2005年総括 ミュージック座談会

2005年のミュージック・シーンを総括するスペシャル座談会
US音楽にお詳しいサカキさんと、UK音楽が得意分野のすけっじさん
そしてポップ・リスナー代表サイコの3人による2005年の音楽考をお届けします。

Special Thanks:
サカキ appears from shorty
すけっじ appears from groove cruise



サイコ:じゃあ早速本題入っちゃいます!
2005年の音楽シーンを振り返って、みたいな感じなんですが、まずお二方の「今年の1枚」を聞きたいなと
愛聴盤というか?

すけっじ:おおお、いきなり核心を突くところに(笑)

サカキ:うーん、前もって考えときゃ良かった(笑)

サイコ:すみません(笑)別に1枚じゃなくてもいいんですけど
因みに私はTristan Prettymanの「Twentythree」なんですが
ぶっちゃけコレ!っていうのが無かった年だったなあと

すけっじ:あー、サイコさんらしいセレクト。僕もそれは同感かも。

サカキ:トリスタンかぁ〜。見に行ったなぁ

サイコ:あとはLindsay Lohanかな(笑) MadonnaとかJemも聞きましたけど
あ、サカキさんトリスタン行ったんですか!うらやましい

サカキ:デビュー前だったので、何者だかわかりませんでしたが(笑)
日本でも結構売れましたよね!


サイコ:ラジオチャートで評判が良かったみたいで

すけっじ:1位とりまくってましたね。

サイコ:飽きないアルバムでしたよ〜のんびり聴けるというかね

サカキ:LOVE LOVE LOVEでしたっけ?

サイコ:そうそう。ついでに彼氏のJason Mrazのアルバムも好印象でした


すけっじ:彼女とJack Johnsonのコンビでサーフ・ミュージックが流行ったのって”ムーヴメント”と呼んでもいい出来事だったかも。
あー、Mrazもけっこう売れましたね。


サイコ:ジャック・ジョンソン相当売れたみたいですよね

サカキ:Jasonの新譜はチェックしてないいすけど、シングル曲ではScott Storch参加してるんですよね。オタクの曲
それ聞いて、興味持ったんですけど。


サイコ:かなりバラエティにとんだ感じのアルバムでした UKロックっぽい雰囲気もあったり

サカキ:でも、1stが良すぎたというのもあるからなぁ

すけっじ:1stからはTop 40ヒットも出たんでしたっけ彼。

サイコ:私はセカンドのが好きでしたねー
Remedy、TOP40入りましたね。でもRemedy1曲が良すぎる印象があったので。ちゃんと伸びてて嬉しい限り

すけっじ:僕はMrazのアルバムは全然チェックしてないけど、GAPの企画盤に入ってたBob Marleyのカヴァーは好きでしたね。

サイコ:ああ、その節はCDどうも(笑)

すけっじ:いえいえ(笑)

サカキ:私にもください(笑)

すけっじ:こちらこそケリクラを。 じゃまた次お会いする時にでもー(笑)

サイコ:あ、じゃあ折角ケリクラの話題が出てきたので、話うつそうかな

すけっじ:そうですね。彼女の活躍無しに2005年は語れないっしょ。

サカキ:我々のベストは後ほどということで

サイコ:トリですね(笑)

すけっじ:じゃトリ任せた>サカキさん


そろそろ実力主義になるか?女子ポップ・ロック勢


サイコ:今年活躍したアーティストについて伺いたいんですが、
まずはKelly Clarksonのチャート・アクションとか、そのほかもろもろいかがでした?
今やアメリカン・アイドルからトップ・シンガーですよね

すけっじ:圧巻。しかも曲がひとつひとつよく出来てて。僕年の初めの頃はまるきり興味なかったのに...
UKにまで人気が飛び火したのにはびびりました。

サイコ:よくできたアルバムでしたよね

サカキ:ケリーはビルボードってよりR&Rで勢いすごかった印象です。一年通して衰えませんでしたし。
去年の"Breakaway"が快進撃の始まりでしたよねー

すけっじ:R&Rの方では年間1.2フィニッシュらしいとか。

サイコ:あとは、実力派ポップ・シンガー(アギレラとか)の穴に丁度はまったのかな、という印象ですが

すけっじ:そういえばアギはいつになったら新譜出すんだよ(笑)

サイコ:新婚さんいらっしゃい(笑)

すけっじ:僕はPinkがダブりました。何となくですが。

サイコ:でもセカンド「M!ssundaztood」の売れ方とは似てる気がします
ほどよくロック、ほどよくポップというところで ピンクは次がロック寄りになりすぎて失敗したんですよね

すけっじ:そのPinkの穴をNatasha Bedingfieldが埋めるのかどうか、というのが来年前半の個人的な注目点です。

サイコ:あーなるほど、アメリカ進出。面白いですね
グラミーのノミネーション発表式にも登場してましたしね、Natasha

すけっじ:え、ノミネートされてます?

