきや
 次の瞬間、背中から抱きついて「次会うときは、もっとイイ女になってるからね!」と叫ぶ。
 ふたり笑って、別々の道へ〜
THE END.

ダメ押しにキモくてごめんなさい。反省しています。
そういえば、さそうあきらの「神童」もよかったなーオッサンじゃなくて大学生×小学生だけど。


●8月29日 おっさん×少女

どなたにも“萌えるポイント”というのがあると思います。
物語でこういうシーンにときめく、こういうカップリングがたまらん!っていう。
私、最近たくさん小説を読んでいたなかで、改めて自分のそれについて考えていたのですが
ひとつの結論が出たので今日はそれを語る。キモいよ。

昔から、同世代同士のラブストーリーってあんまり興味ないなあと思ってたんだけど
一言で言うとですね、「LEON」のようなシチュエーション、カップリングが大好物なんですわ。
おっさん×少女。最強。
まあおっさんに限るわけじゃないんだけど、だいたい男が25〜45歳、女は15歳前後が望ましい。
住む世界の違うふたりがひょんなことから期間限定同居することになって、
疑似家族、もっといえば家族以上恋愛未満みたいになるの。
で、弱者であるはずの女の子が意外と賢くて、我儘で、おっさんを振りまわすんだけど
男ほうもあえて振りまわされてるというか、案外この関係がいやじゃない。
幼いくせに時折オンナの顔をのぞかせる少女に、我知らずときめくわけですよ!!
しかし 、そんな生活に忍び寄る別れの足音・・・どうなる、ふたりの運命!?
みたいな妄想をしてると死ぬほどハァハァするわけです。

この手の作品を端から読みつくしていきたいんだけど、何かオススメありますかねー
邦画でも、「探偵物語」(映画版)とか、ちょっと変形するが「セーラー服と機関銃」の泉と佐久間の関係とか
近年の作品だと「はつ恋」での田中麗奈と真田広之のカップリングも良かったね。
誰も憶えてないだろうけど、10年くらい前の花とゆめに掲載され た
小口朱野の「ハッピーストロベリー」という読み切りマンガも、まんま
“なんでも屋を営む飄々とした男と、母の敵を討ちたい少女が手を組んで・・・”
というストーリーで大好きでした(こないだ帰省したら実家にまだ取ってあった)
ただ私はロリ嗜好ではないので、重要なのは関係のプラトニック性。
キスまではいい! でもセックスしたらダメや。
以前書いたとおり私はちょっと(文学上の)乙女信仰っぽいところがあるので
「その時期の少女だけが持ちうる無敵感」みたいなものに萌えたいんです。

それに限らず、たぶん“疑似家族”って一番好きなテーマだわ。ご主人様とメイドとか。
血の繋がりはないけど、ほぼ家族として機能してるコミュニティ。
心の距離はすごく近いのに、一線を越えられない関係にエロスを感じる。


●8月22日 嵐ライブ所感(2)

嵐のライブに行ってきた話、続き。

最近の曲はわからないものが多かったけど、ふりつけが簡単&共通してたので
(Bメロで「ヘーイ!」と叫んで飛び上がる)おおむね楽しめました。
個人的な感涙シーンは「PIKANCHI DOUBLE」「Love So Sweet」「言葉より大切なもの」の3連ちゃん。叫んだわ。
あとクライマックスの「Monster」はいいね。この1〜2年で一番いいシングル曲だと思う。
「きっと大丈夫」も楽しかった。「a Day In Our Life」もカッコイイ曲だ。
ただ「A・RA・SHI」 が聞けなかったのが心残り・・・ジャニ史上屈指の名曲なのに。

ソロ曲でいちばん好きだったのは松潤の「Come back to me」。Ne-yoみたいなエレクトロR&B。
いちばん「ジャニっぽいな」と思ったのは櫻井君。ジャネット・ジャクソンみたいだった。
実は嵐の中で一番興味ないメンバーが櫻井だったんだけど、生で見たら最もアイドル然としていた。
どんだけ汗かいても、あのキラキラ童子のようなルックスが衰えず。
衣装は冒頭のマイケルみたいなのと、後半の白と黒のカジュアルなやつが好 きだったな。
途中全身オレンジで出てきたときは思わず「天下一武道会か!」と突っ込みたくなった。

大画面に歌詞が出てくるので、今日はそれを見てずーっと歌詞を追いかけてたんですが
嵐の歌詞ってある傾向があって。それは「恋愛色が薄く、いつまでも青くさい」こと。
頻出ワードは「道」「街」「夢」「未来」など。たいてい出てくる。これは意識的にやってると思う。
失ったもの、2度と手に入らないものを思いながら、かすかな希望を持ってまた踏み出していく。
この感じ、今ま でのジャニーズにはなく、むしろ90年代のミスチルに近い感覚だと思う。
かといってすべてバンド的かと言えばそうじゃなくて、アイドルたらしめてるのは
たとえば歌詞に出てくる“僕と君”の“君”は、YOUはYOUでも複数形を含ませてる感じが上手いなと思う。
説明が難しいが、とある女の子を想定しているようで、実は不特定多数に置き換えられる。
家族でも男友達でも同級生でも成り立つ感じ。
ほかの若いジャニーズでも、恋愛色の薄い青くさい曲はいくつかあるけど
常にそれをテーマにしてシングル切ってこれるっていうのは、並大抵のことじゃないと思う。
アイドルという巨大産業の頂点にいながら、路上の弾き語りデュオみたいな青くささを保ち続ける。
嵐の魅力・実力って、つまりそういうことかなと思います。

嵐の歌詞に関してはいつかちゃんと考察をまとめたい。


●8月22日 嵐ライブ所感(1)

今日本でもっともプラチナチケットであろう、嵐のコンサート@国立競技場に行ってきた。
奇跡的にチケットを当て た友人ありがとう。
なんだかんだで人生初ジャニコンですが、社会学的にも大変勉強になりました。
以下、「特別ファンじゃないけど嵐の活躍をウォッチしてきた」立場から、気づいたことをいろいろと。

千駄ヶ谷に着いた瞬間、女女女・・・見渡す限り老若女女。トイレに100人くらい並んでた。
いちばん多いのは10〜20代だけど、娘、母、祖母の3世代なんてのも見かけた。
ファッションはnonno系が多かったかな。Tシャツに花柄マキシスカートみたいな感じ。
「怪物くん」のコスプレや、色違いのニコイチファッションもいっぱいいました。
ハンドメイド系で一番すごかったのは、手作り紙袋。白い紙袋に嵐の写真がコラージュしてあった。
他のグループのことはわかりませんが、公演中も結構マナーのいい客層だったと思う。
しかし人が多すぎて友だちと待ち合わせた場所がさっぱりわからず、
国立競技場の外周を2まわりもする羽目に・・・始まる前からクタクタですわ。
7万の客を見て、「今テポドンがここに落ちたら、日本の国力は相当削がれるだろう」と思ったりした。

グッズ売り場では4人分のうちわを購入したのですが、ご存じのとおり嵐のメンバーは5人ですんで
私「松本君以外全員ください」
松潤ファンに聞かれたら嬲り殺されていただろう。
ちなみに1本500円! 原価10円以下だろうに。物販で相当な儲けが出ているはず。
今回のツアーのテーマは「水」らしく、写真も少しブルーがかって長野博文さん風。
どうでもいいがライブのオープニング映像もかなりエコな感じで
「世のトレンドをしっかり組み込んどるね!」と感心してしまったよ。

嵐コンは、まーセットがすごいね。デカさはもちろん、可動式のアイテム?が多くてびびった。
メインステージの大画面も可動式、客席を走るトロッコ、動くステージ、3階くらいの高さに上がる籠。
ド頭で、大画面が開いたかと思ったら中から滝・・・( ゚д゚)ポカーン  ほんとにこんな感じだった!
いたるところから水は噴き出るわ、火は吹くわ、風船は飛ぶわ、花火は打ちあがるわ、エンタメの極地でした。
あとは松潤の宙づりがすごかった。後ろにマリオのゲーム画面みたいなのが出て
松潤がゲームを進んでいく風に見えるという仕掛け。
ほかにもシルクドソレイユみたいなショータイムがあったり、さすがジャニーズと思わされる舞台装置の数々でした。


●8月17日 読書イヤー

今年は小学生ぶりくらいに読書イヤーが来た。とにかくよく読んでいる。
例年「集中して読書したくなる時期」はあるんだけど、それとは違って
新たな好奇心の対象として「文学」がやって来た感じです。
活字には慣れ親しんできたけど、大人になってからは偏ったジャンルしか読まなくて
実はファッション、音楽、映画等に比べたら、トレンドに関する知識がまったくありませんでした。
いわゆる「ダヴィンチ」に大きく取り上げられるような流行作家や、芥川賞・直木賞をはじめとする賞など
今はもう、情報をどんどん掘り返すのが楽しくて仕方ないもん。
というわけで以下、最近読んだ主な本。

津村記久子「君は永遠にそいつらより若い」「婚礼、葬礼、その他」
この数か月で読んだ作家の中で一番可能性を感じた。
トントン拍子で芥川賞を受賞したけど、デビュー作の前者からすでに筆力がずば抜けていた。
ユーモラスかつ地に足付いた文体、人肌感。
若いけど特別美しくも器用でもない、“中の下〜下の上”くらいの女の人の感覚を描くのがすごくうまいし
ストーリーをとおしてちゃんと伝えたいことがある作家だと思う。

吉田修一「悪人」
今いちばん勢いのある作家のひとりでしょうね。ルックスもそこそこイケてるし。
これは、ある殺人事件の犯人の姿を多角的に映しながら、「本当の悪人とは誰か?」というテーマに迫った作品。
前評判どおり、とてもよく練られた、完成度の高い作品でしたが、個人的には何かひとつ足りなかった。
あえてああいうラストにしたんだろうけど、結論から逃げたように感じてしまって。
文章も最初はちょいと硬質に感じたな。文庫上巻の終盤からグイッと面白くなったけど。

柚木麻子「終点のあの子」
プロテスタント系のお嬢様校に通う少女たちを描いた連作集。
まず ブルーが印象的な表紙が素晴らしい。速攻で作ったと思しき「乙女の密告」より100倍ガーリィだよ。
私自身の過ごした環境とよく似ていたので、共感と(おそらくいい意味での)違和感を感じながら読んだ。
大人になった私は特定のキャラに感情移入はしないけど、全体に流れるあの時期特有の空気感は、なんだかすごくわかる。
ダントツで好きなのは「ふたりでいるのに無言で読書」。
固有名詞を出しまくる手法は好きじゃないけど、どの話も終わり方が上手で、安心して読めた。

D・ギンズバ ーグ「匿名投稿」
出版界を舞台にしたミステリー。
「プラダを着た悪魔」風味で、若い女性のお仕事物語としても面白く読める。


●8月13日 if

ほぼ1週間、お盆休みを使って実家に帰省してまいりました。
家族全員から言われたこと:「お前は痩せろ」
しかし寿司、フレンチ、お好み焼き、懐石と見事に食い倒れてしまったのはどうすれば・・・

Katy Perryの新曲「Teenage Dream」が素晴らしい。
「Califolnia Gurls」のビデオ、なぜ真夏のビーチで撮影しなかったと思ってたら、この曲のために取ってたんだな。

大袈裟だけど、歌詞を追いながらちょっと涙ぐんでしまった。せつない曲じゃないのに
大人になってからも青春ってできるんだよな、と勇気づけられた気がして。
この気持ち、10代にはわからないだろう。

以下、Hrkさんがやってた「if...」というバトン?みたいなの、私もやってみた。

1:理想の女(男)が記憶喪失で落ちている。
とりいそぎハァハァしながら舐めまわすように見る

2:歩いていたらサインを求められた。
サインの練習をしてなかったことを悔やむ

3:引き出しからドラえもんが出て来た。
ドラえもんの道具で一番欲しいのは、タケコプターでもどこでもドアでもなく着せ替えカメラ

4:殺し屋に「死に方くらい選ばせてやるよ」と言われた。
私も雪山で酔ったまま眠るように死にたいんだけど、せっかくなら劇的な死を遂げたい気もする

5:見知らぬ大富豪に遺産を遺された。
貯金、親への贈与、寄付、そして自分の総指揮で映画を撮影する

6:初対面で「B型?」と聞かれた。
「なんでそう思う?」と聞き返す

7:預金残高が増えていた。
とても喜ぶ。そして気が大きくなって、割とすぐ何かに使ってしまうだろう

8:カモシカの様な脚にされた。
バンビみたいな脚にして、と再度お願いしてみる

9:前に並んでる人に「俺の背後に立つんじゃねぇ!」と言われた。
係員の人に「変な人がいます」と申告

10:「犯人はあなたです!」と言われた。
とりあえず崖へとにじり寄る

11:鏡を見たら目がヤギ目になってい た。
ホラーかと思って叫んじゃうよ

12:尻の割れ目が消えた。
「投稿!特ホウ王国」がまだあれば、確実に100万円GETできるのに・・・

13:偶然手に取った本の主人公が、明らかに自分だった。
裏返して出版社を確認。裏表紙から開いて刷を確認。まあ、どの本でもやるんだけど

14:モナリザがこっちを見ている気がする。
夜たまにそういうこと考えて恐ろしくなる瞬間あるよね


●8月8日 ジガってきました

去年のサマソニのあと、「来年はJay-Zきてくれないかな」と書いてたら
なんと本当にやってきましたよジガが。
かねてより夢だったHOVAポーズ(手のひらで三角を作るポーズ)を実現するため行ってきましたサマーソニック。

といいつつ、今年のラインナップは女子アクトが少ないこともあり、絶対見たいのはJay-ZとNasくらい。
ソニックステージのHurtsは是非見たかったんですが、当日券の調達に手間取って間に合わず。
結局私のタイムテーブルはこんな感じでした。
舞花→Two Door Cinema Club→Nas→Passion Pit→(モニターでNickelback)→
(芝生エリアで寝ながらA-ha)→Keri Hilson→Jay-Z

