1.Loose/Nelly Furtado 元々好きなアーティストだったけど、前作「Folklore」がその名の通り、 アコースティック風味の強い作品だったのでちょっと油断していたら・・・ 今作の方向性は真反対、フューチャー感全開のダンス・ミュージックだったもんだから大興奮! ドンドコドンドコと原始的なビートが地を打ち臓を打つ「Maneater」、 ティンバランドとの艶やかな掛け合いを楽しみ、宇宙空間を浮遊するような「Promiscuous」、 ラテンの貴公子フアネスとデュエットした哀愁漂う「Te Busque」等々 百花繚乱。 美麗なルックスも言うことなし。 こちらの常識を軽々と裏切る、このポップ・テロリストぶりよ! | |
2.I’m Not Dead/P!nk セカンド・アルバム「M!ssundaztood」の時に“心技体が揃った”と評したが、その全てが更にパワーアップ。 パンクに寄り過ぎた前作の反省からか、ダンス・エッセンスを適所に取り入れつつ、 シンガー・ソングライター精神が全体を太く貫く。そう、P!nkの持ち味とは太さだ。 楽しいロック・チューンでも、せつない失恋ソングでも、 常に正面からガンを飛ばして仁王立ち、その歌声がひるむことはない。 「Stupid Girls」のビデオでも、ややむっちりな体(バカ女たちに比べればね!) を張ってセレブ批判を繰り広げてくれました。最高に力強い姉御! | |
3.Ultra Blue/宇多田ヒカル 宇多田ヒカルは、カラオケで歌うのが難しい・・・というのはデビュー当時から言われていたことだが、 たぶんこのアルバムは歌いづらさMAXだろう。天性のテンポの歌唱が、 エレクトロ度の高い作りこんだサウンドと合わさって、もはや常人の手の届かない、 遥か上空へと昇華してしまった。ラストの「Passion」なんてその最たるものだし。 かといってヒーリングとかラウンジミュージックには絶対ならない、 だって詩も歌声もあまりにも生々しくて、そこにいるのはただの23歳の女の子なのだ。 そう、これでたったの23歳。天才だわ。 | |
4.Eyes Open/Snow Patrol Snow Patrolというバンドを今年まで知らなくて、 だからボーカルの歌声とか音の雰囲気とか文字情報では知っていても、自分の耳で確かめたことはなかった。 なのに渋谷HMVで「Hands Open」が流れてきた瞬間「これがスノパトに違いない!!」って 確信してCDを掴みに行ったほど、ピンピンピンと来たから不思議。 氷の矢でヒュッと胸を射られた感覚です。とにかくこの曲は聴きまくったし、アルバム全体も素晴らしい出来。 リリカルなUKロックがやっぱり大好き! | |
5.KRYSTAL MEYERS/Krystal Meyers ガール・ロック界の今年最大のニュースといえば、アヴリル・ラヴィーンの結婚でしょう。 誰だっていつまでもガールではいられないわけで・・・その代わり新しい才能も毎年芽吹いてくる。 “アヴリル世代”の次を担うべく気炎を上げたのがクリスタルちゃん。 音楽性自体にそれほど目新しいものがあるわけじゃない。 でも溢れ出るこの若さ、勢い、情熱は、大人が作れるものじゃないのだ。 感性を大事にしつつ、上手に成長してほしい期待株。 | |
6.Arlight,Still/Lily Allen イギリスで話題になり始めた当初から、漏れ伝わってくる情報の欠片から 「ああ絶対この娘のこと好きだわ・・・」と思っていましたが、知れば知るほどやっぱりそうで。 カラフルでジャンルレスでポップで女性ボーカルっていう、私の好みを押さえまくりの音楽性に加え、 キュートなファッションに例の毒舌。応援せずにはいられませんよ! | |
7.Bright Idea/Orson これはシングル「No Tomorrow」が大好きで、出かける前テンションあげたい時とかいつも聴いてました。 3分くらいの短い曲だけど、こういうキラキラ・ワクワク感を、ロック・バンドが表現してるのが凄くいい。 アルバム全体もタイトによくまとまっていて、センスよくポップで聴きやすかった。 80年代とかが好きな人にも。 | |
8.In My Own Words/Ne-Yo 私が男性R&Bを買うことって滅多にないんですが、これは躊躇なく購入。 涙がちょちょ切れるバラード「So Sick」はもちろん、軽やかなアップ「Stay」ほか、 ほんとメロディアスでいい曲だらけです。大仰過ぎず、サラっと聴きやすいところが良いね。 ボーカルもあまり黒さを感じさせないのが個人的にはお気に入り。 | |
9.Light Grenades/Incubus 知人が日本盤のライナーを書いてるということで、名前は知ってるけど全然聴いたことなかった インキュバスにようやく触れてみたら、予想以上に好きな音楽でびっくり。 やっぱり食わず嫌いはいけませんな。 イントロ〜2曲目の激しさが最高です。ハードな中にある純度の高さ、凛とした佇まいに惹かれる。 | |
10.Stand Still.Look Pretty/The Wreckers ミシェル・ブランチ大好きだけど、ソロ以外だと触手が伸びないなあ・・・と思ってほったらかしていましたが、 ちゃんと聴くと改めてよくできた作品。カントリーといっても基本はソロ作の流れと変わらず。 ストリングスやらサウンドの味付けで、より“日暮れ感”が増しているといった感じ。 パーソナルな雰囲気の表題曲がお気に入り。 |
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