サイコ:いや、ノミネートはなしなんですが、何故かアナウンス役やってました

すけっじ:へー、でもそれも注目されつつある証なのかな?

サイコ:そういえばピンクの次回作はブッチ・ウォーカープロデュースらしいんですよ 楽しみ

すけっじ:それはまた売れるかも分からんですね。

サイコ:サカキさん大丈夫ですかー

サカキ:すいません、そこらへんに特に思うことがないので何もしゃべれません

すけっじ:今年のブッチ仕事って何がありましたっけ?(自分もよく分からない領域なので・笑)

サカキ:サイコさんの領域ですね!

サイコ:んーと、前半はずっとアヴリルとツアーしてたんで、あまりプロデュースはしてなさげなんですが
ハイ!ファイ!パフィーアミユミかな(笑)
その仕事で日本に来たりしてたんですよ〜ブッチ

すけっじ:ウソ、そういうのはYuji Odaだけで終わったと思ってたのに(笑)

サカキ:親日家なんすねー!

サイコ:あとはそのピンクと、こないだ出たリンジー

サカキ:リンジーとも仕事してんすか

サイコ:親日家なのかな(笑)何故か日本で起用されとりますね
3曲プロデュースしてるんですけど、かなり良いですよ! リンジーのダイナマイトな雰囲気を尊重した好プロデュース

すけっじ:そういえばアヴさんはさりげに2005年の失速組に入るのだろーか。

サカキ:SUM41の人といちゃいちゃ忙しかったんでしょう

サイコ:ファンからも賛否両論ですからねーあれは

すけっじ:「Nobody's Home」と「He Wasn't」って今年のカットですよね確か。売れんかったなぁ...

サカキ:アヴが急激に美しくなっただけに。結局ブリの二の舞なような

サイコ:シングル・ヒットからは遠のいていってますね 傾向的に

すけっじ:そうそう、あの変貌が一番存在感放った瞬間。それってぶっちゃけどうなのよ、と(笑)
次のアヴのアルバムいきなりアダコン化してたらどうしよう。

サイコ:確かに可愛いっちゃ可愛いんですが・・・

サカキ:アヴの席ではアシュリーが頑張りますよ(ワライ) (MTVのイベントで途中降板したことを受けて)

サイコ:どうでしたよ、アシュリー

すけっじ:なんだか入院したとかしてないとか。

サカキ:イイ物見れたなぁって感じですよ。USのアイドルらしくて

すけっじ:彼女がブロンドに戻したのには密かに落胆したよ...<アシュ

サカキ:正直、黒髪は似合ってなかったと思います(私は・笑)

すけっじ:男の視点からは、アヴさん綺麗になってくのも充分アリだと思うけど... 今の状態はどっちつかずな感じ。

サイコ:雑誌のアンケートとか集計してると、ほんとにいるわけですよ
「アヴリルとかアシュリーみたいな、自立した女の子に憧れます!!ヒラリーは違うんです!」みたいな子が
なんていうんだろ、ファッションとかもあんまり興味なくて、本当に音楽好きな女の子

サカキ:なんかもう皆いっしょな気がしますが・笑

すけっじ:いや違う!アヴ

サイコ:私からみたら、アシュリーもアヴリルも(良い意味で)茶番だと思うんですが(笑)
でもそういう女の子たちにとってはヒーローなわけですよね

すけっじ:アヴとアシュがアリでヒラダフがナシってのはなんか分かる!

サイコ:だからアヴの映画進出とかは、ファン離れの原因になるんじゃないかなあと思ったりも・・・

サカキ:最近は私もアイドルに興味なくなってるので、あんまチェックしなくなってしまいました。

すけっじ:アヴを支持してる女の子達の何割かは確かに手を引きそうな展開...
僕だってアイドルのアルバムは1枚も買ったことないよ(笑) たぶん。

サカキ:昔は目ざとくチェックしてましたけど

サイコ:でも今年はアイドル不作と呼んで差し支えなかったような気がしますよ
いい新人が出なかった

サカキ:スカイ・スウィートナムは?