Nasは15時のマリンステージだったのでとにかく暑かった!
でもそれに負けないくらい熱い縦乗りのステージでした。ブレイクなしでほぼ全力疾走。
全身白の衣装もクールだった。
ラストはもちろん「One Mic」・・・ピーカン晴れとは思えない厳かで緊張感のある時間でした。
そこから屋内のPassion Pitへの移動が大変だったけど、「Sleepy Head」はちゃんと聴けた。
あの高い声が地声だと知って驚く。ハッピーな雰囲気のいいステージでした。
Keriはすごくスタイルがよくて、生歌もうまい。「The Way I Are」が聴けてよかった。

んで、Jay-Z!
すけっじさんと合流してアリーナへ。いいポジションに着いた頃、カウントダウンが始まる。
ギター、ピアノ、ドラム、ブラスのフルバンド体制で音も最高。
冒頭を飾るのは「Run This Town」! そりゃ叫ぶわ叫ぶわ。
去年のビヨンセと同じく、うしろに高画質モニターが設置してあってVJもかっこいい!
結論から言うと、とにかく考えうるベストの曲目で、構成もバッチリで最高の1時間だった。
「Empire State Of Mind」ではRoc Nationの新人シンガー、Bridget Kellyが美声を響かせる。

この 映像と同じ人ね。
最新アルバム以外では、「99 Problems」、「Dirt Off Your Shoulder」、「Jigga What,Jigga Who」
「Hard Knock Life」、「Sunday Bloody Sunday」のリフを敷いた「Heart Of The City」などなど。
さらには「Umbrella」まで! サビでマイクが客席に向いたので、他の客のぶんまで必死に歌う我々。
ジガはとにかく佇まいがかっこいいなあ。横綱。帝王。
ラストは「Young Forever」→「Numb/Encore」でシメ。絶叫しつくした。
チケット代払って見に来た甲斐があったよ。またいつか来てくれるといいのだが。


●8月1日 デミ・ロヴァートを応援します

この週末、急激にデミ・ロヴァートへの愛が高まって
思い立ったが吉日でファッション特集を作っちまいました。
THIS IS ME DEMI
デミ・ロヴァートって誰よ?という方も多いかもしれませんが、ディズニー出身の17歳のアイドルです。
マイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスと並んで「新ディズニーアイドル3TOP」のひとりですが
個人的にはビジュアルも音楽もこの子がピカイチ!
しかも恐るべき速さで垢抜けていく、その過程をリアルタイムで目の当たりにできて楽しい。
マイリーは最初からある程度できあがってたし、どんどんヤンキーっぽくなるばっか りで何も驚きがない。
セレーナも可愛いですが、好みのタイプでいったらデミ。
デミ・ロヴァートという、アイドルらしからぬゴツい名前も渋いよな。
膨大な写真を見返していて気付いたけど、ちょっとアンバー・タンブリンにも似てる。好きな系統なのだわ。
ひさしぶりに熱狂的に応援したいセレブが出てきて嬉しいな。
「Gossip Girl」のブレアはファッション的にはヒットだったけど、レイトン・ミースターが好きなわけではないし。
ちなみに「ブレア ファッション」で検索すると私の特集が一番上に引っかかるのですが
日本上陸に先駆け過ぎたのか、逆に今こんなに流行ってる状態に着いていけてない。
シーズン3以降はまったく追えてないし。
しかも今検索で来てくれた人が、「どれこいつの日記も見てみよう」と思ってくれたとしても
フランス革命とか爆発音とか参院選の話しか書いてないから、訳がわからんろうな。

ちなみに「THIS IS ME DEMI」というタイトルは、“デミ”にひっかけてポジティブな感じの英語を探してて、
「“ディスイズミー”ってデミと語呂が合うしぴったりじゃん!」と大発明をしたような気になっていたのですが
よく考えたら「キャンプロック」でのデミの出世曲が「This Is Me」ってタイトルだった。
その曲は普通のポップ・ロックなんですが、スペイン語版で、曲調もバラードにアレンジした
「Lo Que Soy」(Who I Amという意味)という曲が素晴らしい。

16〜17歳でここまで情感こめて歌えれば大したものですよ。

ついでにセレーナの傑作ビデオ「Naturally」も貼っとこう。

「You are!」のシャウトに毎度震える。
アイドルのビデオとしては満点の出来でしょう!


●7月28日 熱月

この数日間、ロベスピエールのことばかり考えていた。
というのも昨日7月27日が、「テルミドール9日の反動」と呼ばれる日であり
翌日の今日は、ロベスピエールやサン=ジュストが処刑された命日なのです。
ロベは36歳、サン=ジュストにいたっては26歳ですよ! 若すぎるわ。
冥福を祈らずにはおれんね。

我ながら相当キモい女だということは承知しているが、知れば知るほどハマっていくのがフランス革命。
どの国の歴史でも、革命というのはキャラの立った登場人物(しかも玉石混合)が登場するものだけど
フランス革命は、主要人物が若く志半ばのまま、ひたすら死んで死んで死んでいくという点で群を抜いている。
そしてロベスピエール、サン=ジュスト、エベール等、おそろしいほどイケメン揃い!
これは私の脳内妄想ではなく、史実として残されていることです。
清潔で折り目正しく、上品でシャイな雰囲気のロベスピエール(ただし革命後半は病んで情緒不安定に)
女と間違えられるほどの美形なのに、プライドが高く喧嘩っ早い一面を持つサン=ジュスト、
見た目はつつましやかな色男にもかかわらず、卑猥な毒舌を駆使して急進的な革命をあおるエベール。
あとイケメンじゃないけど、容貌魁偉で雄弁だったため、パリ市民の人気者となったダントンも良いキャラ。
なかでもとりわけロベスピエールに惹かれてしまうのは、革命の理想をストイックに追い求め過ぎて
誰にも愛されずに滅んでいく、ある種マゾヒスティックなまでのかたくなな情熱が、私のハートを鷲掴むんだわ。
長谷川哲也先生のマンガ「ナポレオン 獅子の時代」のせいで、巷では“史上最強の童貞”とすら呼ばれているロベ。
ダントンとは私生活では友人だったにもかかわらず、革命のためといって処刑を断行。
彼がギロチンにかけられる日は、家のカーテンを閉めて、耳をふさいでひきこもっていたという・・・
ものすごく強いのにものすごく弱い! なんという魅力的な二律背反性でしょう。
一番信頼していたのはサン=ジュストらしいけど、個人的にはダントン、
さらには幼少期の環境(もともと金持ちだったのに、親の出奔で貧乏になり、勉強に打ち込まざるを得なくなる)
が似通っているという点で、エベールとも通じ合う部分があったんじゃないかと・・・
すみません、これに関しては完全に脳内妄想です。

「やる夫がフランス革命を生き抜きます」

よくまとまってて面白い!


●7月26日 さらに爆発音がした

前回の「爆発音がした」まとめを気に入った佳奈さんから
「私はティーンズハート風で書くから、サイコちゃんは森ガール版やって!」
と言われたので、やってみたよ森ガール+α。


●森ガール
お 気 に 入 り の レ ー ス の カ ゴ に
チ ョ コ レ ー ト と ビ ス ケ ッ ト
森 の こ か げ で
す や す や 夢 み る ち い さ な わ た し

そ の と き 誰 か が
わ た し の 巻 き 毛 を ひ っ ぱ っ た の
い っ た い だ あ れ ?
そ れ は ま っ し ろ な ウ サ ギ さ ん
「 あ ぶ な い ! は や く こ っ ち へ 来 る ん だ 」
ま る で ア リ ス の 冒 険 み た い 

う し ろ か ら 大 き な 音 が し た
森 は い つ だ っ て 不 思 議 が 起 き る
な ん だ か 今 日 も
素 敵 な こ と が 始 ま る 予 感*.゜*

ちなみに私の考えでは、森ガール≠オリーブ少女で ある。その精神性において、両者は決定的に違う。
詳しくは別の機会に語ります。


●ヤンマガのグラビアのポエム
1ページ目――今日は、はじめての浴衣デート
2ページ目――元気な制服姿と違って、今日はなんだかすごく大人っぽいキミ
3ページ目――ひとつひとつの仕草にも、思わずドキッとしてしまう・・・
4ページ目――突然の大きな音に振りかえると、それは夏の夜を彩る花火
5ページ目――「キレイ〜」と無邪気にはしゃぐキミ。だけどその横顔のほうが、僕にはもっとキレイ で――
6ページ目――来年もいっしょに見ようね♡

ヤンマガに限らないけど、なんでグラビアって男目線の変なポエム載ってるんだろうね。


● 女性ボーカルにフィーチャーされたティンバランドのラップの対訳
Hey ガール
マジでホットな女だよキミは
比類するものなき腰の曲線
Trousdale(註:ハリウッドの人気クラブ)にだって
これほどゴージャスな女神はいないさ
キミが姿を現すだけで、店内はまるで爆発騒ぎ
まさに水爆級のフェロモンの持ち主
ほら、さっそくイカれちまったみたいだ
俺のストレンジラブを受け取ってくれよ

別にティンバランドじゃなくてもいいんですが、アリーヤとかネリー・ファータドとか
女性ボーカルと絡むとやたら低姿勢になるからさ。
「註」はあえて入れました。
しかし、我ながらしょーもない遊びだね!


●7月20日 爆発音がした

連休。学んだことは、夏はやはり夜行性に限る、ということでした。
暑すぎるだろどう考えても。
ただでさえ少ない体力をこれ以上奪われないよう、極力ひきこもっていました。まあ、いつものことだけど。
しかしもう海の日まで終わったのかよ。年内に祝日があと6回しかないなんて・・・

2ちゃんねるなどで、以前からよく話題になる「爆発音がした」のコピペ。
改めてまとめサイトを読み返してたら本当に面白くて、みんなよく観察してるなあとむしろ感心してしまった。

「爆発音がした」まとめ
リンク
要は、「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」という基本の文章を
たとえばケータイ小説だったら「ドカーン!俺は振り返った。」というふうに
いろんな文体で書き分けしていくというもの。
私が特にお気に入りなのはこのへん。

●J・D・サリンジャー (野崎孝)
「後ろからインチキ臭い爆発音が聞こえたんだよ。
 僕は振り返ろうとしたんだけど、そんなことをしたら僕はげえげえ吐いてしまうよ。
 爆発音の十中八、九は反吐が出るようなカスなんだぜ、本当に。」
●ダニエル・キイス
「どーかついでがあったらアルジャーノンのおはかに爆発をそなえてやてください。」
●尾田栄一郎
「  ド  ン  ! 」
●車田正美
BACOOOOOOM
「なっ、なにィーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」
「ま、まさか、あの……」
〜未完〜
● 谷口ジロー・久住昌之
井之頭五郎「こういうの好きだなシンプルで、爆発って男のコだよな」
●小倉智昭
小倉「僕はねえ、これはいつか爆発するんじゃないかなと思ってたんだよねえ、デーブ」
デーブ「アメリカでは、以前からこの事問題になってたんですよね」
●タカアンドトシ
「エクスプロージョン!」
「欧米か!」
「バックをルックするぜ!」
「大柴か!」

面白おかしく書かれてるけど、真似されたほうはそれだけスタイルがあるってことだよね。良くも悪くも。
ちなみにサイキッシュ文体で書くとこんな感じか?
「相変わらず酒を飲みながらこれを書いてるので、ちょっと支離滅裂かもだけど。
 こないだ歩いてたら後ろのほうですごい爆発音がしまして。
 ついに地球滅亡か!と思いつつ、ミーハー精神丸出しで振り返ったわけなんですけども」


●7月15日 乙女という名の生き物

祝・「乙女の密告」芥川賞受賞!
私の手柄でもないのにとても誇らしい。赤染さんおめでとうございます。
さっそく新潮社より月末に単行本化されるとのこと。
以下、作品中特に印象的だった箇所を抜き出してみる。

“スピーチの途中で、急に麗子様のスピーチが止まった。忘れてしまったのだ。麗子様は決して慌てなかった。
 微笑んだまま、沈黙している。
 (中略)
 麗子様は静けさに浸って、海でも眺めるように聴衆を見渡していた。
「あ」
 しばらくして、麗子様は小さく声を出した。思い出したのだ。
 浜辺で小さな貝殻でも見つけたみたいに、麗子様は失った言葉をすっと拾い上げた。”

“みか子は小さく声を出す。冷蔵庫の明るさに目がくらんだのだ。よくあるのだ。
 京都の家は暗い。台所はさらに暗い。こんな冬の日はなおさらだ。
 (中略)
 この明るさで暗い世界を照らし出せたらいいのにと思う。
 ぱたん、と冷蔵庫のドアが勝手に閉まったのが無情に思えた。”

こんな抒情的な描写の一方で、作者本人が
「女子学生の日常をあえて戯画化することで『アンネの日記』のリアリティーを際立たせたかった」
と話しているとおり、過剰にデフォルメされた、乙女たちの学園生活の描写は非常にユーモラス。
暗唱のために「与作」を替え歌する同級生や、ストップウォッチの代わりにヒヨコのキッチンタイマーを使う教授。
「おぇー!」「ぱぱぱぱぱーぱぁ」と必死にドイツ語の発音を練習する乙女たち。
シリアスとユーモアのこのバランスが、「小説」としての面白さのレベルを高めているのだろうなあ。

映画化、舞台化もできる作品だと思うのですが、読んでる最中から
主人公のみか子は多部未華子を思い浮かべていた。名前が一緒だというのももちろんあるんだけど
困った顔が似合う、美人というより幼い可愛らしさの女の子。

それにしても、文学だけでなくカルチャー全般に言えることだけど
私はちょっと処女信仰・乙女信仰っぽいところがある。
ただし男性的な「処女以外はビッチ」という考え方ではもちろんなく、
乙女という、高潔で純粋で甘くやわらかで、その一方で残酷で思い込みが激しくてかたくなな、
ガラスのような脆さと強度を併せ持つ、不安定で矛盾した儚い生き物。
圧倒的に恋焦がれる気持ちと、絶望的に死にたい・殺したい気持ち、
そのはざまで揺れ動くものに心惹かれる。
人生の一時期に自分にも確かにあったそれを、あえて古傷に触れるように、ときどき追体験したくなる。