すけっじ:そう思います。チャート的にもアイドル勢存在感無くて。

サイコ:スカイは一応去年扱いかなー

サカキ:あれもう去年かぁ

サイコ:日本ではそこそこ売れてるけど、チャート的にももうひとつ、ですかね〜私は好きですが

すけっじ:去年っしょ。しかもなんか日本限定くさかった気が。
Nanaの企画アルバムに何故か呼び出されてたりとか。

サイコ:意味わかんない売り方ですよね


プッシーキャット・ドールズのヒットは90年代回帰の象徴なのか


すけっじ:しかし女子はまだ数がいるだけいいですよ。

サイコ:男子アイドル(笑)

すけっじ:壊滅的じゃないすか?あ、白人のアイドルね。

サイコ:アメリカ白人ボーイだとJesse McCartneyの一人勝ちの様相
そのジェシーもどこまで行けるかまだわからない感じで

すけっじ:ライアン・カブレラは立ち位置の中途半端さが凶と出てて...

サイコ:ポップ・ロックを軸にしたアイドル戦略がそろそろ枯渇してきたんでしょう
そろそろ違う流れが来るんじゃないでしょうか

サカキ:ああ、そこらへんも着いていけません私(笑)。バックスもイマイチでしたしね

すけっじ:いえね、男子アイドルが不在だと、、、
女子が熱いまなざしを注ぐ対象が無くて、強い女性歌手に羨望の眼差しを向けるようになる。
すると、今度は男子が無条件に燃える女子アイドルが強い女達に駆逐されちゃうんですよねー。

サイコ:あーなるほど 萌え系

すけっじ:別に萌えなくてもいいんだけど(笑) 異性相手に商売する女性シンガーって全然いない気がします。
昔がどうだったかよく分からないけど。

サイコ:そんな中Pussycat Dollsがびっくりするぐらい売れてますが、これはその反動?

すけっじ:ありえますねー。
本来ならもっと年下のアイドルを求めるような層まで、そっくり頂いてる可能性が。

サイコ:サカキさん的にPCDのヒットはどうですか

サカキ:振ってくれてありがとうございます(笑)
ついていけなかったのでガキの使い見てました(笑)

すけっじ:こらこら(笑)

サカキ:PCDは早くから目をつけてただけで、特に何で売れたのかとかは考えてませんでした

サイコ:久しぶりですよね、こういう○○ドールって、各人にニックネームがついてるタイプのアイドルは

サカキ:しかもPussyですからね。

サイコ:そういうキャラの面白さでも売れてるのかなと思いますが
スパイスガールズ、アトミックキトゥン以来の

サカキ:それにしては二コール以外のキャラがなかなか立たないですよね

サイコ:その通り(笑)

すけっじ:一人しか歌わないってのが(笑)

サイコ:流動的にメンバーチェンジしていきそうですしね

サカキ:そこが面白いのかもですが・笑
メンバー変わっても気づかない、みたいな

すけっじ:うわー、それはキツイ(笑)

サイコ:私はジェシカ萌えです

サカキ:私もジェシカ好きですねー

サイコ:いちばん日本人向けかな

サカキ:そのジェシカも衣装しだいでは気づかないときありますが

サイコ:しかしstickwituははまりますわ 今日も頭の中でリフレインしてた(笑)

サカキ:あれ名曲ですよねー

サイコ:すごい90年代的なアイドル曲ですよね
そう考えると、PCDって非常に90年代的なアイドルなのかな 名前とかも

サカキ:それが我々世代には嬉しいですよ。いのけんとかも多分好きだと思う。

サイコ:ニコール自体が元エデンズクラッシュですからねー

すけっじ:そういえばこないだmeantimeのどなたかが、これがスパガでいう「2 Become 1」だとかおっしゃってました。
確かにそんな感じかも。

サカキ:なつかすぃー。エデンズクラッシュ


昨年のアッシャー・ブレイクを受けた、ポスト・アッシャー世代の台頭


サイコ:長くなりそうなので、ひとまずこのへんで、ポスト・アッシャー世代の話にしても?

すけっじ:おお、今年は乱立しましたからね。

サカキ:Marioの大ヒットから始まりましたねー今年は。

サイコ:サカキさん解説よろしくお願いします(笑)

すけっじ:逆に言えば後が笑っちゃうほど続かなかったMario君。何があったんだ(笑)

サイコ:Mario、Omarion、(Bow Wow)、Chris Brown、Ray J・・・あとは誰がいましたっけ

サカキ:ていうか続いた人ってまだいないんじゃないすか みんな一曲でかいのがいっただけで

すけっじ:今はとりあえずクリス・ブラウンの次がどう来るか、ですな。
何で一番(ていうか唯一?)ハンサムなMarques Houstonが売れないんでしょ。

サイコ:マーカスは白人層にもアピールし得るルックスですよね

サカキ:Sex With Youとか、あからさま過ぎたんじゃないすかね・笑

サイコ:逆にオマリオンは全然良さがわからん(笑)

すけっじ:実際オマリオンのアレってそんなに上行きましたっけ?

サイコ:アルバムは1位ですよね

サカキ:Bow Wowとの曲が大ヒットですね

すけっじ:ああ、タッグかぁ。

サイコ:スクリームツアー(笑)

サカキ:みんなB2Kとかイマチュアとかバックグラウンドがある中で、Chris Brownが一番よくやったと思いましたけど
Marioも3年前に一発ヒットしてるし

すけっじ:クリスだけがアップ系の曲で売れた、っていうのも何か意味があるのかな。

サイコ:Just A Friendですね

サカキ:あれひどかったな
原曲きいたけど、なんでああいうカバーなのかわかりませんでした

サイコ:あの頃のマリオは全然興味なくてまったくチェックしてない(笑)

すけっじ:僕も、名前に聞き覚えがあったってくらいで...

サカキ:鼻の穴は昔も今もそのままですよ・笑

サイコ:クリス・ブラウン来日するそうですねー

すけっじ:日本にも売りに来たかぁ。どう出るだろ。

サカキ:輸入版にインストア招待券入ってるみたいですが、CCCDなんで無視

サイコ:CCCDなんだ!ひどい

サカキ:アルバムはそこそこ良かっただけに、残念すよ。

すけっじ:国内盤は来年でしたかね。
そもそもこの系統って日本で売れる?アッシャー自体、エミネムとかクラスの認知度は無い気が...

サイコ:いやー、難しいでしょう マリオもバウワウも来日したけど特にトピックなし

サカキ:だから皆インストア止まりですよ

サイコ:せつないですね
そう考えると、ちょっと系統は違うんですけど、Pharrell Williamsの人気って凄いなと思うんですよ

すけっじ:彼はシャープな顔立ちですもんね。今日なんかの雑誌の表紙飾ってるの見ました。

サカキ:延期されましたねー新作。あそこまでプロモしといて

サイコ:レーベルともめてるんですっけ?ヴァージンと

すけっじ:ていうかN.E.R.Dはヴァージンから切られたとか聞いたのに、ソロではまだ所属してたってこと自体が驚きです。

サカキ:USの契約ってようわからんです

サイコ:ロスコーがどうとかインタビューで言ってたような
オシャレだし細いから日本人受けするんでしょうねー

サカキ:オシャレすぎるのもどうかと思います。NIGOとの絡みはウザい。服のことしか考えてないんじゃないすか

サイコ:NIGOはいらないですよね 私も嫌いです
ファレルはヴィトンのデザイナーとかと仲良くしてますからね

サカキ:あの人どこまで顔が広いんだ

すけっじ:オサレのことは分からんとです...(笑)


グループを飛び出して活躍する、ファーギー(BEP)とグウェン・ステファニー
ホワイトとブラックをクロスオーヴァーする女子セレブたち



サイコ:じゃあ、次
日本のHMVで一番売れたのがBlack Eyed Peasらしいですが

サカキ:へー、そうなんだ

すけっじ:おなじく、へー。

サイコ:ちょっとびっくりしました グリーンデイあたりだと思ったので

すけっじ:グリーンデイは去年の発売だから、初動でもうはけたでしょう。

サカキ:My HumpsのMVでのFergieが良かったってくらいです。

サイコ:あのFergieは可愛いですよねー!

すけっじ:そのMVは未見なんだけど、僕彼女がファッションセレブ扱いされるのが理解できない。

サカキ:BEPセルアウトの象徴ですからね

サイコ:いやいや、オシャレですよFergie

サカキ:眉毛がへの字すぎ

すけっじ:なんか顔がハデすぎてアップがつらい。

サイコ:彼女もブラックとホワイトの間を行き来できるのが強みかな ファッション的にも
確かに顔立ちは恐い

すけっじ:周りの3人がぶちゃいくだから相対的に綺麗に見えてるだけなような...