●7月11日 パウルは宇宙人である

ワールドカップの決勝を見ようと頑張って起きてるんだけど、睡魔に負けそうになっています。
しょうがないので?日記を書いてごまかす。
昨日のウルグアイ-ドイツ戦の実況は面白かった。私はUstreamで見てたんですが
ウルグアイに点が入るたびに「パウルの嘘つき野郎!」みたいな罵声がネット上で飛び交っていた。
パウルは今もっとも世界で有名な例のタコくんね。
私は昔から、海に住む無脊椎動物はすべて宇宙からやってきたモンスターだと主張してきましたが
やっぱり間違ってなかったね。パウルのあの予知能力を見る限り、文明が高度に発展した惑星からの使者に違いない。
だってさあ、エビとかイカとかなんで生きてるのかわかんないもん。生き物として遠すぎて怖い!
なかでも最強に怖いのはシャコ。震えあがりたい人は、ウィキペディアで「シャコ目」と検索してみるといいよ。
あんなんが海の中にうようよいるんだぜ。世界は広すぎる。

さて、本日の参院選。面白い結果になりました。
もともと衆院選に比べると、参院選にはあまり興味がなく、今回もぼんやり投票してきたんだけど
20時の選挙特番をつけると、予想以上に自民・みんなの党が議席を伸ばしていてびっくりした。
ただ、有権者に積極的に選ばれたのはみんなの党だけで、自民は消極的選択だと思うけど。
個人的に渡辺善美に恨みはないのですが、元タリーズ社長の松田公太が好きじゃないので
なんとなく応援できなかったのだが・ ・・でもギリギリで当選しちゃった!うぐぐー
なぜ松田氏を厭うかというと、私の一番苦手な人種の匂いがする、ただそれだけの理由です。
なんつーか、「元イケメン」って感じの。バブリーでリュクスでラグジュアリーを引きずってる感じの。

民主大敗、自民快勝とはいえ、ここで気に留めなければならないのは
単純な「保守復活」というストーリーではまったくないことです。
自民党内の保守派・右寄りの人たちが一斉に離党して、「たちあがれ日本」や「国民新党」を作ったけど
結局前者は1席のみ、後者にいたっては議席獲得ならず。
さらに安倍元首相が選挙協力していた「日本創新党」も0議席だったことを考えると
ここ数年で急激に増えた、ネトウヨが好むような「ゴリゴリの保守層」は、結局有権者の支持を得られてない。
もちろん外国人参政権や移民問題は重要な問題だけど、そういったイデオロギーの話よりも
行政改革や不況対策のほうが喫緊のニーズだってことがよく表れた結果だと思います。


●7月5日 今日のガーリィ:乙女の密告

芥川賞の候補作が発表になりました。
6作品の中で、私は「乙女の密告」(赤染晶子)というタイトルを見た瞬間、心を奪われてしまった。
乙女!密告!背筋がはねるほど刺激的な言葉の組み合わせ。
これは読まなければ!と、わざわざ掲載誌の「新潮6月号」を取り寄せたんだけど、期待に違わぬ作品でした。

ストーリーを簡単に説明すると、女の子しかいない、京都の外語大のドイツ語ゼミが舞台。
バッハマン教授という、日本文化をこよなく愛する変なテンションのドイツ人教授のもと、
主人公・みか子たちは、スピーチコンテストの課題である「アンネの日記」の暗唱にいそしんでいる。
乙女たちの派閥争いや事件、コンプレックスを乗り越えながら、みか子が自分の言葉をみつけていく物語。

現代の話のはずなのに、閉塞的で独特、箱庭のような乙女たちの学園生活。
スピーチに命をかけている先輩・麗子様が教授とデキているという噂を
乙女たちは「不潔やわ」と囁き合い、麗子様は孤立していく。
みか子は麗子様の無実を信じたいが、彼女もまた「密告」の標的になる。
“信じられないと驚いて誰よりもそれを深く信じる生き物”である乙女たちは、潔癖がゆえに残酷で
その前では、真実は必要とされない。乙女にとって“真実は禁断の果実”なのである。
こんな感じで、20歳前後の女の子たちの集団心理と、その中で自分をみつけていく主人公の葛藤が描かれるのですが
山田詠美的なドロドロはなく、どこかおもちゃのような、白い陶器のような世界観なので、嫌悪感はない。
一方で、京都の町屋の薄暗さを「冷蔵庫が一番明るい」と表現するリアリティもあり。
散りばめられたシュールなユーモア(特にバッハマン教授のキャラの立ち方はすごい)も味があって
物語を陰鬱にせず、不器用だけど必死な、乙女の小さな成長譚として成功させている。
「アンネの日記」と現実が交差するラストは有無を言わさぬ勢いとカタルシスがあって、しばし言葉を失いました。

作者のペンネームがお そらく赤染衛門と与謝野晶子から取られていることからもわかるように
女子というものにとてもこだわりのある人なんだと思う。
さらに本人も京都の外大卒ということ、参考文献を自分で訳していること、
アンネ・フランクの協力者であったミープ・ヒースが今年1月に亡くなったことを考えても
(作中にもその話が出てくる)作者本人の思い入れが投影されてるから、このカタルシスがあるのだろうな。

スペース足りないので、続きは次回に。


●7月4日 7月4日、晴れ。

くっそー、どいつもこいつも結婚しやがる。
そんなふうに悪態つきたくなるほど、同級生がばんばか結婚しています。
ちょっと待って、まだ24歳だよ!?
世間的にも(大卒なら)はやい部類だと思うのだが、みんなあっという間に決めていくなあ。
私は結婚したい気持ちは人並みにあるのですが、なんだかすっかりうかうかしていた。
「小学校低学年で学校で九九を教えられたとき、まさかこんなものを覚えなきゃいけないなんて思わなくて
 ボーっと授業聞いてたら、それをテストされることにあとで気付いてびっくりした」
みたいな話をしていたのはばすこだったと思いますが、ほんとそんな感じだ。

そんなわけで、今日は中高の同級生の結婚式へ。
場所は表参道テラス。テイクアンドギブニーズがやってるようで、
すごくイマドキというか、若い女子が喜ぶツボを押さえた式だった。
青山通りの無印良品の角を曲がってちょっと行ったところなんですが
私はなぜか外苑前の無印良品だと思い込んでいて、気づいた頃には時すでに遅し、
結局半泣きでタクシーに乗ることに・・・DIE ME!って気分でした。

気を取り直して式ですが、なぜ花嫁ってあんなに美しいんでしょう。
どの結婚式に行っても思うけど、肌が発光してる感じがする。本当にきれい。
新婦は妊娠7カ月のはずなのに私よりすらっと細くて(もともと細い子だけど)自分を恥じたね。
乾杯のシャンパンは、私も大好きなグリーンポイントでテンションあがる。
料理は全般的に美味でした。若干、皿を下げられるタイミングが早かったけど。
朝食を摂ってなかったので、友人とフォカッチャを2回もおかわりして貪る。

職場結婚だったので、招待客のメインは会社の人たちで、中高の同級生は3人だけだったけど
スライドショーで高校時代の写真が出てきたときは、思わず「ヒーハー!」と叫んでしまったわ。
最後の花嫁の手紙も簡潔で、だからこそ響いて、アットホームないいお式でしたわ。
異常に疲れたので、帰ってから4時間近く爆睡した。

ちなみにドレスは2年前に買ったLa Totaliteのグレー×黒のドレス。
羽のカチュームとパールのアクセサリーを合わせてみました。
しかしこのドレス、割と上半身のラインが出るデザインで
久々に着たらものすごい苦しくて絶望に見舞われたよ。
ちょうど社会人になったばかりの頃に買ったから、自分がいかに肥えたかを実感。
こうなったら、モムチャンダイエットを実行するしかない。
とりあえず1週間だけ毎日やってみるよ。


●6月27日 ローラーガールズ・ダイアリー

参院選が始まりましたね。
昨日の昼、渋谷109前にいたら、スマイリー党のマック赤坂が変な音楽を流しながら演説を始めました。
なんじゃこりゃ・・・と思って見ていたら、そこへ街宣車に乗った又吉イエスが登場!
唯一神自ら「マック赤坂よ、お前の言うことはすべて間違っている!」とディス攻撃を開始しました。
道路を挟んでマックとイエスが対峙したところで、その道路を走り抜けて行ったのが、車に乗った谷亮子。
おっさんふたりのことなんか気にもとめず、笑顔で手を振る亮子。
なんというか、すごいものを見たなという感じだ。
妖怪大戦争、もしくはかいじゅうたちのいるところ。
どうでもいいが渋谷ではモデルのikumiも見た。異常にスタイルがよかった。

映画「ローラーガールズ・ダイアリー」を観ました。面白かった。
一生忘れない、というタイプの面白さではないけど、夏に観るガール・ムービーとしてはぴったり。
テーマとなっているスポーツはローラーダービーというそうですが
かなりのスピード・迫力でびっくり。出演者はさぞかし練習したことだろう。
これを観てるだけでも充分面白いので、もっと時間を割いてくれてもよかったかも。
司会役のジミー・ファロンのチャラチャラした感じが好きだったわ。
恋愛よりも女同士の友情、ママとの確執に焦点が当てられているのもガール・ムービーらしい。
主人公が恋に 落ちる相手、どっかで観たことあるかなあと思ってたらランドン・ピッグだった。
3〜4年前のTEEN VOGUEでめちゃくちゃプッシュされてたシンガーソングライター。俳優もやってんのか。

しかしなにより、主演のエレン・ペイジが素晴らしすぎ!
非ハリウッド・グラマーな独特の魅力は「JUNO」のときから
(もっと言えば「ハード・キャンディ」からか。未見だけど)存在感抜群だったけど
本作ではさらに増長されていて、このへんのジャンルでは一人勝ちでは。
数年前の蒼井優を、もっとインディーロック寄りにした雰囲気で
美人じゃないのに、妙に可愛くてオシャレでエロい、不思議な魅力。
ファッションもめちゃくちゃ可愛い!
大きめのメガネ、ロックTに花柄スカート、ノースリーブワンピにごついブーツなど
「PS」系のゆるカジが超似合っていた。真似したい。

クライマックスの試合シーンではMGMTの「Kids」が流れるなど、
ドリュー・バリモアらしい、ちょい通好みな音楽センスも聴きどころ。
あとプールでの水中ラブシーンも印象的だったな。


●6月24日 クイズはスポーツである

いきなり携帯から移動中に更新してるから、支離滅裂でまとまってない文章ですが
なんかもう啓示みたいなものを感じて書かずにはいられない。これはtwitterじゃなくサイキッシュに書きたい。
やっぱり、私の人生において、タイムショックってものすごい存在だったわ。
あれから特にクイズ番組に出ることもなく、クイズ研究会とかにも属さずやってきたけど
間違いなくあの夏は、私の青春のハイライトだった。
外見もパッとせず、運動もだめでモテと無縁な進学校の日陰者高校生にとって
ク イズこそがスポーツだった。あれはスポーツだった。
高校野球とかインターハイと同じ意味を持ってたんだな。

なんでこういうことをいきなり書いてるかというと
久々にタイムショックレポを読み返してたら、我ながら結構面白くて
同時に「もう二度とああいう機会は有り得ない」と思って、ちょっとセンチメンタルな気分になったからです。
そんな気分で出場者の名前をググりまくってたら、みんないまだにクイズ界で活躍してて、なんか笑えると同時に嬉しかった。
クイズ界ってすごく独特の狭い世界なんですが、その中で有名な強豪とかサラブレッドとかがいて
クイズ版「北斗の拳」みたいな感じで見てるぶんにはすげー面白いんだわ。

で、さらにググってたら、某強豪校の人が実は取引先に勤めてることが発覚し、世間の狭さに興奮しました。
早速その会社の知り合いを介して、連絡してもらうことに。
あのときの縁がどこかで繋がってるって素敵だわ、本当に。

ちなみにアンサーアンサーで、愛知県に「天下布武」というトップクラスのプレイヤーがいて
私は密かに、あの夏戦った岐阜高校の彼じゃないかと思ってるんだけど(笑)
もしそうだったら嬉しいな。クイズ大好き。


●6月22日 2005

前回の日記で「運がいい」とか書いておきながら、信じられない事態が起きました。
先週の木曜、超急遽韓国への出張が決まりまして、本来なら今頃韓国にいるはずでした。
個人的にもかなり楽しみな案件だったんだけど、帰宅してパスポートを確認したら・・・有効期限切れとった。
目ん玉ひん剥いたよね。
確かにはじめて海外に行ったのが2005年だったから、丸5年経ってるんで、そりゃ切れるよって話だけど
だって今年は貧乏過ぎて海外旅行は行けねーなと思って油断してたし
まさかこんなに急に海外出張の話が来るなんて思ってなかったんだもん!
サムギョプサルのリベンジは近いうちに行う。

昨日の夜は元「SHOWCASE MAG」編集部のみなさまと3年ぶりくらいに食事しました。
ずっとサイキッシュをご覧になっている方はご存じかもしれませんが
2005年に音楽雑誌として「SHOWCASE MAG」が創刊され、2007年にいったん休止、
メインの編集者だった方を中心に大幅リニューアルされたのが、今発売されてる「GOSSIPS」なわけです。
「SHOWCASE MAG」立ちあがりから「GOSSIPS」 初期までずっと働かせてもらってたんで
私にとって、仕事の基礎は全部あそこで学んだ、と言っても過言ではない。
しかし「GOSSIPS」はこないだフジテレビの「ベストハウス」でも取り上げられてたし
編集長は「ホンマでっか!?TV」にも出てるしで、売れまくってて正直うらやましい(笑)
今月号の表紙はミランダ・カーだよ! 攻めてる姿勢が素晴らしいわ。
「今の仕事に行き詰ったら、転職させてください」と頼み込んでおきました。
でもこないだ私がやった仕事を偶然ふたりも見ててくれ ていて、褒められてものすごく嬉しかった。
自分のやってることは間違ってないはず、まだまだ実力は足りてないけど。

セレブといえば、アマンダ・バインズが女優業引退を宣言したそうで。
「恋するマンハッタン」は最高のシットコムだった。
女優としては優等生的で、特にコメディを手堅くこなしてたけど
賢いぶん、早々に見切りをつけたということなのか。実際に優等生らしいしね。
それこそ2005年当時、ヒラリー・ダフ、リンジー・ローハン、アマンダ・バインズがアイドル女優のトップだったけど
ヒラリーはフェードアウト気味だし、リンジーはすさみまくってるし、アマンダは引退だしで
なんか「こういうふうに、時代は終わっていくんだな」と感じた。
時代というか、私の世代、という言い方が正しいか。
何もしなくても、若い人は次々に出てくる。


●6月14日 運だけで生きている

カメルーン戦の勝利に酔いながら、日記。
明日早く起きなきゃいけない日なんだけど、まあ日本中の多くの人が同じように眠れてないだろうから、いいとする。

8年前の日韓大会のとき、自分は何を考えてたんだろうと日記を読み返してみたら
もう信じられないくらいガキで思わず赤面した。
フォントサイズを無意味にデカくしてるし・・・
でもすっげー楽しかったことだけは伝わってくるよ、私!
普段本当にスポーツに縁がなくて、特に球技の才能を奪われて産まれてきたような女なので
このワールドカップもこっそり見てるだけですが、やっぱりどこかに憧れだってあるんだよ。
日韓大会のときは、最後に日本が負けたあと、インタビューでトルシエが急に涙ぐみ始めて
「ちょ、今まであんだけイヤなフランス人風だったのに、反則!」と動揺&惚れた記憶が何故か一番印象深い。

奇しくも先日、2002年に出場したファッション甲子園で知り合った女の子と超久々にメールしまして。
宿の部屋が一緒だった岐阜の高校チームの子で、お互いCoccoが好きで話が盛り上がって
その後少しメールのやり取りしてたんだけど、その子がイギリス留学したりで、交流が途絶えてたんですよ。
でも急に彼女を思いだして、うろ覚えでメアド(アドレス帳に残ってないので手打ち)入れて送ってみたら
5年ぶりくらいに返事がきて・・・超感激しました。
彼女とは二度と会うこともないかもしれないけど、漠然と生きてたら知り合うこともなかったはずの人と
地球のどこかでこうして繋がってられるって素晴らしいな。

話は変わりますが、こないだスピリチュアルカウンセラー?みたいな人に見てもらう機会がありまして。
あんまり何も考えずに、興味半分でふらーっと見てもらったんだけど
割と早い段階で「あなたはとても運が強い人ですね」と言われたのはちょっと驚いた。
たぶん私が「スピリチュアル?へー、どんなもんかね」くらいの鷹揚な態度だったので
そういう人には「運が強い」と言うようにしてるのかな?とも思ったけど
実際今までの人生、運だけで生きてきたので当たっとるな。
結婚のタイミングやキャリア展望なども訊いてみたけど、基本的に
「とにかく運がいいので、特に心配せずに前へ進め」的なアドバイスしかもらえなかったよ。
(一緒に行った友だちは結構具体的なことを言われていたのだが)
そして「マン ガを描くとかCDを出すとか、大きい目標を実現させられる人だから頑張れ」だそうですよ。
やっぱ、アイドルの作詞家になるか!


●6月6日 SEX AND TOKYO

木曜日に健康診断があったのだけど、すっかり忘れていて前日の3時にガブガブと酒を飲んでしまった。それも同期と。
ふたりして翌日「やべー、血液検査!!」と青くなったけど後の祭り。
きっとアルコール濃度たっぷりな血液が採血されたことでしょう。
総務にまたアホな子だと思われるに違いない。
そして血圧はやはり低いままでした。上が88、下が60。我ながら驚くわ。
しかし低血圧の主な症状である「食欲不振」って、まったく起きたことないんだが・・・

土曜の夜は「SEX AND THE CITY THE MOVIE」を家で鑑賞。
結論から言うと、すげー面白かった! 正直もっと浅い内容なのかと思ってた。
全員のエピソードにいちいち感情移入したなあ。
喜んだり悲しんだり怒ったり、他人から見たらバカバカしくても、そういうのを繰り返して生きていくんだなあ、と。
「二度と笑えない」と思ってたキャリーが、メキシコ旅行で潔癖なシャーロットがお腹を壊したのを見て
ようやくバカ笑いし、元気を取り戻す・・・っていうシーン、あるある!って思ったよ。
いいことも悪いことも笑い飛ばして生きていける仲間がいるって、ほんと力ですよ!
で、当然ながら4人のファッションが可愛すぎて、それだけでメシが食える。
こないだ山崎まどかさんの講義で言ってたけど、パトリシア・フィールドはレズビアンなんだってね。
「クィア(セクシャルマイノリティ)の持つストリートの感覚、派手な色彩感覚を
 ハイファッションと組み合わせたのが彼女の功績」と話されていて、なるほどなと。

この映画を見たからというわけではないんだけど、最近よく思うのが
「私は本当に男には興味がわかないなあ」ということ。
もちろんイケメンにときめいたり、男の人と話して楽しいときもいっぱいあるけど
基本的に、根本的に、生きてる上であんまり関心が向かないというか、積極的に仲良くなりたいと思わない。
男嫌いとか恐怖症じゃなくて、「あっち側」に住んでる人、って感じかなあ。
だからついでに 言えば「男グループの中で輝く女子」も「遠いなあ」と感じる。
芸能人で言えばYUKIとか木村カエラなんですけれども。
私はやっぱり女とつるむのが好きだ。可愛いかっこして酒と美食を囲みながら、ゲラゲラ笑っていたい。

映画を見終わったあと、親(SATCの大ファン)と電話してたら
「なんか、合コンで“お持ち帰り”っていうのがあるんだって!? あんたはそういうことしちゃダメよ!」
と唐突に言われたよ。急にどうしたんだ、母よ。


●5月29日 2719年からやってきた歌姫、その名はJanelle Monae

ジャネル・モネイ(Janelle Monae)のメジャーデビュー盤「ArchAndroid」が傑作すぎる!

アウトキャストのビッグ・ボーイや、Diddyに見出された新人ソウル・シンガーです。
これは間違いなく2010年の賞レースや各誌ランキングに絡んでくる重要作だと思う。

まずはシングルの「Tightrope feat.Big Boi」をお聴きいただきたい・・・
Tightlope MV
ビッグ・バンドを率いた軽やかでノリノリのファンク・チューンで、踊りださずにはいられない!
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」かのごとき、モネイのファンキーでタイトなボーカルも最高。
上の写真からもわかるとおり、リーゼントで小柄でボーイッシュなルックスの彼女が
タキシードに身を包み、くるくると踊る姿は実に魅力的です。


左はEP「Metropolis」、右は本作「ArchAndroid」。
一見タイの女神様みたいだけど、被ってるのは未来都市の模型だよ。
もともと舞台女優を目指していたというモネイ。彼女の作品には、SF的なコンセプトが貫かれています。
時は2719年、舞台は未来都市メトロポリス。
“心”をインプットされたアンドロイド、シンディは人間に恋してしまい、体制側に追われる身となる・・・。
SF好きの黒人女子! これだけで私はもう応援したくなる。
というわけで、伝統的なソウル、ファンクのマナーに則りながら、フューチャー感も満載で
さらにはフレンチ・ポップやディズニー音楽、クラシックからの影響も随所に見られ
かなり縦横無尽で独特な“モネイ・ソウル”が展開されています。
声はときどきビヨンセに似てるけど、もっとキュートでキッチュな感じ。

ルックスも素晴らしい。ディーヴァ偏重なR&B界において、中性的なスタイルが斬新。
普段はほとんどパンツスタイルのようですが、たまにチュチュを着たりして いて可愛い!
ルックス、キャラ&コンセプト、サウンドがすべて揃ってる。
少し強引な言い方だが、ソウル版LADY GAGAとでも呼びたい存在感。
ちなみにモネイも1985年生まれの24歳! 何かある学年なのだと信じたいね。

こちらのサイトで、素晴 らしく詳細なアルバム解説がおこなわれています。
8曲目「Neon Gumbo」の謎にびっくり!


●5月24日 沖で待つ

そういえば書き忘れていたけど、今トップページに飾っている写真は
テネシー出身のガールズ・バンド、Those Darlinsで した。

南部ロック+ガレージな雰囲気がレトロでキュート!
同年代の女の子はもちろんだけど、おじさんたちに可愛がられそうなバンドだね。

そろそろ私もAKB48に触れなければいけないかと思う。
先に言っておくと、曲はほとんど知りません。
イチオシメンバーは板野友美(トモカワイイ!)で、次がこじはること小嶋陽菜かな。
あと芸の伸びしろがありそうで期待してるのは小野恵令奈。
もうすぐ総選挙がありますが、やっぱり1位はぶっちぎりあっちゃんだろうな。
あっちゃん 人気を見ていると、モー娘。全盛期のなっちを思い出す。
白い肌に重めの黒髪ボブ、昭和っぽい純朴系ルックス。
日本人の男が好きなタイプの最大公約数は、やはりこういう顔なのだろう。
こじはるは飯田圭織のポジションだよね。一番整ってるけど、お人形系で現実感がない。
ちなみにともちんは昔の沢尻エリカを思い出す。男子より女子が好きなタイプの小悪魔系ギャル。
そういう文脈から言うと、人気が今ひとつわからんのが大島優子だ。

休み中にまた少し読書しました。
「沖で 待つ」絲山秋子
30代の同期の男女の物語で、恋でもなく友情でもなく、「同期」としか言い表せない関係性がよく表現されていた。
あっさりした話だけど、好きなフレーズがいろいろあって
「仕事のことだったら、そいつのためになんだってしてやる。同期ってそんなものじゃないかと思っていました」
とか
「納まらない現場っていうのは絶対にないんだよ」
という、職に関する言葉たちにリアリティと救いを感じたし、逆にシリアスな展開の中で急に
「小学生かよあのデブ」というツッコミにも笑った。
終わり方もすごく良かった。福岡の風景が見えた気がした。
ただ、併録の「勤労感謝の日」は、作者のキツさが悪いほうに出ててあんまり好きではない。

「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」江國香織
もう江國香織の本は無理と思ってたけど、久々に読んでみたらこれはそう悪くなかった。
ただ最初の2編だけで十分かな。祖母の危篤を前にした女3人の姿を描いた表題作がいい。
ちゃんと長生きして死ぬ人の死には、悲しみと同じくらい穏やかでユーモラスな空気が漂うものだ。
「うんとお腹をすかせてきてね」は、食の描写がぐいぐい迫ってきて圧巻。
食べることは性、そして生につながるのだなあと実感します。


●5月20日 ooruyomimono

引き続き音楽話。
2010年上半期は、ピンとくる洋楽があんまりないなーと思ってたんですが
ようやく良い感じのアルバムがいろいろ出てきた感じ。
まず、ケミカル・ブラザースの新曲「Swoon」!

宇宙をテーマにした新譜「Further」からの先行シングル。
私、2〜3年前に流行ったような、直接的なバキバキ系のエレクトロはあまり得意じゃないんですが
こういうふうに浮遊感をプラスすると一気に自分好みになるわ。
なんというか、宇宙の真ん中でくるくる回転し続けられる感じ。
深海に潜っていくようなジャケットもいい。

Katy Perryの新曲「California Gurls」にも驚いた。

これはJay-Zの「Empire State Of Mind」に対抗した、LA版アンセムとのこと。
曲自体はまあ、Dr.Lukeらしいイマドキのポップスだけど
クレジットをよく見たら・・・なんとBonnie McKeeの名前があるじゃないの!
2004年に珠玉のファースト・アルバムを出したっきり音沙汰がなかったんですが
ソングライターとしてはまだ活動しているようで安心しました。
思えばKaty Perryのような“ビッチ系SSW”の走り的存在だった。後輩にバトンを渡した、ってことかしらん。
こういうことがあるから、クレジットのチェックは怠れん。

あと、相変わらず読書もちょこちょこと。
ついに「オール讀物」を買ってしまった。文藝春秋から出てる文芸誌ね。
昔は文春の独特の雑誌サイズを見ると、オッサンだなあと思ってたのに
こないだは朝の10時にファミレスでカレイの煮付け定食を食べながら
ひとりで「オール讀物」を読んでました・・・オッサンを通り越してジイさんだわ。
http://www.bunshun.co.jp/mag/ooruyomimono/
アドレスがallじゃなくてooruなのが渋すぎる。
創刊八十周年記念号ということで、「私が出会った作家」という特集が読み応えあった。
しかし50年くらい前の芥川賞って、川端康成や坂口安吾が選考委員してるんだよ。すごいよね。

で、この号に向田邦子の遺作である短編「春が来た」が再掲載されているのだが、これが素晴らしかった。
モテない妙齢女子の主人公と、その冴えない家族が、彼氏の登場によって変わっていく姿を描いてるんだけど
今の時代に置き換えてもすごく自然だし、とにかく伏線や隠喩、表現が絶品。
決してハッピーエンドじゃないけど、人生の妙味を伝える視線に恐れ入った。
つくづく惜しい人を亡くしたものだわ。


●5月16日 Compass

なんと気持ちのよい日曜の昼下がり。コーヒーを飲んでまったりしております。
最近は5月にふさわしい気候が続いて嬉しいね。
夕方からジムに行こうかなー
そう、少し前から私、ジムというものに通い始めました。
自分という概念からは、もっとも遠くにある存在だと思っていたのに。
といっても隔週くらいなので、健康管理というよりは罪滅ぼし的な意味合いが強いですが・・・
基本的には、30分エアロバイク、20分腹筋トレーニング、20分内腿トレーニングくらいのメニュー。
私はたぶ ん前世でスポーツを呪うようなことをして、
その罰として産まれるときに運動神経を剥奪されたんじゃないかと思うくらいのドジっ娘ですが
ジムだと、何も考えずに身体を動かせて、それは意外と楽しかった。
四六時中考えごとに追われているのだから、この1時間半くらい、頭をカラッポにするのもいいものだなと。
ちなみに通ってるのは近所の区立体育館です。知り合い皆無だしもちろんノーメイクで行けるので楽。

最近聴いている音楽など。
2ヶ月くらい前に激賞してたCDとは、Jamie Lidellの「Compass」でした。
ジャンルレスなサウンドと、エモーショナルなソウルフル・ボイス!
例えるのが難しいけど、男版ネリー・ファータドって感じ?
BECK、ファイスト、Wilcoのパット、ニッカ・コスタなど錚々たる面子が参加してます。

アルバムのタイトル・トラック。ジプシーを思わせる抒情的なメロディが素晴らしい!
アルバムはアップ・チューンからバラードまでバランス良く収録されていて、飽きません。

映画「告白」のサントラも良かった。聴くたびに映画の映像が甦る。
メインはBoris。昔はこの手のノイズ系は受け付けなかったのに、今は全然平気だから不思議。
クライマックスで流れる「決別」(2005年の「PINK」収録)は、壮大でせつないノイズ・プログレ 。
そんな中にAKB48の「River」なんかも入ってて、面白いサントラです。