サイコ:(笑)

すけっじ:今年のBEPは僕的には期待はずれだったんですよね。

サカキ:ていうかFergie以外の印象がないです。もはやBEPって

サイコ:それはありますね

すけっじ:「Hey Mama」とか「Let's Get It Started」すげー大好きだったのに...
サカキさんがブレイクアウトで、「Don't Phunk With My Heart」だっけな、
「曲のインパクトは強烈なのにラップがまるきり印象に残らん」って書いてたのがその通りだと思った。

サカキ:私はその2曲あんまり好きではないので、今回は完全にポップスに割り切れたという意味では良作かと思いましたが。
ラップはあってないようなもんですね(暴言)

サイコ:Fergie、ソロアルバムも出そうですしね 実質的に活動休止かな

サカキ:へー、そうなんだ

すけっじ:No Doubt化か。「ファーギーと愉快な仲間達」。

サカキ:Don't Lieとかモロにソロだった気が。



サイコ:Gwen Stefaniも今年は外せないですね
この人に関しては、お二方、いかがでしょう

サカキ:曲はいいけど、キャラが大嫌いです。グウェン

すけっじ:僕は曲もキャラも概ね好きです。

サイコ:どんなキャラですっけ グウェン

すけっじ:僕の中では「暴走する勘違い女」(ひでー)。

サイコ:でも確かに暴走中

サカキ:年を考えると今やってることってキツいかな、と(笑)

すけっじ:そこが見てて痛快♪

サカキ:女の子は好きそうだなぁ。今の世代のマドンナじゃないすか

すけっじ:ま、トシは確かにね・・・(笑)

サイコ:女の子には人気ありますよねー

サカキ:カリスですよね。カリス

すけっじ:80年代世代からは、ポスト・シンディ・ローパーと見る向きもあるようです。

サイコ:でもなんというか・・・個人的には特に興味ないんですよね

サカキ:80年代よくわかんないっすけど、ポップアイコンってことですか

すけっじ:はっちゃけた感じが近いんじゃないですか?

サイコ:M字開脚とか(笑)
可愛いけどね、グウェン。でもブラックに近い売れ方は、何となく腹立つ感じもします

サカキ:アルバムは良かったですよ、でも。

すけっじ:僕もアルバムは好きでしたー。ああいうのはコンピレーション好きのツボにはまりやすい。

サイコ:シングル5曲の中でどれが一番好きでした?

サカキ:粒ぞろいって感じでしたね。
擬似80年代体験できるような。特に我々はそういう世代ではないですから

すけっじ:一番聞いたのは「Hollaback Girl」。ベタだけど。

サカキ:自分も同じくかなぁ

サイコ:私は意外にWhat you waiting forです

サカキ:好きな曲はカットされなかったです。

すけっじ:いや、「What〜」も良かったですよ。

サイコ:私もReal thing好きなんですけどね!

すけっじ:「The Real Thing」をホントはカットして欲しかった。。。

サカキ:あ、自分も。Real Thingだな

すけっじ:え、全員一致?(笑)

サカキ:初ですね

サイコ:あれは名曲ですよ

すけっじ:あの曲は国内盤ボートラのチルアウトリミックス共々イイ。

サカキ:LuxuriousもSlim Thug入りのが良かった。

サイコ:それは未聴です

すけっじ:僕は逆に「Luxurious」は相当けなしたい(笑) Slim Thug入りのはまだ聴いてないけど。

サカキ:MVはそのヴァージョンですよ

サイコ:なんかね、個人的にはReal Thing切ってネリー・フーパーを復活させたかったんだけど
結局どちらかというとブラック寄りに流れていきましたね ブラック・ポップ?

サカキ:今そうしないと売れないから

サイコ:ホラバック・ガールのイメージが強いのかもしれないけど

すけっじ:でもその流れでラストに「Luxurious」切ってきたのが余計頭に来て(笑)

サイコ:あ、今確認したらLuxuriousはネリー・フーパーProでした

サカキ:まあ、1stカット以外は堅調に売れてるので戦略は良かったんじゃないかなぁ。
そうですよ。あとNo Doubtの人と共同プロデュース。元彼だっけ

すけっじ:トニー・カナルだっけ?

サイコ:これで今後No Doubtを切っちゃうようなことがあれば、怒るんですけどね

サカキ:切りそうですね(笑) 次はRich Harrison使うとか。

サイコ:ええー

すけっじ:そりゃああいう売れ方したら次はそこかScott Storchかそこらへんでしょう。
僕は、実はCoolのヒット具合が微妙だったってのが転機だったんじゃないかと思ってます。

サイコ:詳しく

すけっじ:あれがガーンとTop 3ぐらいまで行けば、こんなにもブラック/リズミックにおもねった戦略にはしなかったでしょう。

サイコ:実はアルバム本体持ってないのでCoolちゃんとわかんない(笑)

サカキ:Coolなんて忘れてた(笑)

すけっじ:ちょっとユーロポップっぽいと言うか、New Orderとかみたいな?

サカキ:カットされてたなぁ、そういや。

サイコ:ダラス・オースティンProなんですけどね 最近目立ちませんねこの人

すけっじ:順番から行って、Hollaback Girlの余波でもっと売れてもおかしくなかったから...