あとは新譜よりも、昔のものを発掘して聴いとります。
さっき久々にその名前を見て、本当に久々すぎてびっくりしたShea Seger。
「May Street Project」が出たのが2000年? 10年前かよ・・・
当時はシングル曲以外がドライすぎて、アルバム単位では聴きこめなかったんだけど、後からハマりました。

これは「Clutch」のライブ・セッション版。ソウルフル!
なんと今年新作を出す予定があるとか? 楽しみだわ。


●5月10日 告白

「史上最強に後味の悪い本屋大賞」として話題のミステリー「告白」。
先日私も読みました。
ところどころ粗があるけど、グイグイ有無を言わさぬ展開で、確かに面白かった。
怖さ、エグさ、謎解きの面白さ、それらすべてをひっくるめてのエンタメ作品だなと。
章ごとに語り手が違うので、みんながそれぞれ正しいことを言ってるようで
別の章でその誤りや嘘がバレていく、って構成も悪意プンプンで面白いよね。

で、それが映画化されるということで、試写を見ることができたのですが・・・
正直、見終わってずーっと引きずってます。
主題歌のRadiohead「Last Flowers」が頭から離れなくて、Youtubeで聴き返して、そのたびに鬱になるという。
監督は「嫌われ松子の一生」の中島哲也。
私この人の作品は「下妻物語」しか見たことがなく、正直「下妻〜」はあまり合わなかった
(面白かったけど、原作のほうが断然好きだった)のだけど
「告白」に関しては、映画のほうがよかった、というか、受ける傷が深いわ。
原作の、小説だからできる壮大な荒唐無稽さ、ある意味笑える開き直りまくったオチを
美しい映像と印象的な音楽で、畏怖すら感じさせられるんだ、と。
中島監督のポップな映像センスが良くも悪くもグロい方向に活かされて、シュルレアリスムの絵みたいだった。
恐ろしいくらい厚いグレーの雲や、地を叩き続ける雨や、壁に残された血痕や・・・

原作を読んでいる身としては、序盤はなんだか進みがヌルくて、あれ?って感じだったけど
このほうが、どんどんみんなの狂気が加速していく感じが強調されて怖かったよー
本筋とは関係ない、屋上でのいじめの映像もやたら印象に残った。

そして出演者が皆素晴らしかった。
主演の松たか子・・・! おまつがこんなに凄い女優さんだなんて実感してなかったよ。
雨に打たれるシーンも引き込まれたが、ラストのどアップの表情!
あの数秒間、息もできないくらい、松たか子の表情にくぎ付けでした。あれだけで見る価値あるわ。
生徒では、美月役の橋本愛が特に印象的。
陰のある雰囲気の美少女で、制服もゴスな私服もハマりまくり。
調べたら「セブンティーン」の専属モデ ルだったよ。どんだけ若手女優の層が厚いんだ、セブンティーン。

個人的には、「バトルロワイアル」や「青い春」を思い出した映画でした。
良い映画とはとても言えないけど・・・はあ、このしこりの重さの正体はなんなんだ。


●5月4日 おお、運命の女神よ

GWの目標として掲げたバレエ鑑賞、本日行ってまいりました。
新国立劇場にて上映中の「カルミナ・ブラーナ」
実に5年ぶりの公演です。
前回の日本初演のとき、とても楽しかったので、かなり楽しみにしておりました。
「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」みたいな、いわゆる古典バレエではなく
モダンでクールな世界観、衣装もステキ(運命の女神の黒ドレス姿は最高)で
むしろバレエに苦手意識がある人のほうが楽しめるステージかもと、個 人的には思いました。
ばすこ嬢を誘って行ったんだけど、楽しんでくれてよかった!
「カルミナ・ブラーナ」はドイツの修道院の詩歌をもとに作曲されたカンタータで
特にメイン・テーマとなる混声合唱「おお、運命の女神よ」の荘厳さといったら
聴くだけで体の芯から震えあがって、ドキドキハラハラと緊張してしまう。
特にラスト、愛を讃える美しい曲調から、一転してテーマ曲になだれこむシーンは鳥肌もの。
上記サイトの「ダイジェスト映像」で見られるので、ぜひご覧ください!終盤 のところです。

現代のドガ、ロバート・ハインデルが描いた「カルミナ・ブラーナ」
リンク
突然あわられて運命を翻弄していく、サディスティックなまでに美しい女神!
はじめて知ったけど、この人の絵すごく好きだわ。
ロバート・ハインデルのイラスト展も、9日まで代官山ヒルサイドフォーラムでやってるそうです。

ところで私はバレエを習っている人独特の雰囲気というものにすごく興味があって
特に小中学生、普通の子たちとは違う空気を吸って生きている、みたいな姿がすごく好き。
私の学年にも何人かいて、みんなたいていお金持ちの娘だったけど
すごくストイックで、美意識が高くて、仲間意識が高くて、大人びていて、厳しさを持っていて
私のような平凡な女子には入り込めない、まるでオオカミの群れのようだと思っていました。
たとえば同じ教室の生徒ではなくても、バレエをやっているというだけで
なんかわかりあえるみたいな空気感があったんだよなあ。
「花とアリス」で蒼井優が演じたアリスも、そういうオーラを醸し出してたけど。
バ レエほど、身体能力と様式美を同時に追求するものって少ないもんね。
ばすこが言った「バレリーナは人種である」って言葉に納得。

次は「火の鳥」に行きたいな。「シャネル&ストラヴィンスキー」を観たもので、気になる!


●4月29日 停電の夜に私の男

LADY GAGAのライブレポ、詳しく書くとか言ってたくせに、気付いたらこんなに経ってしまいました。
当日弾けすぎたせいで、かえって記憶があやふやなのですが・・・もしまとめるとすると
「意味のわからん衣装やセットが次々出てきて、最後は触手を持つアンコウの化け物が登場。
 食われそうになるものの、会場のみんなのパワーを借りて、ついに勝利するGAGA様」
って感じでしょうか。
ライブというよりはショウ、さらに言えば前衛舞踏のような趣のステージでした。
いわゆるヒップホップダンスではなく、もっと機械的だったり、アートなふりつけのダンスに
モードなのかガラクタなのか、そもそもどうやって着とるのかわからんギラギラの衣装
(小林幸子的な、背中の飾りが勝手に動くドレスも!)に
カネかけまくり、しかも良い意味でチープで悪趣味な、大がかりな舞台装置。
まさに「芸術は爆発だ」を体現した2時間でしたわ。
どれだけ露出してもあんまりエロくないというか、身体はすごく綺麗だけど
ギリギリのところで下品にならず、ユーモアがあるのがGAGAのいいところ。
ヒット曲だらけなのでどれも盛り上がったけど、特に会場が沸いたのは
2曲目の「Just Dance」、中盤の「Speechless」、本編ラストの「Paparazzi」、そしてアコール「Bad Romance」。
あと印象的だったのは、GAGAの性格のスウィートさ。
素顔はとてもファン思いで知的という噂どおりのキャラクターでした。

さて 、GWはどこにも行けないかわりに、インプット週間にしようと目標を立てたよ。
具体的には、読書、映画、バレエ!
特に急に読書熱が高まっており、結構なペースで読んでます。

まず、ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」。ピュリッツァー賞を受賞した珠玉の短編集。
2作目の「その名にちなんで」が結構評判になったから、知ってる人も多いかな。
インド系アメリカ人女性作家で、サラッとしてるんだけど、細かい風景・心理描写が特徴。
派手な事件ではない、他人から見たらすごく些細な 出来事でも
当人たちにとっては二度と忘れられない瞬間や出会いを描くのが本当に上手い。
特に印象的だったのは、ビターな後味の表題作と、ある移民の人生を描く「三番目で最後の大陸」。

桜庭一樹「私の男」も、今更読んだけど超ハマった!面白かった。
主人公ふたりのキャラクター造形が完璧で、特に出だしの文章が神がかっている。
落ちぶれた貴族のように、優雅でどこか惨めな「養父」淳悟の性質を、そこだけで見事に表していました。


●4月22日 インテリアマスター

また急速にインテリア熱が高まってきて、夜を徹してネット徘徊。
どうやったら理想のお部屋に近づけるのだろう!
ベトナムに行って以来、熱病にかかったようにインテリア研究を始めたせいで
シーツ、カーテン、ポスター、ランプと、ある程度のものは揃えたのですが、まだまだ物足りない。
具体的には・・・やっぱり壁。
今の部屋は普通の白地の壁紙なんですが、ピンクかパープルに替えたいです。

こういうのとか!

こういうのに!
しかし賃貸なのでそこまでできないので、今考えているのはウォールステッカーだけど、どうかなあ。

あと難しいのが、色の統一。
もともとベースの家具が白とこげ茶だったのと、フレンチコロニアルをテーマに部屋作りを始めたのがあって
「アジア風だけど、黒は使わず、白ベース」
と決めてたのです。
でもアジアン雑貨って、特にアイアン小物だと黒がほとんどだし
白ばっかり集めてると、ちょっとインパクトがないかなあ?という感じになってきました。
ランプもこれにして、物自体は可愛くて気に入ってるんですが
白い部屋に置くのであれば、思い切って濃いピンクとかでもよかったかも・・・なんて。
当初は理想がインドシナにあったのですが、今はモロッコ〜アラビアあたりに来てる感じ。
スルタンやシャーの娘に生まれたかった!!!

一番お気に入りのインテリアブログ。
Cocomale Blog
イギリスにあるインテリアショップのブログのようなのですが
更新量が多いうえに、センスがものすごく私好み!!
インテリアだけでなく、ファッションとかの記事もあって、超ガーリィ&ゴージャ ス&シック。
見てるだけで、叫んだり涎垂らしたりできます。

あとは素敵ホテルのサイトを見たりしています。
ナツちゃんがバンコクで行ったという、オールドバンコクインとか。
あとこの
バリにあるホテルも超すてき。

一人暮らしの人は、みんなどうやって部屋作りしてるのかしらん。
インテリアマスターになりたい!


●4月18日 人生のクライマックス

LADY GAGAのライブに行ってきました。
チケットもう取れないかと思って諦めていたところ、奇跡的にGETすることができ、喜び勇んで行ってきたわけですが
もう本当に行ってよかった!!楽しすぎて昇天した。
衣装と舞台装置がとにかく凄くて、元取れてる?大丈夫!?って感じ。

あまりにも疲れた(往復で2時間近くかかるし)ので、後日詳しくレポいたします。
でも、ひとつ書いておきたいこと。
帰宅してから「情熱大陸」を見たんだけど、今日フィーチャーされてたのはスーパーモデル のTAO。
実はLADY GAGAもTAOも85年度(86年3月まで)の生まれで
更に言うと私も同じ学年、全員24歳だった。
同い年の女の子がここまで頑張っていて、成果を出していて
私は今のままじゃ全然負けてる!負けたくない!!って思わされました。
もちろん同じフィールドで戦うわけじゃないんだけど
戦うというよりは・・・共闘できるくらいに力をつけたいなって。
ポップスターとトップモデルと自分を、同じ目線で語れるとは思ってないけど
気持ちだけでも、「負けない!」って思わなきゃダメだなって、すごく刺激を受けました。

フェイム! 私の大好きなキーワード。
私もそこにたどり着かなければ。
人生のクライマックスを、更新し続けながら生きてやる。


●4月10日 娼婦と淑女

1週間くらい仕事に関するトラブルで、精神的苦境に立たされ続け
仕事始めて以来、こんなに落ち込んだことはないというくらい落ち込んだけど
悩みの底をついたのか、嘘みたいに立ち直ってきた。
まあまだ面倒なことはいろいろあるけど、自分は自分の仕事をするだけだなと。
賢く、親切な友人たちに感謝。
で、金曜の夜(というか土曜の明け方)に帰ってきたら、もうびっくりするくらい澄んだ空気で
間違いなくこれから来る1日が晴れ晴れとしたものになることを確信させる春のあけぼので
たったそれだけのことなのに、意味もなく浮足立ってしまったから不思議。
よく「お父さんに小さいころ教えられたんだ、『辛い時は空を見上げるんだ』って・・・」
みたいなエピソードがあるけど、今までそんなの「ねーよ」と思ってたのに
いやあ、やはり自然の力には人間かないませんわな。

というわけで、ウキウキと楽しいことばっかり考えたい!
そろそろ春ドラマが始まる時期ですが、他のすべてを差し置いて、いちばん注目しているのは
東海テレビ制作昼ドラマ「娼婦と淑女」!!
リンク
リアルタイムでは見られないけど、サイトのあらすじを追うだけでも楽しい。
まさに昼ドラな、愛憎×昭和×華族。超ベタな展開がたまらん。
しかも主演が安達祐実×鳥羽潤!!!
この二人の組み合わせは、まさかの土9「聖龍伝説」以来ですよ。
それにしても安達祐実はすごい。30手前の子持ちで、この可愛さ・・・
お嬢様役のときの衣装がめちゃくちゃ可愛い。
そして鳥羽くん。
何を隠そう高校生の頃の私は彼にベタ惚れしてまして、
「週刊朝日」に鳥羽くんが出たとき、思わず感想のハガキを送ったくらいだった(そして載った)
今回演じる役は、
「妹同然に育った子爵家のお嬢様・凛子を愛してしまうが、彼女が毒殺されてしまう。
お嬢様の身代わりとなった貧乏な娘・紅子と手を組み、仇を討とうとするが
次第に紅子に惹かれ始めてしまい・・・」
って「氷点」でもそうだったけど、禁断の愛に苦悩する役が相変わらずハマりすぎ!
昔に比べたらだいぶ太ったけど(でも最近のブログの写真はカッコイイ)、適役だと思うわ〜

とか思ってたら掘り出した、96年のポッキーのCM。

鳥羽潤マジでイケメンすぎて痙攣した。なんて私好みの顔なんだ。
今だと岡田将生あたりと匹敵するレベルじゃね?ちょっと山Pにも似てるな。
吉川ひなのも可愛いね。もう14年前だなんて!


●4月4日 忽那汐里応援宣言

そろそろ忽那汐里の魅力について語らねばなるまい。
注目している若手女優は数あれど、今一番のお気に入りが、忽那汐里(くつなしおり)ちゃん。
そう、ポッキー娘のあの子です。

彼女がポッキーのCMに起用された当初は、正直ガッキーと比べてしまっていて
「ガッキーがダンスでブレイクしたからって、次の子までやらせなくていいのに!
 それにしても名前の覚えにくい子ねー」
と思っていました。
老若男女に愛されるタイプのガッキーの顔に比べ、ちょっとクセのある笑顔だなとも。

しかし1年くらい経って、去年の夏くらいから、なんとなく気になり始めて。
元気ハツラツ!なポッキーのCMと違って、ドラマだと結構ガーリィな表情を見せていて
特に主演ドラマ「7万人探偵ニトベ」のポスター衣装がすごい可愛かった!
で、雑誌等のインタビューを追いかけていくと、素の彼女は意外とアーティスティックで独特の個性の持ち主、
言うなれば蒼井優の系譜にいることがわかってきました。
しかも、17歳にしては喋り声が低くて、それがまたイイ!

彼女の面白いところは、ポッキーのCMのように笑顔だと、ちょっと意地悪な感じだけど
一転、キョトンとした顔だと、森の奥に住む小鹿のようにピュアな雰囲気になるんです!
これが↓
こうなる 

あと全身の等身がいい!やっぱりバンビみたい。
このバランスを見てよ。周りと比べても、ずば抜けて顔が小さいね。
もう先週号になってしまいますが、「週刊文春」の原色美女図鑑の写真が最高だった。
本当に森っぽいところで撮っていて、じっとこちらを見つめる彼女はまさに可憐な小動物。
本物の森ガールがいたよ!

私の周りには結構忽那汐里シンパがいて、よく話しているのですが
ひとつ惜しいとすれば、スタイリングがいつも微妙なこと。
本人があまり脚を出すようなスタイルが好きではないらしく、それはまあ仕方ないけど
いっつもムダにいろいろ重ねたり、変な柄を着せていて、彼女の良さを減らしている!
その証拠に、文春の最後のページ、白ブラウスにロールアップデニムという組み合わせが一番素晴らしかった。

私がspoonの編集者だったら、忽那汐里に森ガールの格好させて撮影すんのにね。
さらに連載までやらせるのに。何の権限もない自分が憎い!


●3月28日 ファッションが教えてくれること

そういや「ファッションが教えてくれたこと」を見逃していたなーと、何気なく検索したら
ちょうどこの土曜日から早稲田松竹で上映してるじゃん!
ってことで、早速見に行ってきました。たまたまナツちゃんと予定が合ったので、一緒に見たよ。
全米でもっとも影響力を持つ「VOGUE」の、1年で最も重要な号が9月号。
秋冬シーズンのスタートとなるこの号は、全米女性の10人に1人が読むとされ、広告の量も半端ありません。
そのセプテンバー・イシューの制作過程を追ったドキュメンタリー。
なんと5ヶ月も前からプロジェクトはスタートします。

中核を担うのはもちろん編集長であるアナ・ウィンターともうひとり、
クリエイティブ・ディレクターのグレイス・コディントン。
彼女もファッション業界ではとても有名な人で、素晴らしい特集をいくつも手掛けている。
取捨選択の決断がはやく、全体を俯瞰しながら物事を冷静に判断していくアナに対し
グレイスは独創的でファンタジック、世界観をとことん突き詰める職人気質の人。
20年代をイメージした幻想的な特集や、ヴェル サイユで撮影したオートクチュールの特集など
グレイスの手掛ける仕事はスクリーン越しに見ていても本当に素敵で
これを延々とめくり続けられたら、どれだけ幸せだろう!という感じ。
でも「VOGUE」は雑誌であって、ビジネスであって、読者が着られるものでなければ意味がない。
その部分のアナとグレイスの攻防は、まさにバトル、それも冷戦のよう。

ただ、お互いに共通しているのは「徹底して妥協しないプロである」ということ。
締切5日前にアナから再撮影を命じられ、はっきり言 って絶望的な状況なのに
見事に最初よりもいいものを作り上げたグレイスのプロ根性に感動した。
しかも、ドキュメンタリーを撮っているカメラマンを誌面に登場させるという、その場の機転の鋭さ!
本当に才能のある人だけど、同時にやっぱり努力と根性があってこそだなと。
ぬるい仕事してちゃダメだなー、と勉強になりました。
あと、ショーのシーンしかり、シューティングのシーンしかり
良いものを作ってるときに出るアドレナリンは最良の合法的なドラッグだわ。

ちなみにアナ・ウィンターの印象は、昔、生で見たマドンナに似てた。
タフでクールな美人に見えて、実は喋るとすごくユーモアのセンスがあって、笑顔が可愛くて。
でもやっぱり芯は誰よりもタフな女性。そして子供想いの女性。
憧れるなあ・・・


●3月26日 Suddenly I See

今夜は山崎まどかさんの講義「『セックス&ザ・シティ』の文化史」に出席してきました。
「二十世紀アメリカの女性誌を支えた名物編集者たちと、そこから派生したベストセラーの書物や映画から、
「都市に生きる女性」の華やかな大衆史を、映像などの資料を使って読み解いていきます」というこの講義。
第一回の今日は、「プラダを着た悪魔」に始まり、「アグリー・ベティ」や「パリの恋人」など
古今の「ファッション誌モノ」の共通点や様式を探りました。
「プラダ〜」の主題歌であるKTタンストールの「Suddenly I See」が
実はファッション誌モノの主題歌としてすごく意味がある、という話が特に面白かった。
この曲、KTが敬愛するパティ・スミスを初めて聴いたときの感情を歌にした、と言われているのですが
もっと言うと、パティが「VOGUE」に掲載されているイーディ・セジウィックを見たとき
「私が求めていたものはこれだった!」と閃いたときの情景なんだそうです。
つまり、この曲はたかがファッション誌に人生を変えられてしまう女の子の歌で
だからこそ「ファッション誌モノ」にふさわしい、ということでした。

もっと言うと、「ファッションが教えてくれること」でも大々的にフィーチャーされた
2007年9月号のVOGUE、通称「セプテンバー・イシュー」の表紙はシエナ・ミラー。
当時の彼女が演じていた役柄といえば・・・「ファクトリーガール」のイーディ。すごい因縁!
あと年表を見ていて気付いたのは、1963年以降のVOGUEの編集長の変遷。
ダイアナ・ヴリーランド(8年)→グレース・ミラベラ(17年)→アナ・ウィンター(22年)
・・・つまり、ほぼ半世紀のあいだ、たった3人の編集長しか冠してなかったということ!
わずか3人の女性が、アメリカの、いや世界中のファッションを牛耳ってきたということです。

ファッション業界は広いようでいてクローズドな世界で、でもそこが抗いがたい魅力を放ってるのかな。
うう、次回の講義も出席したいけど、時間の都合 がつくかどうか。

そんなわけで帰宅後、「プラダ〜」のDVDを見て過ごす。
久しぶりに見たけどやっぱり面白かった。
誰の選択も責められない。自分のjobを果たしているだけだから。
それでも、一番好きなのはアシスタントのエミリーだけどね。
こき使われて、裏切られて、ボロボロになったって、
それでもファッションに魅せられちゃった女の憎めなさといったら!


●3月24日 わたしあうもの

披露宴に出席して思ったこと。
・ご祝儀などの準備は3日前くらいまでに済ます
・当日は余裕を持って起きる
・意外とクラッチバッグひとつでイケる
当然過ぎて呆れられそうなことばかりですが。

ご祝儀袋は事前に選んで、可愛いやつを買っておいたんですが
前日夜にお金をセットして、さあ名前を書こう!となったときに
「サインペンがない!」「名前書くとこ間違えた!?」「名前の位置が上すぎた!」
とひとりでワタワタする羽目に・・・
ご祝儀袋の裏に名前の書き方など一通りルールが載ってるけど、やっぱり現物を見ないとわからないので
初めての人は、ネット上で写真付きのものを見て参考にしたほうがいいと思います。
そしてふくさ。
ふくさ=葬式のときだけ使うと思い込んでいました。
そんなもん持ってない!と思いきや、実は就職祝いに佳奈さん&マッチーさんが贈ってくれてたんだよね。
おかげで非常に助かりました。こういうの、自分ではやっぱり気がつかないからな〜

格好はグレース・コンチネンタルのピンク×グレーの女子度高めなベアトップのドレスに
黒の軽めのジャケットを羽織って、アクセサリーはパール。
アイメイクもドレスと同じ色みで、「我こそはスモーキー・ロビンソン!!」ってくらいスモーキーに。
バッグはこないだ買ったクラッチで。意外と物がたくさん入ってよかった。

二次会ではクイズ形式でふたりのなれそめを紹介していったんですが
実は使われていた映像は、ボブさんの友人によって盗撮(!)されたもの。
もちろん本人も知らなかったようで、かなり盛り上がりました。
で、「結婚とは何?」という質問に「ラブ&ブレイブリー」と答えるボブさんに爆笑!
でも確かに、昔は「勇気」って照れくさい大袈裟な言葉で、自分とは無縁のものだと思ってたけど
最近になって、生きていく上では本当に大事なことかもしれない、と気付いたので
なんだかんだ共感してしまいました。
末永くお幸せに!

永遠の愛つながり?で、最近のヘヴィロテ曲がLoveの「わたしあうもの」という曲。
昼ドラ「インディゴの夜」の主題歌。正直EXILEの妹分ってだけで敬遠してたんですが(名前が検索しづらいし)
女性ボーカルの掛け合いも聴きごたえがあって、歌詞もこの手のアーティストにしてはべったりしすぎず、良い曲。
愛や未来を「わたしあう」っていう表現が好き。
カラオケで歌ったら結構難しかった。


●3月20日 Life Uncommon

ものすっごく眠いので、とりあえず報告だけ。
今日は元「りりす」管理人で、サークルの先輩でもあるボブさんの結婚式でした。
披露宴から呼んでいただいて恐縮でした(その割に遅刻しかけた・・・)
親族以外だとはじめての披露宴出席だったので、ご祝儀のマナーやらなにやら
あわあわしてしまったけど、大変勉強になりました。

それにしても出会ったのが私が17のとき!セブンティーン!
私は広島に住んでるただの女子高生だった。
それが「りりす」という女性ボーカルを取り上げたサイトを知り、掲示板でいろんな人と交流して
果てには実際に東京に進学して、サークルの後輩にまでなり。
人生ってほんとすごいよ。何があるかわかんないよ。
ボブさんだって当時まだ24歳だったなんて、今の私と同い年・・・時の流れって速すぎる。

そんなボブさんの結婚式に立ち会える日が来るとは、感無量でした。
本当におめでとうございます。
meantimeの方々とも久しぶりに会えて、すっごく楽しかったー
詳しい話についてはまた更新します。

※アカデミー賞のファッションチェック更新しています。


●3月13日 She is a Woman

ようやく本格的に暖かくなってきて、オシャレするのが毎日本当に楽しい。
何度も書いてしつこいけど、こんなにファッションにインスピレーションが下りてきてるのは久方ぶり。
今日はナポレオンジャケット+黒チュールスカート+レギンス+グラディエーターブーティで
ポイントにマリン風ストールと、ロイヤルブルーのクラッチバッグを合わせてみました。
会った人たちに「ネオ・サイコだね!」と言われて嬉しかったな。

で、今日も素敵なアイテムと出会えました。

fredyで購入した、ビーズ刺繍の黒クラッチ。
これだけクラッチ好きなのに、意外と黒は持ってなくて、ちょうど探していたところでした。
ピンクやオレンジといった綺麗な色のビーズだけど、全体のイメージは辛口なのも気に入った。
インドの「Anan's」というブランドのものらしく、意外とお手頃価格なのも○。
アメリカンラグシーなんかでも取り扱いがあるようです。

で、このブランドの値札、ブランドのコンセプトみたいなのが英 語で書いてあるんですが
すごーく素敵で、すぐ捨てるにはもったいないので、ここに書いちゃいます。
まず頭に「She is」とあり、以下の言葉が続いていく。
The Creator Of Life
The Nurturer Of Hope
The Dreamer Of Dreams
The Diva At Work
The Goddess At Home
The Enchanter Of Hearts
The Mistress Of Her Life
The Feminine Divine
The Essence Of Beauty
そして最後に、「She is a Woman」と。
女性って素晴らしいなあと、素直に感じさせてくれる賛辞たち。
身も心もより美しく、より豊かになっていきたいものですわ。

ところで、「時をかける少女」のプロモーションで仲里依紗が大量露出してますね。
去年、見事に吉高由里子をブレイクさせたアミューズの次なる一手らしく
この春は「時かけ」に加え、「ヤンキーくんとメガネちゃん」、「ゼブラーマン2」と怒涛の畳みかけが。
個人的にも非常に期待している女優です。
映画「パンドラの匣」の演技が予想以上に良くて。昭和のおきゃんな女の子になりきっていた。
イマドキの子にしてはちょっとムッチリしてるけど、このくらいのほうがスクリーン越しだと丁度いいです。
身体全体で演技してる感じで、存在感があって。
喋ると「気さくな地元の子」って雰囲気も面白いね。「GOSSIPS」を愛読してるとか。
「ゼブラーマン2」の予告編で使われている歌が最高にアホでたまらん!