サカキ:UKで頑張ってるじゃないすか。Sugababesで。

サイコ:知りませんでした!Sugababesやってるんだ

すけっじ:同じく!しらなんだ!

サカキ:アルバムは大半ダラスだった気がします 新作ね!

サイコ:今回のジャケはそこそこがんばってますよね(笑)

サカキ:よくやってますよ。

サイコ:フィリピン人の子の劣化が激しいような・・・

すけっじ:劣化(笑)

サカキ:アジア人としては一番目がいってしまう人ですよね

サイコ:まあ、歌自体はいいんですけどねー 女子グループでひとり勝ちですよね
ガールズアラウドも落ち目だし

すけっじ:今UKもアイドル不況になりつつありますからねー。

サカキ:アルバムは相当良かったですよ。今はUglyがヒット中?

すけっじ:先週「Ugly」が入ってきたんだったかな。確か3位に。

サイコ:やっぱりアイドル不況なんですね 新人不足というか

すけっじ:そういや目立った新人いないですね。UK、USともに、ですけど。

サカキ:ブラックなら多少いるんじゃないすか?
RihannaとかAmerieもアイドル人気でしょう

サイコ:そのへんの若手ブラック勢はどうですかね

すけっじ:あ、そうそう、エイメリーの謎の失踪(笑) あれは一体なんなんでしょ。
「1 Thing」があれだけヒットしたのに次がびっくりするぐらい売れてないという、それを指してです。 (そういう意味じゃMissy Elliottもそうだけど)

サイコ:それはサカキさんの専門分野じゃないですか

サカキ:1stもそんな売れ方だったし、3rdでまたリードがドカンと売れたりして。

サイコ:女優もぼちぼちやりたーい みたいな感じですからね 狙うはJ.Loかな
J.Loもリードしか売れなかった印象

すけっじ:でもそのJ Loも失速しましたぜ。アッシャーの呪い...(違うか)

サイコ:(笑) あの人、映画は今年結構いいんですよね
映画がいいと音楽がだめで、音楽がいいと映画だめなのかな

すけっじ:あ、そうなんですか。いつも酷評されてばっかの印象があったんで(笑) ←映画全然見ない人間

サカキ:ま、ヒットはしなくても作品出してくれればファンとしては満足ですよ。ヒットしなきゃ作品出せませんが。(エイメリーの話)

サイコ:私も個人的にファンなんで、エイメリー。頑張ってほしいです

サカキ:正直、あれだけ盛り上げた割りにアルバム自体のできはそこそこって感じだったと思いますし。

サイコ:ファーストのが中毒性ありましたよね

すけっじ:1stの頃はよく知らないけど、LL Cool Jの「Paradise」とか?ああいう方が似合ってますよ。

サカキ:でもタイプとしては今作のが好きなんですけどね。アップ多目で。

すけっじ:ちょっと今回のは勢い良すぎたのかなぁ。

サカキ:彼女は客演で光りますね。

サイコ:1thingは最高でしたけどね
やっぱり声がいいから Ashantiなんかもそうだと思うんですけど

サカキ:あれは今年を代表する一曲でしょうね、1thing

すけっじ:あー、Ashantiも失速組。

サイコ:1thingはロック・アーティストなんかにも人気らしいですよ
ライターさん曰く。バンドにインタビューとかしてても、「あれいいよね!」って話になるんだって

すけっじ:1 ThingとDon't Phunk With My Heartはロック受けよさそう。
あのバタバタした感じは一度はまると強い。

サカキ:もう飽きましたけど・笑

サイコ:(笑)

サカキ:インパクト強すぎなのも、アレですよね


女帝マライア・キャリーの電撃復帰


サイコ:えーと、じゃあ最後にひとり
Mariah Careyの復権はいかがでしたか

すけっじ:キタ。今年のVIP。

サカキ:これは一番大きなトピですよね

すけっじ:鮮やかすぎましたね。

サイコ:グラミー最多ノミネーション

サカキ:あの新作を悪く言ってる人をあんまり見ないですね

すけっじ:Mステで「We Belong Together」初めて聴いた時は、へぇこの人まだまだ出来るんじゃんとは思ったけど、まさかあそこまでやるとは。

サイコ:アルバムは買ってないんですが、でも私も悪い印象持ってないです

すけっじ:確かにあのアルバムいい出来だったと思いますよ。

サカキ:私は上の空というか、特に興味ありませんでしたね意外と。

サイコ:というかね、ビデオの力の入れ方が全然違うと思いました 前作に比べて
結婚式云々の少女趣味はどうでもいいとして(笑)綺麗に撮ってるなあと

すけっじ:少女趣味・・・(笑)

サイコ:花嫁奪還とかまさに少女趣味じゃん!