●3月9日 Tweet

現在、時刻は朝の5時過ぎ。
さっさと寝るつもりだったのですが、某アルバムをなんとなく聴き始めたら
あまりにも素晴らしい内容だったので、全部聴き終わるまで寝られない。
睡眠時間をわざわざ1時間弱も減らして我ながらバカな女だけど、同時に恍惚とした幸せをおぼえる。
ふだん自分が音楽好きっていう自覚はあまりないんだけど、こういう瞬間に
やっぱりだいぶ囚われてるんだろうなあ、と気付くのであった。
ちなみに誰の何という作品かは、発売前のサンプル盤なのでちょっと伏せときます。ムダに思わせぶりですまん。
洋楽です。NMEとかそっち系なので、サイキッシュをご覧の方は、そもそもそこまで興味ないと 思うが。

日記の更新が少し空いたのは、単純に書くことがないからというのもありますが
(アカデミー賞のファッションチェックはせっせと準備中でございますよ)
結構Twitterにハマってしまった、というのも大きい。
これまでTweetといえば「Oops!(Oh My)」 という連想しかなく
当初は「どうせIT系オシャレピープルのおもちゃだろ!」と悪態ついていたのですが
いざ始めて、フォロー・フォロワーともにある程度増えてくると、だんだん楽しくなってきて。
あんまりフォロー数は増やさずにちまちまやってるつもりだけど、
こないだツイッター上で盛り上がっていたトピックについて発言したら、結構リツイートされまして
自分のまったく知らない人が、私の発言をいいと思って引用してくれるという
ごくシンプルなのにちょっと感動してしまう仕組 みに、ツイッターの真髄をちらっと見た。
こないだちょうど2ちゃんねるが落ちてたのもあって、余計ツイッターの存在感が高まったというのもある。
まあでも、ツイッターを題材にしたという4月クールのドラマ「素直になれなくて」はどうかと思うが・・・
まずタイトルが2010年にそぐわないうえに、ツイッターとのつながりも見えないという。
逢沢りなの出演だけが楽しみです。

ちなみに今回、あえてサイキッシュ名義ではやっておらず、知り合いともほとんどつながってません。
それでどうなっていくのか、試してみたくて。
今日の日記、えらく匿名性が高くて嫌な感じだね。ごめんよ。
アルバムを聴き終わったから、このへんで打ち止めして寝ることにする。
おやすみなさい。


●2月28日 強敵と書いてともと読む

世間の流れに違わず、女子フィギュアスケートにくぎづけな1週間でした。
鈴木の涙につられてウルウルし、真央の気迫に息をのみ、ヨナの美しさに酔った。
真央ちゃん銀で残念だったけど、「鐘」というプログラム自体は完全にモノにしてたよね。
当初は「なんでこんな重厚すぎる曲を・・・」って思ってたけど、いろいろ言われてるとおり
やっぱり本人こそが一番乗り越えたくて逃げたくなかった壁だったんだろうなあ。
あと得点の出方については確かに不明瞭な部分も多いけど、キム・ヨナの演技は文句なしにすごかった。
技術はもちろん、体つき、身のこなし全体が異様にしなやかというか艶めかしいというか
特に肩から腕のラインが綺麗で見入ってしまったわ。

私は結構ライバル論みたいなのが好きで、クリスティーナ・アギレラのアルバムレビューのときに
ブリトニーとアギレラ、2人の関係こそがポップスを進化させる!と熱弁したこともあるけど
真央とヨナが数奇なライバル人生を辿ってきたことは、まさにドラマチックだと思うし、
当の本人たちにとっても、観客にとっても、そしてフィギュア界自体にとっても、良い効果をもたらすと信じてる。
好敵手と書いてライバル、強敵と書いてともと読む!
天才は基本的に孤独なものだけど、一番遠く、同時に一番近い存在だけが、それを共有できるのかもしれない。

というようなことを、このコラムが素晴らしく表現していました。
リンク
ラストにじーんと来た。気は早いが、もうソチ五輪が楽しみだ!

そんなわけで、フィギュアの動画をいろいろと見ているのですが
今回銀に終わったとはいえ、ソルトレイク後〜トリノのプルシェンコは神。
特にこの、2004年のロシア杯(?)の「ニジンスキーに捧ぐ」が素晴らしすぎる。
まだ旧採点システムのときで、なんと芸術点がオール6.0。震えました。

2分30秒あたりからのステップと、4分30秒からの超高速スピンが特にやばい。
冷え冷えと荒涼、かつ哀愁漂っていながら、そびえたつような気品もある音楽も素晴らしい。
音楽はエドウィン・マートン。トリノのEXでプルが踊った「トスカ」でもバイオリンを弾いていました。

あとやっぱり長野でのキャンデロロの雄姿が忘れられない。

何度見てもかっこよすぎるだろ・・・このときまだ25歳だったんだね。


●2月22日 幸福な降伏

今日は割とはやく家に帰れたので、夕飯を食べながら「カンブリア宮殿」を鑑賞。
ゲストは青山フラワーマーケットの社長でした。
それまでなかった花の薄利多売に成功するも、同世代のIT社長などと自分を比べて焦っていた彼が
最初はただのビジネスとしてしか花を見ていなかったのに、あるとき花の美しさに感動して
「俺の人生、花咲か爺でいいかあ」と転換したってくだり、良い話&名言だと思ったわ。
仕事しかり、恋愛しかり、人生においてすべてに言えると思うけど
なんて表現するんだろう、穏やかな降伏というか、大きな美や愛を前にして「敵わない」と悟る気持ち
そういう瞬間こそがいちばん幸福なんじゃないかなあと最近思う。
こないだ仕事関係の人に「怖いという気持ちを持ってなきゃダメだよ」と言われたのにも、ちょっと通じてるかな。
自分より大きいもの、自分の手ではどうしようもないものを知ることで、逆に強くなれるというか。

そんな真面目な話のあとでなんですが、今日、生田斗真と仲良くする夢を見た。しあわせだった。
ほんとイイ男になったなあ、悪いジャニ臭さがなくて丁度いいなあ、と常々思っていたので
無意識の妄想がきっと夢にも反映されたのでしょうね。
それにしても「人間失格」のポスターは本当によく撮れている。
私はジャニーズの作詞家になる夢を諦めていないので、いつかほんとに本人と絡むんだもん。

夢といえば、長年思い続けてきた「フォーマルな パーティーに招待される」という夢が近々叶いそう。
授賞式的なものなんですが、ただ、何故自分が招待されたのかよくわからんというか
どういう位置づけで着飾っていけばいいのかが不明で、ちょっと悩んでます。
主役じゃないからあんまり派手なのもダメだけど、オールブラックもつまらんしなー
フィリップ・リムのゴールドのドレスに黒のタキシードジャケットとかが妥当かしら?
しかも、3月に結婚式2件、4月に結婚式1件と、ここにきてパーティーラッシュ。
嬉しいけど衣装の調達が〜 !ってまあドレスはあるんだけど、クラッチとかアクセとかさ。
気が付いたらエポスポイント(マルイのカード)が5000円分くらいたまっていて
それを使っていろいろ揃えたいんだけど、欲しいブランドがことごとくマルイに入ってないという。

ミュラー・オブ・ヨシオクボというブランドが可愛すぎ!
ますますモード魂に火が点いてきた。もうヌルいカジュアルは着たくないあるよ。


●2月16日 WAKE UP

常日頃思っていることなんだけど、ネット上にファッションのことを語れる場がなかなかない。
音楽や映画なら、ブログとか情報サイトである程度満足できるんだけどbr>ファッションってジャンルもいろいろだし、何よりCDや化粧品と違って、
よっぽど雑誌に載ってる物やブランド品以外は、商品を特定してネット上で会話するのが難しいのが理由なのかな。
(品番を書いても仕方ないし、必ずしもネットで売ってるわけじゃないし、いちいち写真撮るのも大変だし)
2ちゃんねるのファッション板はなぜかメンズのスレばかりだし、
特定のブランドやモデルの話をしたいわけじゃないから、mixiもちょっと違う。
プーペガールは重宝してるけど、長く会話を繰り返して盛り上がるタイプの場じゃないし。
だもんで結局、2ちゃんねる既婚女性板の「30代のファッション」「40代のファッション」、
あと喪女板の「買い物依存症」スレあたりで気を紛らわせている(すべてロム専ね)
まあ何が言いたいかっていうと、要するにファッションの話がしたいの。
「こういう格好がしたい!」「ここにアレ売ってたよ!」みたいな話を、双方向で。

話はまったく変わりますが、今日は友人K嬢の誕生日でした。
中学1年生のとき同じクラスになったのが交友のきっかけで、もっと言えば小学校の塾のときから面識はあり
今年で12年目とか、そのくらいの付き合いになります。
途中しばらく空白期間があるんだけど、高校1年の終わり から何故か生活圏内がまたリンクし始めて
結局大学も同じ、サークルも同じに・・・と、予想もできなかった濃厚な付き合いに。
さらに今、微妙に職種は違えど近い業界におりまして、仕事で絡むこともあります。
よく考えたら、これはすごいことだなと。
お互いが現場の担当者として、仕事の話を対等にやりとりできるということ。
K嬢以外にも、もともと学生時代からの友人で、就職してから仕事で絡める相手が何人かいて
恵まれてるし、似たような志向の人たちとずっと仲良くできているっ て嬉しいことだ。

なぜこれを書いたのかというと、実は今仕事で煮詰まっている、というかちょっとツキのないことが重なって
あまりやる気が出ない状態(年末にあんな熱く語ったくせにね!)でモヤモヤしてたんだけど
なんてもったいない!悩む前にやることがいっぱいあるじゃん!と自分に活を入れたくなったの。
インプットが少なけりゃアウトプットできないのも当然。
はあ、ちょっと気合入れよう。そろそろ目を覚まさなきゃね。


●2月14日 2009音楽年間ベスト

2009年の音楽年間ベストをようやっと更新しました。
リンク
グラミー前には!と思ってるんだけど、ちまちま書いてたら毎年ズレこんでしまう。
そして年々レビューの分量が増えており、これはあんまりいいことじゃないんだろうな。
もっと簡潔に、短い文章でわかりやすく伝えることを心がけたいと思います。
でも総評として、去年はほんと良いアルバムが多かった。
3月くらいの時点でそう思ったほどだから、5年に1度とかそのくらいのレベルかも。
ランキングに入れられなかったものも多くて、音楽的に実に恵まれた年でした。
あとすべて書き終 えて気付いたのは、J-POPというシーンを自分がどんどん意識するようになってること。
相変わらず合唱ソングや泣きうた系はまったく好きじゃないんだけど
(ガチで突っ込むと、「会いたい」って言ってる暇あったら会いにいけよ!と思うわ。ほんとに頑張れば会えます。
奴らは思い悩むことそのものが目的化しているように見えてならない)
やっぱりポップスというフィールドが一番好きだし、真の革新や確変はそこでこそ起こると思うし
継続して見ているとわかってきたことも多々あるので、食 わず嫌いせずに聴き続けようと思います。

といいつつ、相変わらずファッションのことばかり考える日々。
私だけ気が狂ったのかと思ってたら、はっぱ嬢からも同じようなメールがきて安心した。
今日は池袋へ行ってきたのですが、いつの間にかいろいろ変化しててびっくり。
エソラという新しいショッピングビルが出来ていて、中にFREE'S MARTが入っていたのですが
海外のSPA、特にフォーエバー21を意識したようなラインナップ・店内が新鮮。
あとメトロポリタンが4月からルミネになる と!
ルミネ勢いあるなあ・・・すごくナウな戦略で成功してるのはわかるんだけど
でもメトロポリタンのゆるい感じが好きだった身としては、ちょっとさみしい。
池袋ラバーはきっとみんな同じ気持ちじゃないかしら。
そうそう、池袋西武にオープンしたランバン・オン・ブルーにも行ったのですが
初日から大盛況だったようで、めぼしいものはほとんど売り切れてしまっている模様で残念でした。
でも久々に期待できるブランドが立ち上がって嬉しいな。
あと今季はFrame Workも素敵なアイテムが多かった。
はじめて知った、Frame Workから出てる季刊誌、「マーマー」
表紙がすごくガーリィで可 愛い! 春号が出たら買おうかな。


●2月7日 次のステージ

前回の日記を書いてから、本格的に春物欲がヒートアップしてしまい
この1週間洋服と靴のことばかり考えていたので、正直言ってあまり日記に書くことがありません。
自分でもうまく表現できないんだけど、今季はなんというか次のステージに行ける気がする!
自己啓発にハマった人みたいで気持ち悪いですが、なんかほんとに、ここ数年のスタイルとガラリと変わって
パンツやロックといったカッコイイ系のアイテムが急に欲しくなってきて
それを使ったコーディネートが脳内で描けているというか。
今も1着迷っているアイテムがあるのですが・・・デザインは最高だけど、シルク100%なのが考えどころ。
ああ、は やく暖かくならないかな。いっぱいオシャレがしたい!

しかしそうすると、またクローゼットに洋服が入りきらなくなるので
今日2度目のフリーマーケットに参戦し、服を売りまくってきました。
高くて400円、ほとんど100〜200円で売ったから、売り上げ自体は3000円ちょっとだけど
稼ぐことじゃなく売ることに意味があったので、とりあえず満足した。
最近着ていなかったワンピもざくざくと売る。
さらに余ったものの半分ほど、教会系のバザーに寄付してしまったので、クローゼットが片付きました。
しかし風の強いなか、ずっと吹きっさらしだったのでお肌にダメージが・・・
そして固いところに座っていたので尻も痛い。

日曜洋画劇場の「トロイ」を見ながらこの日記を書いてるのですが
この映画、見るたびにオーランド・ブルーム扮するパリスのヘタレ加減にイライラするのよね。
そして一番かっこいいのは、ブラピでもオーリーでもなく、エリック・バナである。
それにしてもオーリーは今何をしているのか・・・恋人のミランダ・カーのほうが活躍してるくらいだし。
ミランダはすごい独特の童顔よね。ナタリアに似てる瞬間もあるような。
同じような立ち位置のセレブ・モデルだとデイジー・ロウが好きなんだけど(名前も可愛い)
例のギャビン・ロズデイルの娘だと知ったとき、点と線が繋がってびっくりしたわ。
ちょっとロックな雰囲気がオシャレよね。

グラミー賞のP!nkのパフ ォーマンスが凄すぎ。
パフォーマンス動画
アルバム「Funhouse」のラストを飾る「Glitter In The Air」を静かに熱唱。
前半は普通かと思いきや、後半、シルク・ド・ソレイユ顔負けの宙づりへ!
回され、持ち上げられ、水に漬けられ、それでも平然と歌うP!nkが超人すぎる。


●1月31日 ピンナップ・マリン

久しぶりに人間らしい時間に寝て起きたら、素晴らしい快晴。
こんな日こそ春物を買いに行かなきゃね、ってことで、新宿に春物ハントに出かけてきました。
といいつつ今年はセールが長引いて春物が出揃うのが遅いし、雑誌読んでても今一つピンと来てなかったんだけど
今日いろいろ見たおかげで、なんとなくトレンド&自分のしたい格好つかめてきたかな。

1.ヒール!
今年はとにかくヒールが可愛い。特にウェッジソールとかプラットフォーム。
まあ仕事はどうしてもバレエシューズがラクなんだけど、去年は週4でバレエシューズだったので
もうちょっとその比率を下げる。あとはラクなヒール靴をみつける。
濃ピンクのエナメルウェッジを、今買おうかどうか迷い中。