サカキ:ベタなトレンディドラマみたいです

すけっじ:関係ないけどさ、あそこでマライアに捨てられるオヤジってThe Killersの「Mr. Brightside」にも出てない?

サイコ:えー知らなかった!チェックしときます
(この俳優はエリック・ロバーツ ジュリア・ロバーツの兄)
すけっじ:見間違いかなぁ。

サカキ:両ビデオともそれほどじっくり見てないんでわかりません・笑

サイコ:ジャーメイン・デュプリも大きく台頭しましたよね Virgin社長就任含め

すけっじ:僕は純粋に楽曲の力だと思ってます。つっても「We Belong〜」以外のシングルは割としょーもないけど。 結局シングル5曲全部JDですか?

サカキ:そーですねー。え、5曲もあったっけ

すけっじ:あ、ごめん、「Get Your Number」含めて5曲。

サイコ:それ新曲ですか?

サカキ:あ、そうですね、全部デュプリですね。

すけっじ:あれはUKとか海外でのみのシングルでした。

サカキ:あんな顔していいメロ作るよなぁ・

サイコ:この勢いで、来年発売らしいジャネットの新作も売れるといいんですが

すけっじ:ああ、Janet・・・頑張って欲しい。

サカキ:今、激太り中みたいですね

サイコ:マライアに負けないように頑張ってくれないと

すけっじ:あの激太りは軽くショックだよ。

サイコ:そんなところですかねー
カニエなんかもありますが、まあこんなとこかな

サカキ:え、ヒューストンラップは・・・

すけっじ:サイキッシュに載せるのそれ?(笑)>サカキさん
それならロックハウスもだね...(略

サカキ:Saicish向けではないですか、やはり…

サイコ:ごめん、何を言ってるのかわからない(笑)

すけっじ:ね?


実力派の女性カントリーの豊作


サカキ:あとカントリーの話もしたかったが。

サイコ:じゃあカントリーちょこっと!
個人的にはGrechen WillsonCarrie Underwoodのイメージ

すけっじ:キース・アーバンは出来る子。「Better Life」だってほんと後ちょっとでTop 40だったのに!

サカキ:今年はFaith Hill, Sara Evans, Martina McBride, LeAnn Rimes, Lee Ann Womack
ポップでも成功歴がある女性シンガーの新作が続出というすごい年だったと思います。

すけっじ:え、LeAnn出してたの?

サイコ:ああ、なるほど! 見落としてました。その通りですね。

サカキ:ここらへんはサイキッシュ見てる人にも薦められると思うんだけど、どれも名作。

サイコ:LeAnn買ってないやー 買わなきゃ
カントリーで成功して、ポップに進出して、またカントリーに戻るという 何なんですかねこの現象

すけっじ:サラエバはちょっと気になってる。「A Real Fine Place To Start」を桜の季節に聞くのが今から楽しみなんですよー。

サカキ:FaithとLee Annはちょっとトラディショナル寄りかもですが、Sara Evansは普通にポップでしたよ。マルマクは全部カバーだし。

サイコ:女性シンガーソングライター系好きなくせに、そのへん弱いんですよね チェックします

サカキ:SSWといえば、Anna Nalickも買ったんだったわ。

すけっじ:そんなのもいたなぁ。ビミョーな売れ方だった気が。

サイコ:忘れてた(笑)



サイコ:では皆様の愛聴盤を伺いたいと思います
じゃあまずすけっじさんから

すけっじ:えーと、全員UKで申し訳ないんですけど、一番聞いたのはテクノ系のMylo『Destroy Rock & Roll』。
あとSSW系で、Lucie Silvasっていう地味な女性の地味なアルバム『Breathe In』。これ売れて欲しいです。
あと最後、今後USブレイクの期待を込めてJames Bluntの『Back To Bedlum』を。これもSSW系好きにはイチオシです。こんなとこですかね。

サカキ:James来たねー。USでも。

サイコ:すけっじさんらしいですね!James売れてますね

すけっじ:とうとうTop 40入りですよ!わーい。

サカキ:すっげー寒そうなMV。

サイコ:挙動不審ですよね、あれ(笑)

すけっじ:あ、あと昨日買ったばっかりなんだけど、USのThe Frayっていうバンドの『How To Save A Life』ってのもよさげ。
Coldplayじゃナヨすぎる!って人におすすめ。アダコン系。

サイコ:クリスチャン・ロック系ですかね?タイトル的になんか
Lucie Silvasは日本デビューの企画もあったのになくなりましたね

すけっじ:あ、そうかも。
そうそう、検索で国内盤シングル引っかかるんですよね(笑)
幸の薄い女が好きな人にはぜひ聴いて欲しい(笑)

サイコ:職業ライター出身はみんな幸薄そうな感じする
サカキさんはどうですか?大トリ

サカキ:良かったのはBobby Valentino、112、Sara Evans、Nikka Costa、ラップではZ-RoChamillionaireですかねー。
例年に比べ不作です。中古ばっか買って聞いてました。


サイコ:Nikka Costa好かったですね 売れてないが

サカキ:あ、そうだEstheroも良かったんだ。Nikka Costa系で!ファンキーな女は好きです。

すけっじ:あの2人同系なんですか。

サイコ:Estheroって今知った

サカキ:同系というと語弊あるかもですが、Estheroはもっと音楽性が広いですね。広すぎな人です。ジャンルがわからない。

(ここですけっじさんがチャットから落ちる)

サイコ:あら 落ちちゃったかしらすけっじさん

サカキ:何かあったんじゃ…

サイコ:銃撃!?

サカキ:物騒な世の中ですからねぇ…

サイコ:ビーフっすかw

(すけっじ復帰)

サイコ:すけっじさーん

サカキ:傷はだいじょうぶですか!

すけっじ:うう、気が付いたら目の前が真っ白に...

サイコ:ビーフだビーフだ

サカキ:TOKYOはクレイジーな街ですから、何があっても不思議じゃないです。

すけっじ:おいどんの街は東京からはるか彼方とです... 父がヒロシです...

サカキ:YOKOSUKAもクレイジーな街ですよ。海軍カレーで有名な。

すけっじ:最近カレーソフト(クリーム)まで出てますからね。ヤクザ多いし。
でもATAMIだってゲットーあったじゃん。

サイコ:ていうか今ジェイムス・ブラントの日本オフィシャル、立派なのが出来てて驚いてたところです
こりゃ売り出しますね

サカキ:さらに売る気ですね。

サイコ:ああ、全然違う会話をしている(笑)
熱海にゲットーってマジ受けるんですが(笑)

サカキ:ATAMIは文明から遠ざかった街ですから
海岸沿いはだいたいゲットーです

サイコ:私も去年目撃しましたよ 過去の繁栄を

サカキ:観光都市の成れの果てが今の姿ですね。過去の栄光にすがりすぎた街です。…つうか、こんな話でいいのか

すけっじ:(ほんとだ、ジェーブラのHP、こないだまで殺風景だったのに)



サイコ:じゃー皆さん今日は長いことありがとうございました

すけっじ:ココらへんの会話カットした方が(笑)

サカキ:ええええええ、ここからHタウンの話につなげようと思ったのに

すけっじ:編集点作れ!編集点!

サカキ:私の発言はほぼ全編カットしといてください

サイコ:なんか3人とも、今年のベストがヒット作と繋がってなくて面白い結果でしたね
ジェイムス・ブラントはこれから期待ですが。買いますよ私も

すけっじ:もうちょっと世間の流れに気を遣えよ、と(笑)

サイコ:いやー、でも今年やっぱ不作ですよ サカキさんと同じく

すけっじ:うーん、僕はそもそもチャートウォッチャー1年生だから、
2004年以前との比較がいまいちよく分からなくて、不作とかいわれても実感がないや。

サイコ:いやいや、全然個人的な印象で、好きなアルバムが少なかったって話です 私は
サカキさん「ガキの使い」のとこもカットせずに載せときます(笑)

サカキ:Saicishに載せられるということを完全に忘れて参加してました。

すけっじ:あはは、そこはカットするなするな(笑)

サカキ:すべったっぽいところは全編カットの方向で

サイコ:いやー、でも長いこと本当にありがとうございました、お二方。

すけっじ:いやいや、とても楽しかったデスw

サカキ:長いですか?あっという間です

サイコ:2時間半経ってますよ!

サカキ:ていうか、今回のコレはギャラ発生しないんですか?

サイコ:ええええええええええええ
SHOWCASEあげるんで勘弁してください アヴリルのカレンダー付

すけっじ:年下にたかるんじゃありません!(笑)>サカキ

サカキ:いや、こちとらガキの使いじゃないんですよ(上手い!)

サイコ:何だこの展開(笑)

サカキ:↑ここらへんはもちろんカットで・笑

すけっじ:うわ、正直うまいわ・・・(笑)

サカキ:Saicishから拒絶されそうだわ

サイコ:女子からキモイって?(笑)

すけっじ:例のガーリィパーティーでまたネタにされるわけだ。



すけっじ:はい、お疲れ様でしたー。

サカキ:おつかれーす

サイコ:こちらこそ、どうもありがとうございました







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