2.脱レギンス
今年は頑張ってレギンスはかないようにする。
というのもちょっと大人っぽい格好をしたいなあと思っているので、
レギンスはくとどうしてもカジュアルになってしまうので。
太もも痩せ、努力します。

3.ピンナップ・マリン
春になるとマリンが着たくなるのは毎度のことですが、今年は特に気になる。
それもフレンチガーリィというよりは、アメリカングラマーな感じが気分。
キュートでセクシーなピンナップガールを目指すよ(正気?)
普段はあまり着ない赤にも手を出してみようと思います。

4.パンツ率向上
実はこの1年ほど、ショーパン以外のパンツをまったくはいてません。
りゆうはひとえに腹と脚が苦しいのと、あまりパンツをはいた姿に自信がなかったからなのですが
いい加減飽きてきて、そろそろ颯爽としたパンツスタイルで大人の女になりたい。
というわけで今日はZARAでサルエルパンツ買った! まさか私がサルエルを買う日がくるとは。
春はブラウスをインして、足元にレースアップブーティーを合わせたい。

というわけで、全体的にはいつもよりおとなっぽく、が目標かな。
具体的なお手本セレブはアレクサ・チャン!(GISELeの特集が可愛かった)あと臼田あさ美。

さて、明日はグラミーですね。
主要4部門を予想して寝よう。
●レコード・オブ・ザ・イヤー
Beyonce- "Halo"
●ソング・オブ・ザ・イヤー
Taylor Swift - You Belong With Me" 
●アルバム・オブ・ザ・イヤー
Beyonce - I AM SASHA FIECE 
●ベスト・ニュー・アーティスト
The Ting Tings 

ティンティンズは、獲ったら嬉しいなという意味で・・・
しかし今年は当たる気がしない。


●1月30日 食った食った

ああ、今日はよく食った。
華月ちゃんと、ゆぎと、定例の3姉妹会。
代沢の「ムニロ」というシチリア料理のレストランへ。
ここは私はまだ2回目なんだけど、ふたりともよく行ってる、すごくお気に入りのお店。
ワインも食事も美味ーい! 駅からは少し歩くけど(最寄駅は笹塚、代田橋、下北沢)、隠れた名店です。
とにかく量が多いんですよ。それも雑な感じじゃなく、ワッサー!ウマー!な感じ。

これは「大山地鶏とジャガイモのロースト ローズマリー風味」。
3人で食べてもまだ多いくらいの、たっぷりの量。
芋がごろごろ入ってて、でも味がちゃんと沁み込んでで、これだけで白米食べられるかも。
あと前菜盛り合わせのフライドオリーブや白レバー、きのこのニョッキ?(酔っぱらって忘れた)も美味でした。
餓鬼道に堕ちている私が、久しぶりに「マジでもう無理っす!」となるくらい食べました。悔いなし。
ランチも評判らし いので、今度はお昼に行きたいな〜

あと、今週はChiaちゃんと新丸ビルのAW Kitchenに、平日ランチに。
パスタのほかに、野菜の前菜とデザートがビュッフェになってて、お得感あり。
ちなみに彼女が昨年第一子をを出産して以来、はじめての食事でした。
まだ子供が小さいのに呼び出すのは迷惑かな〜と思ったのですが
子供を預けて来てくれて、食事どころかショッピングまで結構ゆっくりとしちゃいました。
私は身近な人が出産したという経験が、まだなくて(従兄は子供が生まれたけ 、男親だし)
まああったとしても、自分に子供が生まれるまでは「出産!?ホワット!!?」って感じだと思いますが
(子供が嫌いという意味ではなく、自分が子供を産んでる想像がまったくできない)
Chiaちゃんに会った感想は、基本的には相変わらず、でもやっぱりお母さんだな、という感じ。
上手くは言えないんだけど、“子供”という存在がもはや当然として、自分の意識 内に存在してて、
きっとこうやって美味しいもの食べたり、洋服の話してるときも
意識的であれ、無意識的であれ、彼女の脳内では、どこかで子供と結びついているんだろうなーという。
あと、Chiaちゃんは基本的にクールかつちょっと抜けてる(といったら怒られた笑)のに、
真顔で「自分が産んだ子供って、血が繋がってるじゃん?やっぱり可愛いんだよ!」と言うので笑った。
でもこうやって、出産後も楽しく会える友だちがいるのは、嬉しいなあと思います。


●1月24日 フリーセル廃人

丸一日フリーセルをして過ごした。食事しながら、人と電話しながら、マジでずっとフリーセルをしてた。
たぶん今日だけで100回はやったと思う。
おかげで勝率が2%アップしたんだけど、どう考えても廃人すぎる。
昨日寝る前に「明日、早稲田松竹に『サンシャイン・クリーニング』見に行こっと」
と思ったことを、たった今思い出したよ。
一体、私は一日何をしていたのか・・・(だからフリーセル)
でも洗濯と、年賀状の返事(遅)と、結婚式の招待状の返事をとりあえず書いたので良し としよう。
ぬらぬらな日曜日。

書くことがないので、セールの総括でも。
こないだもチラッと書きましたが、今年のセールはちょっと不発かも。
「獲ったどーー!!」的な悦びが薄かったというか。
勝ったものは以下のとおり。

・パール付き長め丈カーデ
・スタッズ付きショートブーツ
・パール付き黒ワンピ
・パープルのA4バッグ
・スタッズ付きニットジャケット
・ペイズリー柄のニットストール
・ボーダーTシャツ
・グレーのウールハット
・パール付きベレー帽

どんだけパールとスタッズがついてんだって話ですね。
ワンピだけは親に買ったもらったアナトリエ。ガーリィでかわゆい。
一番高いブーツが1万5千円くらいで、あとはほとんどプチプラで、
まあバリュー的にはそこそこな戦果だったかと思います。
特に気に入ってるのはブーツとバッグ。
ブーツはOSMOSIS、バッグはギャラルダガランテ。両方とも褒められる率高し。
そしてベレー! 今まで帽子は敬遠してたんだけど、ベレーは割とかぶりやすかった。
単純に防寒の意味でもお役立ちです。
でもメガネをかけると「手塚治虫みたい」って言われるの。
春夏はカンカン帽にチャレンジしたいなあ。

そういえば毎年書いていた「映画ランキング」ですが、
2009年は本当に映画を見てないので(見たい作品はいっぱいあったのに)、今回はパスしようと思います。
作品で印象に残ってるのはダン トツに「THIS IS IT」、あとは
「ロシュフォールの恋人たち」と「フロスト×ニクソン」ってとこかしら。
あ、でも助演男優賞だけは決まってます。ARATA。
「空気人形」の演技も良かったけど、「20世紀少年」でのキレっぷりに驚いた。
最近もりもり映画にもドラマにも出演してて、ほんと良い役者になったよなーと思う。
これから見たいのは「今度は愛妻家」と「フローズン・リバー」かな。
そして大好きペネロペの「抱擁のかけら」!!


●1月18日 ミッキーフェイス

もう毎日寒過ぎて、日記を書く気にもならんわ。
気分だけは春物に目移りしてるけど、実際はニット×ニットでもまだ寒い。
そろそろロングブーツにも飽きてきました。
1月は、「モテキ」3巻の発売だけを心待ちにして生きることにする。

今更ながらFoo Fightersのベスト盤が素晴らしくて、オリジナルアルバムも当然大好きなんだけど
ベストとしてここまで完成度の高いアルバムというのも久しぶりかも。
ベストなのに非常にまとまりがあるというか、バンドの本筋がずっと変わってない んだなと実感した。
なかでも新曲「Word Forward」にハマりまくって、久々に着うたでもダウンロードしようかと思ったのに
なんかどこのサイトでも取り扱ってなかった! 使えねーな。
サビでの爆発力と爽快感、これこそフーファイの真骨頂だわ。


アメブロに桐谷美玲が登場してからというもの、ほぼ毎日のように読んでいる。
好みのルックスでは全然ないけど、やっぱり有無を言わさぬ可愛さがある。しかも割と頭良さそう。
その可愛さというのは普遍的なものというより、teen queenとでも呼ぶべき可愛さで、
まあ本人はもう20歳超えてるんだけど、なんというか、ものすごく「ティーン誌っぽい顔」なのだ。
もっと言うとディズニー顔、ミッキー顔というかね。本人自体がキャラクターっぽい。
千葉県出身というのも、なんかすごくそれっぽいし。
同じタイプにマイリー・サイラスと、Popteenモデルのくみっきーこと舟山久美子がいるけど
細かい違いはあれど、共通しているのはネズミっぽい顔だという点かな。まあ、ミッキーだからさ。
10代に圧倒的な支持を受ける理由もわかる。
逆に言うと、この枠組みからはずれると、ちょっと方向性が難しくなるのかな。
それにしても“くみっきー”というあだ名を考えた人は天才。
本名だけ見たら、どこの演歌歌手かと思うよな。

あと10代といえば、かなり気になってる新人バンド、galileo galilei(ガリレオ・ガリレイ)。
稚内で結成された、現役高校生の男子4人組。
来月メジャーデビューですが、既発の「ハローグッバイ」という曲が本当に素晴らしい。
出だしの♪こんな時間にすいません でも夜が長すぎたので ってフレーズからキュンキュンきちゃうよ。
音楽的には良い意味でJ-ROCKの王道で、ちょっと青臭すぎる感もあるけど
声がすごく綺麗で、目をそむけたくても胸を貫いてくる感じがたまらんわ。


●1月9日 ユダヤ警官同盟

休み中に読んだ本。

マイケル・シェイボンの「ユダヤ警官同盟」。
日本訳が発売された頃から気になっていたんだけど、上下巻という長さに躊躇してたんですが
どっこい読み始めたら、一気にのめり込めた。
ヒューゴー賞などSF系の賞を多数受賞してますが、ミステリーの色合いが強い。
パラレル現代劇というのかな。第2次世界大戦後の歴史が違う世界。
イスラエルは建国されてなく、アラスカに“シトカ”というユダヤ人自治区がある。
でもそのシトカもあと2ヶ月で返還という中に起きた殺人 事件から始まる物語。
当然、登場人物の大半はユダヤ人です。
なので日本人にはどうしてもわかりにくい部分があり、そこを敬遠してる向きも多いようだけど
個人的に学生時代にユダヤ教を少し勉強したりしてたんで、むしろ興味深かった。
安息日のために“境界線”を計算して引くくだりなど、高度なパズルのよう。

マイケル・シェイボンは映画化もされた「ワンダー・ボーイズ」などの作者で
ユダヤ人らしく?どこかドライで皮肉っぽく、また精緻な描写が特徴的。
割とクセがある 文体だけど、独特のテンポに私は結構ハマった。
ミステリーでSFだけど、真ん中にあるのは人間模様で、陰鬱な中にも救いのあるラスト。
キャラクター造形もしっかりしてて、派手なアクションや見せ場も多いので
これは是非実写で見たい!と思いきや、実はコーエン兄弟がすでに映画化権を獲得しているという。超楽しみ。
40歳前後で痩せ気味で、ハードボイルドだけどそんなイケてないユダヤ人俳優・・・誰がいるかな。
エイドリアン・ブロディを思いついたけど、ちょっとかっこ良すぎるか。

以前告知した、Skedgeさんとtippeeさんと行った「年間総括ミュージック座談会」が掲載されています。
リンク
不要に長くて濃いけど、興味ある方はどうぞ。

年末はアリシア・キーズのアルバムに期待てたんですが、あまりにガッカリな内容で2回しか聴いてない。
もちろん悪くはないけど、ヌルい。もっと良いものが作れるはずなのに!
スウィズ・ビーツのことは、今後サゲチンと呼ぶことにする。


●1月8日 明けましておめでとうございます

ずいぶん間が空いてしまいました。明けましておめでとうございます。
もう寒中見舞いの時期ですけれども。
12年ぶりに年女の1年です。この前は中学1年生だったとは!時の流れに震える。
かこつけて、今年はいくつか目標を立てようと思うよ。

(1)痩せる
もう、これは本当に。右肩上がりで肥えてしまって、ここらで打ち止めたい。
Wii Fitを買うか、「スリラー」まる1曲ダンスを覚えるか、もうどっちかしかないなと思い
取り急ぎ後者を試してみようかと思っているところです。

(2)酒量を減らす
で、痩せるためにはまず今の酒量を減らさないとまずいなと。
若干アル中の要素があることはわかっているんですけど、忙しいと反動でつい飲んじゃう。
でも「酒は百薬の長」って言うしさあ・・・(言い訳)
実際、毎日1杯飲むのと、限られた日にバーッと飲むのと、どっちが負担かけない飲み方なのかしら?

(3)会いたい人にはどんどん会う
これは公私両方で。いつも思っていることではあるけ ど、人生なんて何があるかわからないのだから、
やっぱり会えるときに会っとかないと。Now Or Neverの精神で。
上で書いたことと矛盾してるけど、いろんな飲み会に不精せず顔を出そうと思う。

ちなみに年末年始ですが、実家でダラダラ、セールをちょこちょこ・・・と例年通りな感じです。
セールの戦利品については改めて書こうと思うけど、今年は12月からプレセールが結構始まっていたせいで
あんまり「キター!」って感じの興奮はなかったよね。みんな言ってるけど。
やっぱり「ヨーイドン」で始めたほうが、購買意欲は湧くと思う。
あ、紅白歌合戦は家族全員で最初から最後まで見ました。
いろいろ感想はあるが、特に印象的だったのはこんな感じ。

こども紅白→こども店長が嫌いだという気持ちが強まる(本人がというより、盛り立てる周囲が)。
しかし清史郎くんのあまりの堂々ぶりに恐怖を感じ たのも事実。こどもというよりアンドロイドのよう。
さくらまやのバックで踊っていたさかなクンの演出は良かった。

美川憲一→曼荼羅の図柄と化したオードリー春日は、もはや芸人というよりアイコンの域に達している
しかしあのキメ顔、いつ見ても「007」のシャークを思い出すわ。

絢香→いろいろ言いたいことはあるし、中期はカスな曲も多かったけど
それでも素直に、拍手を持って送り出したい。脂汗が病気をリアルに感じさせた。
デビュー前の絢香に「この子は凄い」と思った気持ちは、今も後悔していない。



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